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【国際】

北朝鮮 ウラン濃縮新証拠 米紙報道 提出資料にデータ

2008年6月22日 朝刊

 【ワシントン=立尾良二】二十一日付の米紙ワシントン・ポストは、北朝鮮が米国に提出した核施設の稼働記録の中に、北朝鮮が否定している高濃縮ウランの新たな痕跡が発見されたと報じた。同国は今週中にも核計画を申告するとみられるが、申告内容の検証に影響を与えるのは必至だ。

 同紙によると、北朝鮮が五月に米国へ渡した寧辺(ニョンビョン)の核施設の稼働記録約一万八千ページは、北朝鮮が抽出したプルトニウムの量を検証するのに役立つとされていた。

 しかし、プルトニウムとは別の核兵器原料である高濃縮ウランのデータが予備的検証段階ながら見つかったという。

 ライス米国務長官も十八日にワシントン市内で行った講演で、「北朝鮮のウラン濃縮活動の可能性を示す追加的情報に困惑している。この情報は北朝鮮への対応に懐疑的にならざるを得ないと再認識させる」と発言した。

 米国は、大幅に遅れている核計画の申告にプルトニウムの量だけでなく、シリアへの核技術の拡散や高濃縮ウラン計画も含めるよう要求している。

 

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