2008-06-21
お願い
関係者の方へ。当該HPは従前より詳細なアクセス記録を取っております。業務中等にアクセスされますと、いつどのPCからアクセスし、どの頁を閲覧したか、機種、OS等を含めて詳細に辿ることが出来ます。あくまで楽器の好きな仲間のための個人サイトですので、楽器に興味のない方の不必要なアクセスは今後一切ご遠慮願います。勝手なお願いで誠に申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。管理者
anonymouseとは?
前任地の学校では、学校全体のネットワークに関する管理者を担当していた。物理アドレスの割当量は割と大きく現職場の4倍程度になると思う。ここ数日、個人的な趣味のサイトに対してそれ以外の方よりのアクセスが多発して非常に困った。昨日の日記に記載した通りである。また、わざわざ本ホームページのことをご連絡いただいた御仁についてはアドレス、ご職業、ご芳名、ご住所等の詳細情報をすでに掌握しているので、今後アクセスは絶対にご遠慮願いたいと思う。本ホームページは、あくまで個人的な趣味のサイトなので、それを超える介入はイリーガルであることを十分ご理解いただきたい。
今回のことを思い返して、気になったことがあった。ホームページにアクセスするということは、利用者側から見るとあたかも自分のパソコンの画面に、相手方の画面情報のみを引き込んだものと思いがちだ。相手方には自分が誰かもわからないまま、こっそりと不特定の名前でアクセスして、決して自分自身が特定さていないと思っている。
インターネットが普及する以前の情報の伝達の手段としてFAXがある。文章以外に画像も送れて便利であり、今でも頻繁に使っている。FAXで送る際、電話の音をONにしていると、「ピー・ヒョロロー・ピー」という独特の音がする。これは「何やってんの?」と思う。FAXの電話機は「ピー・ヒョロロー・ピー」という短い時間で実に多くの作業を行っている。
「もしもし私こと電話番号○○番の○○と申します。今からFAX送りたいのですがそちらは大丈夫ですか?」「いらっしゃいませ、電話番号○○番の○○様、了解しました。こちらは受信OKです。」「では送信速度の確認をさせていただきます。」「大丈夫ならばその時点で大丈夫と言いますので、そちらから順に送信してみてください。」「了解しました。じゃあおくりますね。」「あっ、3つめのその速度で結構です。じゃあ、もう一度その速度のところだけもう一度送っていただけますか?」「わかりました。3つめのその速度で送りますので、再度ご確認ください。」「大丈夫でした。受信できました。じゃあ、今回の送信速度はこの速度でお願いします。」「次は、印字の品質と紙の大きさのことなんですが、○○様の原稿の大きさと品質などなどはいかがしましょうか....」のような、受け答えが延々とされて始めてFAXが送られる。
インターネットではさらに詳細な情報のやりとりが行われる。このやりとりの手順をまとめたものを「プロトコル」と呼んでいる。実際にネットでアクセスすると、自分の氏素性をしっかり明らかにした後で、しかも、相手さんのパソコンまでわざわざ出向いていってパソコン操作をやるのと同じと思う。状況は以下の通りだ。
先方のパソコンまで出向いていって、椅子に座るとちょっと違和感を感じる。視線が気になって、ふと横を見ると、そこには管理者という「喪黒福造 」のゆな気味悪いオヤジが座っていて、しっかり操作を見ている。「鬱陶しいからあっちいけよ」というと「私こと見えるようで、実は見えない黒子でございますので、お気になさらないでください。」という。かなり少し気持ちは悪いけど、しかたないので気にしないで、その状況下で、キーボードやマウスの操作をすることにした。こんな状況だと思う。
これは、パソコンのDOS窓を開いて、ftpサイトにanonymouseでアクセスするのとは全く異なる。管理者にはこちらがわの操作の状況が丸見えである。へたにエッチにサイトに接続しようものなら「○○様、いらっしゃいませ。まあ、またそこをクリックなさったのですね。それにしても○○様はたいそうエッチなサイトがお好きなようで。じゃあ今度私の方から○○様の情報をもっとエッチなサイトの方にご連絡しておきますね。」といって、個人情報が高値で売り買いされる。
「そんなことないだろう」とおっしゃるかたも多いが、ネット会社は個人情報をこっそり入手することが、最大の商売の種なので利用者には極力解らないように見せかけているだけだ。例えば、ネット通販のサイトに接続すると、こちらはもちろんanonymouseでアクセスしたつもりでも「○○さま、こんにちは。おすすめ商品は...」としっかりこちらを特定できていることがわかる。これまでアクセスした履歴をもとに、オススメの商品をしっかり提示してくる。オブラートに掛かってぼんやりとしか見えないものだが、実はこちらの行動だけはしっかり見られていることを認識する必要があると思う。