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グリーンピース:「議論巻き起こすのが役割」 佐藤容疑者

 鯨肉入り段ボールを持ち去った事件で逮捕されたグリーンピース・ジャパン(GP)海洋生態系問題担当部長、佐藤潤一容疑者(31)は5月末、毎日新聞の取材に「青森県警と東京地検に一連の行動を説明した文書を送っている」と説明したうえで「議論を巻き起こすのがGPの役割」と今回の行為の理由を話していた。主な一問一答は次の通り。

 --警察に立件される恐れがあっても告発すべき事案だったか。

 ◆ある程度のリスクをとっても、目に見えるもの(鯨肉)を提示し議論すべき問題だ。問題を提起するのが我々の役割で、議論が巻き起こらないなら存在意義がない。

 --窃盗容疑として捜査されることで、鯨肉の横領疑惑が矮小、(わいしょう)化されてしまうとは考えなかったか。

 ◆懸念としてあるが、議論の焦点がずれてしまうのは私たちの望むところではない。グレーゾーンのぎりぎりをついていくのがGPの役割と思う。

 --窃盗容疑についても捜査に協力するか。

 ◆青森県警や検察にかなり詳しく説明した文書を提出している。聞かれれば答えるし、(逮捕までして)捜査する必要はない。

 --今回の横領疑惑の一連の告発行為は、GPとして組織的にやったのか。

 ◆一人ではできないから非常に小さいチームを組んだ。リーダーは私。

毎日新聞 2008年6月20日 15時00分(最終更新 6月20日 15時00分)

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