多彩なメニュー作成機能を備えたDVD オーサリングソフト「DVDStyler」。
DVDStyler
● DVDStyler
MPEG-1 / 2 形式の動画ファイルを、メニュー付きのDVD データに変換することができるソフト。
作成したDVD データをそのままライティングする機能や、
ISO イメージファイル
を作成する機能、
メニューを複数作成する機能 などを備えています。
「DVDStyler」は、MPEG1 / 2 ファイルをDVD データに変換することができるソフトです。
中々自由度の高いメニュー作成機能を備えているところが特徴的で、メニューを複数作成したり、
メニューの背景に動画を使用したり、メニュー内のジャンプボタン(リンクボタン)に任意の画像を
使用したりすることができます。
対応している入力フォーマットは、mpg / VOB。
メニューの背景に使えるファイルは、mpg / VOB / bmp / jpg※1。
※1
ただし、動画を背景にした場合、(メニューの)音声は無効になり、ジャンプボタンの配置が
おかしくなることがある。
ジャンプボタンの素材として使うことができるのは、bmp / jpg 形式の画像ファイル。
使い方は以下の通りです。
基本編
- まず最初に、メニューの背景にしたい画像ファイルを、
- C:¥ 〜 DVDStyler¥backgrounds
内に入れておきます。
(背景画像はデフォルトでいくつか用意されているので、この作業は必須ではない)
- 素材とする動画ファイルの名前に日本語が含まれている場合は、それを適当な半角文字列の
名前に変更しておきます。
また、パスに日本語が含まれている場合は、ファイルを日本語が含まれないフォルダに
移動しておきます※2。
※2
例) × 「C:¥思い出¥2007」 → ○ 「C:¥DVD」
- 「DVDStyler.exe」を実行します。
メニューバーの「構成」 → 「設定」を選択。
- 設定ウインドウが開くので、「表示言語」欄で「日本語」を選択します。
同様に、「Default video format」欄で「NTSC 720x480」を、「Default audio format」欄で
「AC3」を選択します。
- メニューバーの「DVD」 → 「オプション」を選択。
「Volume name」欄に、これから作成するDVD のボリュームラベル(名前)を入力します。
そして「Video Format」が「NTSC 720x480」に、「Audio Format」が「AC3」になっている
ことを確認します。
素材登録編
- 画面左にあるタブを、「フォルダ」に切り替えます。
フォルダツリーが表示されるので、DVD データに変換したい動画が入っているフォルダを
選択します。
- フォルダを選択すると、中に入っているファイルが一覧表示されます。
この中から、DVD に変換したいファイルを画面下の「メニュー1」と書かれたところまで
ドラッグ&ドロップします。
- ドロップしたファイルのうち、いずれか一つを右クリック → 「プロパティ」を選択します。
ここで、該当タイトルに関する様々な設定を行います。
- チャプターを打ちたい場合は、「チャプタ位置」欄にチャプターの時間を入力します※3。
※3 チャプターを複数打つ場合は、半角カンマで区切る。
例) 5:30,7:30,12:00
チャプターを打ちたくない場合は、空欄でよい。
「ポスト・コマンド」欄で、該当タイトル再生後の動作を指定します※4。
※4
「call menu」は、メニューに戻る。
「jump title ○」は、○ 番目のタイトルにジャンプする。
空欄にすると、次のタイトルに進む。
- そのまま「音声 / 映像の設定」ボタンをクリックします。
ここで、
- 「音声」を「ac3」に、
- 「サンプリング・レート」を「48khz」に切り替え、
- 「表示言語」欄に「ja」と入力します。
- さらに、「フォーマット」を「NTSC」に切り替え、
- 「アスペクト比」を、元の動画と同じものにします。
設定したら、「OK」ボタンをクリックします。
この「音声 / 映像の設定」は、他のタイトルにも反映されます。
- メイン画面に戻り、他のタイトルを右クリック → 「プロパティ」を選択、
先ほどと同じように、チャプターや再生終了後の動作を設定します。
メニュー作成編
- 画面左にあるタブを、「背景画像」に切り替えます。
背景画像として指定できるファイルのサムネイル一覧が表示されます。
この中から、背景として設定したいものを画面右側のプレビューウインドウにドラッグ&
ドロップします※5。
※5
メニューの背景に動画を使う場合は、メニューを右クリック → 「プロパティ」を選択し、
「イメージ画像」欄で背景動画を指定する。
ドロップした画像は、マウスドラッグで位置を調整することができるほか、画像の角に
マウスカーソルを合せてドラッグすることで、大きさを調整することができます。
- 画面左にあるタブを、「ボタン」に切り替えます。
すると、ジャンプボタン※6 として登録できるオブジェクトが一覧表示されます。
※6 各タイトルやチャプター、メニューへジャンプできるボタン。
ジャンプボタンをテキストにする場合は、「button」というテキストを選択し、そのまま右の
プレビューウインドウまでドラッグ&ドロップします。
ジャンプボタンを画像にする場合は、白い四角枠をプレビューウインドウまでドラッグ&
ドロップ。
これらのボタンは、背景画像と同じようにマウスドラッグで位置や大きさを調整することが
できます。
- さらに、ボタン上で右クリック → 「プロパティ」から、文字列や画像、色、ジャンプ先 などを
カスタマイズすることができます。
- ボタンをクリックした時に、特定のタイトル / チャプターにジャンプさせるには、
「ジャンプ先」欄で移動先のタイトルやチャプターを指定します。
- 「button」を任意の文字列にしたい場合は、「Label」欄のテキストを変更します※7。
※7 必要に応じ、フォントの設定も行う。
- 白い四角枠をボタンにした場合は、「Image」欄で任意の画像ファイルを
指定します。
- メニューは複数作成することもできます。
メニューを複数作成する場合は、既にある「メニュー1」を右クリックし、「追加」 →
「メニュー」を選択します。
メニューを複数作成した場合は、「メニュー1」内にある任意のボタンのリンク先を
「メニュー2」にしたり、任意のタイトルの「ポスト・コマンド」を「call menu 2」にしておきます。
- 最後に、「ファイル」 → 「DVD に書き込み」を選択し、保存先のフォルダや書き込み先の
ドライブを指定 → 「開始」ボタンを押せばOK。
「生成のみ」にすると、「AUDIO_TS」と「VIDEO_TS」フォルダのみを作成します。
「ISO イメージファイルを作成」にすると、イメージファイルのみを作成します。
尚、「DVDStyler」を使っていると、「DVD に書き込み」を選択した後に「キーを入力して下さい」というような
ダイアログが表示される場合があります。
このダイアログに入力するキーは、
このページ(寄付ページ)
で取得することができます。
(0 $ でもOK)
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