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日付をまたいで組合側との交渉を行う橋下知事(左端)=21日未明、大阪府庁

橋下知事と大阪府労連、人件費削減案巡る徹夜交渉が決裂

 大阪府の橋下徹知事が打ち出した府職員の人件費削減案を巡り、20日夜から始まった知事と労働組合2団体との交渉は21日も続いた。連合系の大阪府労働組合連合会(府労連)とは7時間の激論の末、同日早朝に決裂し、1950年の府労連結成以来初めての労使交渉の決裂となった。続いて全労連系の大阪府関係労働組合連合会(府労組連)との交渉に入っている。

 20日午後10時ごろから始まった府労連との交渉で、知事側は通勤手当など約800万円分の削減撤回を提案。しかし人件費削減案自体の撤回を求めていた府労連は「誠実な交渉は感謝するが、決裂と表明せざるを得ない」と強硬姿勢を崩さず、ほとんど休みなく続いた交渉は21日午前5時過ぎに決裂した。

 午前6時半から始まった全労連系の大阪府関係労働組合連合会(府労組連)との交渉は、府立高校の非常勤職員の契約打ち切りなどを巡って紛糾。非常勤職員らが「私たちは働きたいだけ。(重点政策に盛り込んだ)イルミネーションよりも優先順位が低いのか」などと口々に抗議の声を上げた。(10:38)

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