6月23日(ブルームバーグ):ブルームバーグ・ニュースが集計したデー
タによると、ペルシャ湾に係留されているイランの原油超大型タンカーの貯蔵
能力は、サウジアラビアが計画している増産量の5カ月分に相当する可能性が
ある。サウジは過去最高水準にある原油相場の上昇を抑制するため、増産する
方針を示している。
サウジは22日、ジッダで開催された主要産油国と消費国との閣僚会合で、
7月に原油生産を日量20万バレル引き上げる方針を表明した。サウジとイラン
は世界の2大産油国。
データによると、ペルシャ湾で待機しているイランの超大型タンカーは13
-15隻で、積載能力は最大3000万バレル。イランはタンカーに積載されている
原油の量を明らかにしていない。国営イラン石油公社(NIOC)のエグゼク
ティブディレクター、ホヤトラ・ガニミファード氏は2日、製油所で例年の定
期修理が実施されている間、一部のタンカーが原油を貯蔵していると述べた。
きょうのチャートはイランのタンカー16隻の一覧。ブルームバーグの端末
上のデータによると、このうち13隻はイランのカーグ島にある原油積み込み施
設や近隣のソルーシュ・ターミナルに係留されている。
ガニミファード氏は、製油所の定期修理が終了すれば硫黄分の多いイラン
産原油の処理が再開されるため「タンカーの数は6月末までに減少するだろう」
との見通しを示している。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
東京 堀江 広美 Hiromi Horie
hhorie@bloomberg.net Editor:Naoya Abe
記事に関する記者への問い合わせ先:
Lee J. Miller in Bangkok at
lmiller@bloomberg.net
Alaric Nightingale in London at
Anightingal1@bloomberg.net