社会
飲酒運転怖さ知って 尼崎3人死亡、23日で1年
兵庫県警は、後を絶たない常習飲酒者による交通事故を受け、飲酒運転で免許停止処分を受けた人を対象に、アルコールの怖さなどについて学ぶ「飲酒学級」を義務化するなど、対策に乗り出している。飲酒運転者への相談窓口を設け、専門の医療機関などの情報提供も実施。尼崎で三人が亡くなった事故から二十三日で一年。県警は飲酒運転事故の根絶を目指す。
飲酒学級は、運転免許停止処分者講習の参加者に実施し、県警運転免許試験場(明石市)で昨年四月、不定期で開催。今年二月から飲酒運転処分者と飲酒違反歴のある人全員に義務付けた。飲酒運転の危険性やアルコール依存症の症状などを説明。飲酒事故を起こした主人公が破滅の人生を歩む内容のビデオを鑑賞する。五月までに延べ千三百六十三人が受講した。
一月からは、飲酒運転者らへの相談窓口を同試験場に設置。断酒に取り組もうとする運転者や家族らに、専門の医療機関などを情報提供する。県警は「専門機関の支援や周囲の協力で、飲酒運転を止められることもある。悲惨な事故を繰り返さないためにも利用してほしい」としている。
尼崎市で昨年六月二十三日、常習飲酒運転の男の車が三人を死亡させた事故が起き、対応が急務となっていた。
県警によると、今年一-五月の飲酒運転摘発者は七百四十三人。飲酒運転の厳罰化などで、前年比で半減した。(斉藤絵美)
(6/23 09:24)
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