ニュース「Winnyにハマった懲戒免職までの日々」――空自が“自虐ポスター”「Winnyにハマった懲戒免職までの日々」「私が情報を漏らしました 元自衛官が実名告白」――航空自衛隊が“自虐ネタ”満載の情報漏えい防止ポスターを製作した。2008年06月20日 16時40分 更新
「私が情報を漏らしました 元自衛官が実名告白」……衝撃的な“見出し”が並ぶ「週刊秘密保全」の広告。実はこれ、航空自衛隊が隊員に情報の漏洩(ろうえい)や流出の防止を呼びかける秘密保全がテーマの啓発ポスターなのだ。週刊誌の車内つり広告をまねたユニークな発想と、“自虐的”な見出しが空自内で話題となっている。全国の部隊で掲示されているが、その効果は!? “見出し”に見立てた標語には「家族にも内緒で毎晩ファイル共有ソフト」「Winnyにハマった懲戒免職までの日々」「どんだけ〜!公私の区別がつかない隊員達 平気で秘密文章をコピー、仕事を家に持ち帰る上官」などと続く。 また、実名告白した元自衛官の顔写真をモザイクをかけて登場させている。 極めつけは、空自トップの田母神俊雄航空幕僚長が会見で使って物議を醸した「そんなの関係ねぇ」を使った「そんなの関係ねぇでは済まされない あなたのパソコン緊急点検ポイント100」。 このポスターを正式採用した空自に対し、陸上自衛隊などからは「われわれの組織では考えられない」との声も。 ポスターを企画した航空幕僚監部調査課によると、昨年9月に空自全部隊に応募を呼びかけたところ、約500作品が集まった。その中から厳正な審査で5点が採用となったが、「週刊秘密保全」は最高の評価だったという。5点のポスターは6月から全国の部隊で掲示されている。 関連記事
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