ニ長調 の J-POP
ケメ子の歌 (ザ・ダーツ) ニ長調a
♪私の名前は ミスケメ子 あなたは鏡を持ってるの?
吐き気をもよおす その顔で 私を好きになるなんて
嫌い (しょっぼん) 嫌い (しょっぼん) 私はあなたが嫌いです
強烈な詩です。曲調はコミカルなんだけど・・・
片想いの男の子?が ケメ子 を好きになり 日ごとに想いをつのらせ 夢にも見て
勇気を出して告白して 最後にケメ子が言うセリフがこれである
当時中学生だったけど 人生の不条理を痛いほどに感じた
そして今は (ペドロ&カプリシャス) ニ長調
♪そのわけを聞いて 傷つくよりもむしろ 静かに閉まるドアを せめて見つめるの
まだ愛しているの まだあの人といた くせが直らないの 次の恋がくるまで
このグループは何度もボーカルが変わっているけれど この曲のボーカルが1番いい(前野耀子だっけ?)
突然の愛 (あべ静江) ニ長調
♪突然の愛は迷惑でしょうか もっと時間をとおっしゃるのでしょうか
私はこうしておびています あなたの胸が欲しいのです
確かFM愛知の深夜番組でDJをしてた人です 歌手デビューしたとたん全国的に有名になってしまいました
なごり雪 (かぐや姫) ニ長調
♪今 春が来て 君は きれいになった 去年より ずっと きれいになった
1974年にリリースされたかぐや姫の4枚目のアルバム
”三階建の詩”に収録されていた(後にイルカがヘ長調でカバーしている)
各駅停車 (猫) ニ長調
♪各駅停車の汽車を降り 口唇かみしめる
僕の微笑が凍りつくのは 降りだした雪のせいじゃない
猫 は ほぼ かぐや姫と同じ頃に活動し 多くの名曲を残しているが
この曲は メンバーの石山恵三の作曲で 喜多条忠(神田川の作詞者)が詩を書いている
後に かぐや姫 の 伊勢正三 と 猫 の 大久保一久 は それぞれの解散後 風 というグループを結成し
かぐや姫の三階建の詩に収録されていた 22歳の別れ をカバーしてデビューした
亜麻色の髪の乙女 (島谷ひとみ) ニ長調
♪亜麻色の長い髪を風がやさしきつつむ 乙女は胸に白い花束を 羽のように丘をくだりやさしい彼のもとへ
少し前に 娘。たちも ガレージ という番組でカバーしてCDも出ていた
原曲は60年代のGS ヴィレッジシンガーズのもので 作曲はドラゴンクエストでおなじみの すぎやまこういち
昔の曲なので音域が狭く 最高音も最低音もB(1オクターブしかない)なので
男性が女性の1オクターブ下で歌えば みんなで歌う こともできる
現在のように音域が広いと どんなキーに移調しても男性か女性のいずれかが苦しいし
男性の曲をふつうの男性が歌いきれない ということもあるが
60年代の曲では まずそんなことはおきない 狭い音域のなかでいかに曲を作るか というのも作曲の技術だったと思う
DからAへ(つまりルートから属音へ)音階的に上昇していくフレーズが印象的だが
これはドラゴンクエストにも用いられている