ISOイメージをつくってDVD-R/+Rに焼く (DVD Shrink,ImgToolClassic)
市販やレンタルのDVDビデオと同じものをつくるには,ディスクイメージ(ISOイメージ)をつくってからイメージ焼きする。データ焼きでもパソコンや最新型の据置型DVDビデオプレーヤーでは再生できるが,旧型の据置型DVDビデオプレーヤー,PS2では再生できない場合がある。ここではISOイメージに対応したライティングツールをいくつか紹介するが,DVDドライバに付属のライティングツールでももちろんよい。
このような細かい手順が面倒ならば有償のオーサリングライティングツールを勧める。
例えば,WinCDR 7.0 ULTIMATE DVD,B's Recorder GOLD,Ulead DVD MovieWriterなどなど。
◆◆0◆◆ 用意するソフトウエア
1.DVD Shrink
DVDビデオファイルからISOイメージに変換(フリーソフト)
2.ImgTool Classic
DVDビデオファイルからISOイメージに変換(フリーソフト)
3.DVD Decrypter
リッピングツール,イメージ焼きツール(フリーソフト)
4.RecordNow
ライティングツール(たまたま筆者のパソコンにバンドルされていた)
イメージ焼きモードがある
5.Ulead DVD MovieWriter
オーサリングライティングツール(たまたま筆者のパソコンにバンドルされていた)
MPEG-2から一気にDVDビデオディスクに焼けるがここではイメージ焼きをやってみる
◆◆1◆◆DVDビデオファイルからISOイメージに変換(DVD Shrink)
DVD Shrinkは,DVDビデオディスクからリッピング,再圧縮をしながらISOイメージをつくることができる。が,ここでは,パソコン内のDVDビデオファイルからISOイメージをつくる方法を紹介する。
パソコン内のDVDビデオファイルのディスクに相当するフォルダ(VIDEO_TSフォルダの上位フォルダ)を開く。
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DVDビデオファイルがDVD1枚分に収まっていた(バーが緑だけで赤がないとき)なら非圧縮でバックアップする。出力先やボリュームラベルなどを設定してOKをクリックする。
DVDビデオファイルがDVD1枚分以上なら圧縮設定を自動にすればDVD1枚分に収まる再圧縮率を選んでくれる。
【重要な注意】非圧縮とは圧縮されていない無圧縮とは違う。ただ単に再圧縮(再エンコード)しないだけである。高画質を保つためには再圧縮の回数は最小限にしよう。
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◆◆2◆◆ DVDビデオファイルからISOイメージに変換(ImgToolClassic)
1.「ImgTool Classic」を起動する。
2.ISOイメージを1GBに分割してDVD Decrypterで焼きたい場合は次の設定をする。
【重要な注意】Win95/98/Me(Win9x)ではハードディスクの形式がFAT32であり4GB(ギガバイト)以上を扱えないので分割にチェックすること。分割されたISOイメージはDVD Decrypterでのみ焼ける。Win2000/XPでは分割の必要なし。
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3.DVDビデオファイルがある「VIDEO_TS」フォルダの上位フォルダ(ディスクに相当)を「入力ディレクトリ」として設定する。「AUDIO_TS」フォルダはあってもよいがなくても自動的につくられる。
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4.「ボリュームID」を適当に設定して「出力先ファイル」を設定する。フォルダは事前に準備しておく。ISOファイルの名称を適当に設定する(ボリュームIDと同じでもよい)。
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5.「イメージ」ボタンをクリックすると変換が始まる。
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◆◆3◆◆ISOイメージファイルをDVD-R/+Rに焼く。(RecordNow)
DVDドライバに付属しているライティングツールなら何でもよいが,たまたま筆者のパソコンにバンドルされていたものを一例として紹介する。
【重要な注意】DVDを焼いているときはパソコンの性能の限界を使っている。ちょっとしたことで失敗してしまう。注意事項は「FAQ(よくある質問)」を参照してほしい。
1.RecordNowを起動する。
2.「イメージ」をクリックする。
【重要な注意】データ焼きではなくイメージ焼きを選ぶ。
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3.「ファイル追加」をクリックしてISOイメージファイルを読み込む。
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3.赤丸ボタンをクリックすると焼きが始まる。作成ばかりでなく,テストとベリファイをやれば完璧だ。
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◆◆4◆◆ISOイメージファイルをDVD-R/+Rに焼く。(DVD MovieWriter)
DVD MovieWriterはMPEG-2から直接にDVDビデオを焼けるオーサリングライティングツールだが,ここでは,ISOイメージをイメージ焼きするのを紹介する。DVD MovieWriterはたまたま筆者のパソコンにバンドルされていたが他のオーサリングライティングツールでも似たようなものである。
1.DVD MovieWriterを起動する。
2.「ディスクイメージから書き込み」をクリックする。
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3.「開く」をクリックしてISOイメージファイルを読み込む。
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4.「ディスクへ書き込み」をクリックすると焼きが始まる。
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◆◆5◆◆ISOイメージファイルをDVD-R/+Rに焼く。(DVD Decrypter)
1.リッピングツール「DVD Decrypter」を起動する。
2.メニューバー「モード」→「ISO」→「書き込み」を選択する。
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3.「書き込み速度」はDVDディスクの仕様とDVDドライブの仕様の遅い方に合わせる。仕様が判らないときは「MAX」でも問題ないはず。問題が出たら「×1」にするしかない。
【重要な注意】書き込み速度は遅いほど確実である。PS2でも読めるようにするには「×1」がよい。
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4.「入力元」にISOイメージファイルのディレクトリーを設定する。
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5.「BURN-Proof」がチェックされているのを確認してスタートボタンをクリックする。
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「完了」が99%になったまま止まらないバグがあるようだが,強制的に終了してよい。
◆◆6◆◆DVDビデオディスクのチェック(DVD Shrink)
DVDビデオディスクがうまく焼けたかチェックするにはDVD Shrinkに読み込んでみればよい。DVD Shrinkが勝手にチェックしてくれる。さらに細かいチェックをするには詳細な分析を実行すればよい。
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