気象庁は23日、岩手、宮城県境の栗駒山(1627メートル)の火山活動を監視するための地震計が岩手・宮城内陸地震の影響で機能停止していることを明らかにした。
地震計は栗駒山の山頂から約3キロ離れた宮城県栗原市耕英地区に設置されており、14日の地震当日から電気が止まっているため観測できない状態が続いている。現在は山頂から約十数キロ離れた岩手県一関市内で代替的に観測しており、特に噴火の兆候は見られないという。気象庁は新たな地震計の設置を急いでいる。【斎藤広子】
毎日新聞 2008年6月23日 20時19分