20日、クジラの肉をめぐってグリーンピース・ジャパンのメンバー2人が逮捕された事件で、「グリーンピース・ジャパン」は記者会見を開き、組織的な関与はなかったと強調しました。
 Q.持ち出すときに相談はなかった?
 「はっきり言うと、なかった。事後の承認は伝えましたが」(グリーンピース・ジャパン 星川淳 事務局長)
 
 「グリーンピース・ジャパン」は、証拠収集の活動は知っていたが、持ち出す行為そのものは現場の判断だったと話し、組織的な関与はなかったと強調しました。
 
 この事件は、「グリーンピース・ジャパン」のメンバー、佐藤潤一容疑者(31)ら2人は、調査捕鯨船の乗組員が送ったクジラの肉が入った段ボール箱を青森市の配送会社の集配所から盗み出した疑いです。
 
 「グリーンピース」側は、クジラの肉を持ち出したのは肉の持ち帰り問題を『横領事件』として告発するための正当な行為だったと抗議しました。
 
 「証拠物件については、告発状とともに東京地検に提出済み。2人に関してまったく逃亡や証拠隠滅のおそれはない」(グリーンピース・ジャパン 星川淳 事務局長)
 
 青森県警と警視庁公安部は、組織的な関与があったか詳しく調べています。(21日11:40)