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宇都宮での学会で、一番、おおっと思ったのは・・・?
痛みの測定器です!
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写真1:これが痛覚定量分析装置、ペインビジョン(ニプロ社)
写真2:測定原理の図
簡単に説明すると、これまで痛みの程度は、VAS(ビジュアル・アナログ・スケール)という、自覚的な痛みを点数化するスケールが用いられてきましたが、もう少し客観的なスケールが求められていた。
しかし、それはなかなか難しく、そんな器械はできないだろうな、と思われていた。
ところが、日本人である嶋津秀昭氏がこの器械を考案し、ついに製品化されたのである。
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講演を聴いてみて、概略がわかってきた。
まず、痛みを持つ患者さんの前腕の内側に電極を貼り、痛みの神経を刺激しないような電流を流す。
そして、何かを感じたらスイッチを押してもらう。これが、電流知覚閾値である。
次に、電流の強さを上げていって、現在感じている痛みに相当する刺激が来たら、もう一度スイッチを押してもらう。これが、痛み対応電流値である。
この二つの変数を式に入れると、痛み度が算出される。
なるほど・・・
でも、その電流によって感じるものは、一体何なんだ?
そして、現在感じている痛みに相当する刺激って、はっきりわかるものなのだろうか?
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講演が終わってから、直接、嶋津氏に聞いてみた。
「その電流刺激って、痛みじゃないんですよね。どんな感じなんですか?」
「ルルルーッて感じです」
「なるほど・・・。それじゃ、痛みに相当する刺激が来た瞬間って、はっきりわかるんですか?」
「それまでの痛みに向かっていた意識が、すっと新たな刺激の方に移る瞬間があるんです」
「なるほど、こっちが勝ったという瞬間ですね・・・」
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面白いアイデアですネ。
ペインクリニックで、データの蓄積が始まっています。
ある施設の報告では、いい感触を得ているようだ。
関係者の方々には、これを世界に売り出そう、という意気込みが感じられました。
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目玉医者も、データの蓄積に参加してみたいナ♪
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あらゆる感覚の中で、『痛み』というのは、これまでなかなか究明が難しかったですものね。
痛みとともに暮らすのは苦痛ですから、この研究がそういう慢性の痛みを持つ方々に役立つといいですね^^
2008/2/27(水) 午前 7:20
痛みが快感に変わる瞬間はどういう数値がでるんでしょうか?
2008/2/27(水) 午前 7:39
内緒さんは、すごい、と思う派、ですね♪ 同類です。
2008/2/27(水) 午後 9:10
リリカさんは、そういう患者さんとのかかわりもありますよね。他人との比較はさておき、同一人物の痛みの経過をみるには、役に立ちそうな気がします♪
2008/2/27(水) 午後 9:13
HARDYさんの使い道は、そういう方向ですね(笑)。うーん、それはですね、まずこの電極を片手に付けておいて、もう片方の手に痛み刺激を与え、その痛み刺激を強くしていき、その都度、それに対応する刺激電流を測定し、痛みが快感になる直前の数値が近似値になるのではないでしょうか。ただし、痛みが快感になる人じゃないと、使えない方法ですけどね。
2008/2/27(水) 午後 9:19
このような器械が製品として出来ているのですね〜。
「その瞬間」が大切なポイントとなることが面白いです。
私も一度、測定していただきたいな。
2008/2/27(水) 午後 10:11 [ miromesnil9 ]
なかなか面白い器械ですね。実際にやってみたいもので、この実験も興味深いです。
2008/2/27(水) 午後 11:54
miromesniさん、そのポイント、何だか微妙で面白いですよね。勝負、って感じで。「一度、測定していただきたい」・・・? どこか、痛いのですか?
2008/2/28(木) 午前 7:01
まことさんは、どこか痛いですか? 痛みがない人には、針におもりをつけて、負荷をかけていくんですよ。その時、そのおもりを見せている時と、隠している時では、痛み度のばらつき具合が異なってくるそうですよ。このあたりも興味深いです。
2008/2/28(木) 午後 10:08
痛み度のばらつき具合は視覚情報で違ってくるのですか?更に興味深いですね。
2008/2/29(金) 午前 0:00
まことさん、痛みは、本当に、様々な情報の交差点に、様々な形で出現してくるんですね。本当に奥が深いです。
2008/2/29(金) 午後 5:17
痛み測定器の開発は初耳です。今までは問診と表情と熱等で経験地で判断せざるを得なかったのが、具体的な数値で出るようになると治療に役立つ事は間違いないですね。ポチ!
2008/2/29(金) 午後 11:21
昭一郎さんに太鼓判を押してもらった! これはいける、と確信しました♪
2008/3/1(土) 午前 0:35
先日これ、テレビで取り上げていましたよ。採用している病院も結構あるんですね。
2008/3/5(水) 午前 0:39
この器械、2月に機械振興協会会長賞も受賞しているらしいですよ。
2008/3/5(水) 午後 5:40