2007年12月13日
ロバの会学習会 その３
まずは、「戦時中のカトリック信仰迫害について述べているところに、事実の誇張、歪曲があるし、極端に言えば歴史的事実の改竄を敢えてしていること」について述べたい。
学習会当日、自分も質疑応答の際、次のような３つの事例を挙げ、本当に戦前の日本でカトリックへの弾圧が行われたのか、問いただした。
�…杭蠅梁緝重�カトリック教会である大浦天主堂が、昭和８年１月２３日、文部省（当時）により国宝に指定されたこと（http://www9.ocn.ne.jp/~oura/index.htm）。
もし、昭和８年同時、本当にカトリック弾圧が行われていたのであれば、その象徴的な代表的建造物である『大浦天主堂』などは破却の対象にこそなれ、国宝として指定を受けられるはずはないのではないだろうか？
�∀型�徒に伺うと、海軍兵学校（http://www2b.biglobe.ne.jp/~yorozu/hyoushi.html）在学中、きちんとミサに与ることができたということ。
もし、当時、カトリックが弾圧行われていたとしたら、ミサに与るための外出などできようもないはずであろう。教官が生徒の隠し持っていた聖書を床に叩き捨て、「踏みつけてみろ」などと要求するのは、映画の中だけの話ではないだろうか？
老信徒の話は今の内に、しっかりと聴いておくべきことである。
��所謂『上智大学生靖国神社参拝拒否事件』。昭和７年春、軍事教練の配属将校が学生を靖国神社まで引率し、行軍したとき、カトリック信者の学生が参拝しなかった。このことを将校が激怒し、陸軍と大学との対立に発展したといわれる事件である。この事件に関わった人物として、『麹町警察署長』が登場する。この『麹町警察署長』はカトリック信徒であったということ。
もし、当時、カトリックが弾圧されていたのであれば、自分がカトリック信徒であることが明らかになれば、大変なことである。今で言えば、オウム真理教信者が公安調査庁職員をしているようなものであろうか？
実際、北朝鮮では、カトリック信徒の成分は極めて低く、敵対階層に属している。もちろん、就業にも制限があり、公務員には到底なれないはずである。
当時、カトリックが弾圧の対象であったなら、その信徒がどうして警察署長−しかも、麹町警察署長−などの要職に就くことができたのであろうか？
この頬白親父の問への回答として、学習会で配られた資料『信教弾圧の犠牲となられた小山宗佑牧師−菊池すみ』が紹介された。内容は、戦時中のホーリネス教会弾圧の話。そして、自分の質問への回答はうやむやに。
少なくとも、『信教の自由と政教分離』に書かれているようなカトリック教会への弾圧は証明されなかった。
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この記事へのコメント
正平教やそのシンパが言っていることはたしかに事実に反し酷いと思うけど、戦前の日本が大々的に国家に優遇を受けており、今より良い環境だったというのは、正平教とは逆の意味で極端な考えで、明らかに正しくない。
うーん
誰がそんな主張をしているのでしょう。
困ったことです。あらためていただきたいです。
彦左衛門も彼から信仰勉強に妨害を受けたなんて話はきいていません。
むしろ当時の共産党取締りの特高警察は、元共産党員がカトリックになることを歓迎していたんじゃないかな。
戦前、戦時中、末端での嫌がらせに類したものはあったかも知れないが、また奄美での地方官憲による暴発は例外として、教会が、政府によって迫害されたなんていうことは、歴史の歪曲、改竄であり、イデオロギー的宣伝以外じゃない。
大体、一方で迫害があったと言いながら、他方で、教会は侵略戦争に加担した、これに反対する預言者的任務をおろそかにしたと、言うのは、何か矛盾しているんじゃないか。
政府に従順に協力している教会を何故又政府が迫害しなければならなかったのか、その辺のこと説明してくれなければ、信徒は混乱するだけじゃないか。
大変失礼になるが、彦左衛門、頭が混乱しているのは正平協とこれに同調している、司教さんたちじゃないかと思えて来る。
http://www.tokyo.catholic.jp/text/kyokunews/1974/k006.htm