元モーニング娘。のメンバー、藤本美貴さん(23)初主演の舞台「HAKANA」(作・横内謙介)の公開舞台稽古が18日、東京・明治座で行われた。
座長として舞台に立つ藤本さんは、「いい方たちばかりですっごく楽しく稽古からやっていて、逆に本番が10日しかないのが寂しい」と話した。
物語は、鬼が墓場の死体から作り、生まれたての赤ん坊のような心をもった絶世の美女・儚(はかな)が主人公。その美貌でおいらんになるが、100日の間に情を交わすと体が溶けてしまうという役柄。劇中は、藤本さんが相手役の大口兼悟さん(26)と抱き合ったり、暴力を振るわれるシーンもある。大口さんは「ラブシーンより暴力シーンに戸惑っている。(ラブシーンは)光栄です」とコメント。対する藤本さんは、「男の人と抱き合ったり手をつなぐことは、なかなかないので、最初はテレてましたけど、最近は『スイマセン』と言いながらやってました。だって、近いんだもん」と、テレていた。
藤本さんは、07年5月にお笑いコンビ・品川庄司の庄司智春さん(32)との岩盤浴デートが報じられ、翌6月にグループを脱退。今年に入り、シンガーソングライターの堀内孝雄さん(58)と競作で、シングル「置き手紙」を今月23日にリリースすることを発表した。今月14日には、同曲のプロモーションのため「TOKYOFM ワンダフルワールド」に生出演し、庄司さんとの交際が順調であることをうかがわせていた。
今回は、一人の男性を思い続ける女性を演じるが、実生活では「基本的には一途だと思います。儚(はかな)のように、そこまで一途な人はいないと思うので、尊敬します。暴力? さすがに私はそれはできないな。そこまで一途になれるといいですね」と話していた。
18日~27日まで、東京・明治座で公演。出演者はこの他、お笑いコンビのレイザーラモンの住谷正樹さん、出渕誠さん、松澤一之さんら。【小林円】
2008年4月17日