マツダが開発したプレマシーハイドロジェンREハイブリッド=横浜市神奈川区
マツダは23日、電気モーターと水素ロータリーエンジンを組み合わせたハイブリッド車を報道陣に公開した。国土交通相の認定が下り、08年度中のリース販売を目指す。7月に開幕する北海道洞爺湖サミットで関係者の送迎に使われる予定だ。
ミニバン「プレマシー」をベースに、電気モーターと独自のロータリーエンジンを搭載。水素燃料で走行した場合、水素を満タン(150リットル、350気圧)にした時の最大走行距離は従来車の2倍の200キロに、最高出力は4割向上した。
15年までに世界で販売するマツダ車の平均燃費を08年比で3割改善させる目標も明らかにした。エンジンやトランスミッション、車台設計の変更で車体を100キロ以上軽くする。新型クリーンディーゼル車も11年に投入する。