【ジャカルタ井田純】日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づいて日本に派遣されるインドネシア人看護師と介護福祉士候補者への面接が21日、ジャカルタで終了した。日本側窓口機関の国際厚生事業団によると、インドネシア側の選考を経て面接を受けたのは、看護師候補が176人、介護福祉士候補が137人で、いずれも初年度の受け入れ枠(看護師200人、介護福祉士300人)に達しなかった。
日本の国会承認が5月中旬で、告知・募集期間が短かったことが主な理由という。ただ、インドネシア側は実際の応募者数を明らかにしていない。同事業団の担当者は「受け入れ枠は下回ったものの、優秀な人材が集まった」と話している。
今後、受け入れ先となる日本の病院・施設を決め、介護福祉士候補は7月下旬、看護師候補は8月上旬に来日。日本語などの研修を半年間受けた後、就労しながら国家資格取得を目指す。
日本側の受け入れ希望人数は看護師が173人(64法人)、介護福祉士が307人(118法人)。
毎日新聞 2008年6月21日 20時31分(最終更新 6月21日 22時22分)