中国鉄鋼情報サイトの「我的鋼鉄」が提供する最新市場分析によれば、中国の鉄鋼市場は4月に消費最盛期を迎え、鉄鋼価格が全面的に上昇している模様。
先週、中国国内の鉄鋼市場で、建築鋼材価格が全体的に上昇し、上海、杭州、南京などの華東地区の上昇幅が最も多く、1トンあたり、平均80元―100元上昇したという。
また、中厚板価格も大幅に増加し、天津、北京、石家荘、瀋陽、ウルムチなどの北方市場で、1トンあたり200元ほど上昇した。
また、コールド・ローリング鋼板、熱間圧延鋼板などの価格も小幅に上昇している。
鉄鋼在庫量が引き続き減少しており、国際鉄鋼市場における値上げ情勢、中東地区の需要量増加ならびに原材料価格の高止まりなどが原因で、中国国内の鋼材価格、特に建築鋼材価格は引き続き小幅に上昇すると見込まれている。
(China Press 編集部:XJ)