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舛添厚労相「審議会は壮大なる無責任体制」

 舛添要一厚生労働相は6月24日、東京都の江戸川区医師会が整備している救急体制の視察中、厚労省の審議会などの在り方について言及した現場の医師に対し、「誰が悪いということではなく、壮大なる無責任体制になっている」と述べ、最終的な判断を厚労相が示すことも視野に、審議会などの在り方についても改革の対象としていく考えを示した。

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 視察中、新医師臨床研修制度の創設に携わったとする医師から、大学病院が関係医療機関に派遣している医師を医局に戻す、いわゆる「引きはがし」について、現場の医師の委員や当時の医政局長が懸念していたにもかかわらず、学識経験者の委員から「あり得ないこと」などとして制度の創設を押し切られたとの話題が上った。

 厚労相はこれに対し、中医協や各種の審議会、検討会などについても改革の対象としていく考えを示した。

 「けさも福田康夫首相と話をし、昨日総理が記者会見で『五つの安心プラン』ということで、産科(などの医師不足)の問題のほか、最後に『厚労省の改革をやれ』とおっしゃった。それは役所の改革会議じゃなく、審議会とか、中医協もやっぱり何もしないでいいわけではなく、変えるべきは変えないといけない。審議会がいっぱいあって、ちゃんと機能しているのかというのがある。誰が悪いということじゃなく、壮大なる無責任体制になっている。『審議会に任せりゃいい』『局長はどうする』『医師会はどうしたいですか』とかがある。最終的には厚生労働大臣がきちんと責任を取る。最後は大臣が決める体制をつくらなければいけないと思う。そういうことを審議会なども含めて、改革の対象にすべきと思う」


更新:2008/06/24 19:09   キャリアブレイン


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