岡山放送局

2008年6月22日 21時1分更新

財政問題で市長会と意見交換


岡山県の石井知事は22日岡山市で開かれた臨時の市長会で県の危機的な財政状況について説明し、市長らからは「市町村としっかりと意見交換を行った上で県の財政改革案をつくってほしい」という意見が出されました。

臨時の市長会には、県内15の市の市長や副市長が出席しました。はじめに石井知事が県の厳しい財政状況を受けて進める改革について「市町村や県議会などの意見を聞きながら9月までに基本的な考え方を出していきたい」と述べました。

続いて担当者が県の財政状況を説明した後、知事と市長らが、県が今後まとめる財政改革案について意見を交わしました。
市長らからは県の補助を受けている市町村の事業に今年度から影響がでるのかという質問が出され、石井知事は、「今年度の事業については、見直しの対象としていない」と説明しました。

このほか、「人件費の削減のために、県の組織の思い切った改革が必要ではないか」とか「経費の削減のため県の事務の一部を市町村が分担するかどうかについては双方が納得した上で結論を出すべきだ」といった意見が出されました。