露出調教同好会2
メーカー せきらら ジャンル SLG
価格 \8800 起動CD
原画 てってち シナリオ TEAM NGX
ボイス ヒロインフルボイス プレー時間 1play2時間
画面 Full Screen/Window
スキップ 既読/Ctrl/メニュー/スタッフロ−ル
モード CG閲覧/シーン回想/BGM試聴/END確認
機能 スキップ制御/バックログ/オートモード/音量(声)調整/
画像取り込み/名前変更/
ホイール対応
HCG/総数 127/136(1枠複数:登録枠70:シーン数90)

評価
システム ★★★ シス周り ★★★
シナリオ H度 ★★★
グラフィック ★★★★ キャラクター ★★
BGM ★★★ 音声 ★★★★
テンポ ★★★ 難易度 ★★

総合評価(10段階)・・・6


主人公の大高雅之は小児科の新米医師、仕事に慣れ始めている日々ではあるが、周りのナースとはあまり上手くいかず苦悩の日々、しかしある日、頭を痛めている理由の一人でもある前原理恵の自慰行為を目撃、と同時にこちらの覗き見も目撃される。気まずい空気のまま問い詰めてみると、最近、露出癖に気付いた理恵、そして主人公が好きだと言う事。そしてその場に先輩の今津ゆかりが現れて、ゆかりも主人公が好きだと言う事。さらにゆかりに付いて来た高野美紀も主人公が好きだと言う事。まさにドロドロの修羅場に展開するかと思いきや・・・。

私たちの御主人様になって!

と。何と言うか、思わず「ハァ?」とモニターに突っ込んでみたくなりますが、まぁ、勇者になって世界を救うのも、女の子達の御主人様になるのもベクトルは違うが男冥利に尽きるってヤツです。悪かねぇよ。まぁ、お姉ちゃんがお姉ちゃん(トラヴュランス)なら、妹も妹(せきらら)なだけに御都合主義。買う方も覚悟が必要と思われ

とまぁ相変わらずのせきらら模様全開ですが、とりあえずシステム周りを見渡せば、使用しているシステムはCDブロス系のいつものアレ。必要と思われる物はほぼ完備。超快適といかないまでも程好く遊べるのは保証済。しかしながら今回だけは言わせて貰うが、2作前の「メイドさんはアイシテル」でもそうだったが(微妙に違うが)、1日の終わりにのみセーブ可能なのは勘弁して欲しい訳ですね、マジで。いやむしろ、1日が終わるとセーブするかどうか必ず聞いてくるのは不手際ではないかと。しようがしまいが必ず「する/しない」を入力しないといけないのは問題です。これは後で述べますが、このゲームは本編に入ると完全に作業プレーです。それを責めるつもりはありませんが、作業ゲーなら作業ゲーらしいスピーディな進行こそが生命線なのに、ここで一々待ったをかけられるのはどうかと。どうせなら、レイアウトの一環として調教メニューの端にでも設置していれば問題なかったと思われるのだが。

で、ゲームシステムとシナリオですが、調教モードは1日1回、任意の女の子を選んで調教する訳ですが、初めは基本調教だけで数回、そこから野外調教という流れだが、パラメータなどの複雑な数値の増減は一切関係無く、同じ調教の実行回数(殆ど2回)により次の段階の調教が可能になるタイプ。この調教システムに関して語る前に、先にシナリオの具合ですが、プロローグでのやり取りは割とイイ感じで、複数の女の子を巻き込んでのドタバタ劇を見せてくれますが、いざ本編に入るとイベントも殆ど無く、ただただ淡々と調教を繰り返す日々。メイドさんは〜でもそうでしたが「せきららに調教ゲーを作らせるとシナリオはこうなる」というのを再現してくれました。この無味乾燥なシナリオの弊害とは『女の子への感情移入を妨げる』事であり、女の子への個人設定を用意してもシナリオには反映されない。で、ゲームシステムに戻りますが、つまり女の子に感情移入が出来ない調教ほど魅力を感じない物はない訳で、まさに前述したようにシーンを回収する為の作業プレイと化し、そして「Hシーン」としては良くても「調教シーン」としては魅力を感じません。まぁ、簡単に次のシーンが見れるというお手軽さと、露出プレイ自体はそこそこ豊富なので次はどんな露出プレイを見せてくれるのかという、そういう楽しみはあるし、それがウリ。と言うか、このせきららお得意の「お手軽ラブラブ和姦」というコンセプトこそがこの作品をクソと呼ばせない為の予防線ではあるわけだが。

で、サウンド関連ですが、BGMに関しては可もなく不可もなく、派手さは一切無く、ムード音楽に終始している感じです。ただ残念なのは、ゲーム進行が淡々としているのでBGMが胸に焼き付く前に次のシーンに移ってる事が多々あるのでそこの所で損をしている気がしないでもありません。そして音声、主要キャラ3人だけで全体的にロリ声、先輩ですら可愛い系。とは言え喘ぐ場面は喘ぎまくりで、チュパ音もそこそこの演技力なのでエロさはありますが、残念ながらつい最近、チュパ音に関して神扱いを受けた作品が登場してるだけにもはや物足りないと言うプレイヤーが出てもおかしくない。不遇とまでは言い切りませんが、それでも割と頑張ってるので中程度の評価を出してもいいと思います。ただ、それにしても何故に関西弁?(笑)

そして次はHシーンですが、原画はてってちサン。塗りの上手さと相まってエロい体に仕上がっておりますが、相変わらずの『私のマンコを見て〜』なアングルと『マンコ並べてトリプラー』な女体配置には苦笑物ですが、それが好きな人も居るのでその是非は避けますが、とりあえずこの作品におけるエロの方向性は「露出調教」なので必然として調教系のシーンが多くなります。むしろ「ベッドの上で零距離射撃」というノーマルなHの方が珍しいくらいです。で、基本調教を過ぎてからがこの作品の本領発揮、そこから数多くの露出調教シーンへと移行します。シチュとしては野外調教を中心として『野姦、屋外フェラ、屋外オナニー、首輪de散歩(with放尿)、超薄着(+バイブ)』等で、そこから派生系として「分娩室での辱め行為」があり、最終的には「露出調教同好会に参加して奴隷の披露、そしてレズ行為」などですが、全体的に汁気多めで、下着着用の半脱ぎタイプも多い。で、シーン数だけ見ると数が多そうに見えるが2段階調教における「戸惑い→快楽」の2タイプの繰り返しなので旨みに欠ける面も。まぁ、エロ声の演技力は悪くないので実用的はあるが、シーンによってはボイス比率はそれ程高くない事もあるのでオートプレイでの実用性にはやや懐疑的ではある。

では総評です。調教ゲーと謳ってはいるものの、心情の変化や堕ちていく様など、その過程を楽しむ物ではなく、気楽に次々と展開される調教シーン(シーン回収)に没頭するタイプ。正直、これを調教ゲーとは認めたくはないですが、「せきらら謹製のラブラブ和姦調教」とはこういうスタイルなのだと認めた上での購入を検討されたし。また、てってちサンの描くHな体付きの女の子にハァハァ出来るなら問題無し。ゲンガー買い上等。要はその辺りの割り切りこそが最終防衛ライン、むしろ『てってちサンのCG集』と言う見方もあり。まぁ、レビューでは割と叩いてる感じの内容ながら「7」という数字が付いたのも私がゲンガー買いを前提に買ったからという面があります。CG的には割と満足なんですよ、こんな私ですが(笑)

とりあえずサンプルCGはOHPに大量に置かれてるので参考にするのもテ。




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