イラン最大銀行の資産凍結 米英、制裁強化で合意【ロンドン16日共同】ブッシュ米大統領は16日、ロンドンの英首相官邸でブラウン首相と会談し、ウラン濃縮活動を停止した場合の「包括的見返り案」を拒否する姿勢を示しているイランへの制裁強化で合意した。首相は会談後の共同記者会見で、米国に倣ってイラン最大の国営メリ銀行の在英資産を凍結、石油などに関する新制裁を発動する方針を明らかにした。 首相は旧政権タリバン残存勢力などによるテロが続くアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)に英部隊を増派するとも表明。イラク駐留部隊については「人工的な撤退期限は設定しない」と述べ、治安の改善に応じて削減を進めることで米側と一致した。 国連安全保障理事会の制裁決議を拒否し、濃縮を続けるイランへの圧力強化を目指したブッシュ大統領の9日からの欧州6カ国歴訪で、具体的な制裁強化策を打ち出したのは英国が初めて。ブラウン首相は米側の要請に応えることで、米英同盟重視の姿勢を示した。
【共同通信】
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