2008年6月23日 18時56分更新
久留米市に合併する前の田主丸町が平成5年度から6年度にかけて実施した糖尿病の検査で、採血器具を96人に使い回していたことが分かりました。
これは久留米市が23日、記者会見して発表したものです。
それによりますと、採血器具の使い回しをしていたのは、平成17年に久留米市に合併する前の田主丸町が平成5年度から6年度にかけて現在の田主丸勤労青少年ホームや各公民館で開いた糖尿病の検査です。
採血器具は血糖値を測定する際に使用されるもので、町民を対象とする56回の相談会にあわせて96人が参加したということです。久留米市によりますと、針は毎回交換されていましたが、針を覆う先端部のキャップをその都度消毒して使い回していたということです。
今のところ、肝炎などの健康被害の報告は届いていないということですが、久留米市では24日と来月3日の2日間、午後2時から4時までの間、田主丸勤労青少年ホームで健康相談会と肝炎検査を実施することにしています。検査などの費用は無料です。