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				夜間・早朝の診察時間延長は2割 開業医対象の報酬加算
 病院勤務医の負担軽減のため、4月から開業医を対象に実施している夜間・早朝診療の報酬加算で、県内では5月末までに148の診療所が秋田社会保険事務局に加算の届け出をした。
 開業医全体の2割余りが手続きを済ませた格好だが、ほとんどがこれまで時間外加算なしで夜間診療してきたところで、加算を機に診察時間を延長するといった目立った動きはいまのところみられない。軽症患者を開業医に誘導しようという国の試みだが、医師の間では「掛け声倒れだ」との指摘も出ている。
 4月の診療報酬改定では、開業医が午前6—8時と午後6—10時に診察した場合の報酬を、患者一人当たり500円(50点)加算。軽症患者の受診を診療所に促し、病院が入院患者や救急対応に専念できるようにするのが狙いだ。
 同事務局によると、県内の診療所655カ所のうち、報酬加算の届け出をしたのは23%の148カ所。このうち、診療時間延長の手続きをした上で届け出をした診療所は「ごくわずか」(同事務局保険課)で、早朝の時間帯については「未集計だが、診察時間の変更届は1件もないはず」(同)という。
 届け出をしていない県央部の診療所の医師も「医師や看護師が24時間いる有床診療所は別かもしれないが、無床診療所では割に合わない」と本音を漏らす。県保険医協会も「この点数では、勤務医対策にならないと思う。国の予算の枠内で考えた小手先の対応だ」と手厳しい。
(2008/06/23 09:21 更新)
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