・上層の出身階層で育った子弟は、その家庭環境からして教育を受けることをはじめとして、仕事においても努力をする意欲を強く持つのに対して、低い階層の子弟ではそれが弱くならざるをえない。
・学校外での学習時間は、低い階層の子弟ほど少ない。
・「落第しない程度の成績でよい」と考えている比率は、低い階層の子弟ほど高い。
■参考文献
「封印される不平等」 橘木俊詔編著 苅谷剛彦+斉藤貴男 佐藤俊樹 東洋経済
世間一般では、学校での勉強や仕事において努力をする意欲は、社会階層を問わず、人間みな平等にあるものだと考えられていると思いますが、現実はそう甘いものではないようです。