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小学5年の少女を強姦の疑いで教諭を逮捕

2008年06月24日

「まじめな先生」で通っていた中学校教諭が強姦(ごう・かん)容疑で逮捕された23日、行方市立北浦中学校(田口勝弘校長)に衝撃が走った。同校は緊急の記者会見を開いて事情を説明。夜にはPTA役員を集め、生徒の動揺を最小限に抑えるよう対策を話し合った。

 小学校5年生(当時)の女児を07年に強姦した疑いで逮捕された小島秀和容疑者(38)は、校内では「まじめでおとなしい先生」(学校関係者)。副顧問を務める女子テニス部では、朝の練習にもきちんと顔を出す熱心さを見せていた。担当の技術の授業では、時間前から教室で準備していたという。

 同校に子どもを通わせている女性(40)は「信じていた先生だけにショックは大きく、何も考えられない」と話した。
 小島容疑者は両親が校長を務めたこともある教育一家で育った。近所の女性は「しっかりした人だった。子どもに乱暴するなんて、信じられない」と事件との落差にとまどった。

 この日、同校では生徒会の役員選挙があり、それが終わった午後4時半には一斉に下校。生徒たちには事件については知らせなかった。

 田口校長は午後6時から会見を開き、「21日に警察から捜索の電話があるまでまったく知らなかった。24日に全校集会を開いて、生徒たちにおわびしたい」と語った。同席した額賀旭同市教育長も「あるまじき不祥事で逮捕され、心からおわびしたい。一日も早く信頼を回復、生徒たちが動揺を受けないよう対応策を考えたい」と話した。

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