福田康夫首相は23日、首相官邸で記者会見し、消費税率引き上げについて「2、3年とか長い単位で考えたい。もう少し先の段階だ」と語った。2009年度など早期の消費税増税には慎重姿勢を示した格好で、「決断しなければいけない大事な時期」などとした先週の発言をやや後退させた。首相は同時に、医療体制の強化など社会保障分野の緊急対策を7月中にまとめることも表明した。
消費税率引き上げの是非を巡っては、首相は17日、主要8カ国(G8)の通信社との会見で「かなりの高齢化社会になっていることを考えると道は狭くなっている」などと指摘。09年度からの基礎年金の国庫負担率引き上げなどをにらみ、秋以降の税制抜本改革論議で消費税率引き上げも含めて検討する意向と受け取られた。
(23日 21:46)