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2008-06-08

[]船場吉兆よりひでえ:小学館(2)次々に出てくる内部告発

 前回のエントリの続き。

 http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080607

 で、雷句誠さんの小学館提訴の件、色んなとこに飛び火してるようで。

 そんな中で、新條まゆさん(快感フレーズの人)が、小学館を離れてフリーになった経緯を自らのブログで公表した。

 思うこと。:まゆたんブログ

 http://blog.mayutan.com/archives/51397618.html

 作品のイメージの割には、すげえまともな人って感じだ。今回の件追ってる人は必見。

 小学館から離れた経緯が載ってるが、確かにこれはひどい

そして、次に移れと指定された雑誌は、

「それまで」の新條まゆと何ら変わらないものを求められる雑誌で・・・

こういう時に言葉を選んでいてもどうかと思うのではっきりいいますが

もう、Hな漫画は描きたくなかったのです。

それはその時思っていたことではなくて、

快感フレーズ』を描き上げた後からずっと思っていたことでした。

 新條まゆといえばHな漫画が多いイメージがあるが、快感フレーズ終わった後からそう思ってたのか。というと、散々有名になってるアレは無理矢理描かされたのか・・・。てか、快感フレーズから結構経ってる間好きじゃねえもの描かされたらたまらないよなあ。

が、一つの流れを作ってしまった自分が自分の首を絞めてしまったわけですが

当時はその流れに逆らうことが許されませんでした。

そして、今まで通りの新條まゆを求める雑誌には行きたくなかった。

 確かに、あれでひとつの流れになっちまった所があるからなあ。

 で、小学館離れてフリーになるのだが、そのときの小学館の対応が酷いというか。

悩んで、悩んで、小学館を離れる決心をしました。

それを担当に告げると、

「だったら、いままでの出版物を全部絶版にする!」と言うので、

驚いて、「脅すんですか?」と言ったところ

「脅してるのはそっちでしょ!!」と言われてしまいました。

 えーと、出版社側が、勝手絶版ってできるのか?そもそも版権の引き上げって漫画家側ができるのでは?

 これって、弁護士付いて争ったら恥かくのは小学館だと思うが。

おまけに「頭がおかしくなってる」と言われ、むりやり連載を1回休まされました。

わたしは猛烈に反対しました。

楽しみにしているファンに申し訳ないと。

しかし、結果、休むことに。

が、休ませた本人はなんと、雑誌に休む旨の予告を入れなかったのです。

結果、まるで原稿を落としたかのような扱いに・・・

それだけならいいです。が、私の漫画が見たくて買ったファンの子は

どうするのかと落ち込みました。

大人にとって200円ちょっとなんて、はしたお金かもしれませんが

子供たちにとっては大事なお金です。

それを無駄にさせてしまった子がいるかと思うと、本当に胸が痛くて。

あの時、もっと反抗して、休まなければよかったと悔やみました。

 てか、この編集人間として腐ってるな。それに比べ、とことん読者を考えるまゆたんは・・・。

 で、さらに小学館はわけわかんねえことしでかすわけで。

そんな時、当時、小学館に出入りしていたうちのスタッフ

ある話を耳にします。それは、編集部の一人が

新條まゆが連載を休んだのは、休ませないと移籍すると脅したからだ」

と発言したものです。

 えーと、勝手事実捩じ曲げるってどんなDQN企業だっての、小学館は。

が、話はおかしな方向に行きます。

内部事情を暴露したと、うちのスタッフを出入り禁止にしてしまったのです。

うちのスタッフといっても、わたし専属ではなく、いろんなところで

デザインお仕事を抱えている方だったのですが、

小学館はやめさせてしまいました。

おまけに、そのスタッフがわたしを洗脳してると言い出す始末。

自分たちが言って来たこと、やって来たことを顧みない行為に

私は完全に編集部への信頼を失ってしまい

移籍する決意を新たにしました。

 これ、編集部が滅茶苦茶すぎる・・・。

 そりゃ移籍するよなあ。雷句さんのケースより酷いし。

 で、まゆたんも小学館時代、かなり売れてる漫画家なわけで。売れてる漫画家に対してその対応じゃ、他の漫画家に対する対応も想像できるな。

ここへ来て、やっと新條が本気だと言うことがわかったらしく

慌てて大規模なお食事会がセッティングされ、お偉いさんも集まりました。

そこでそのときの自分の気持ちを正直に伝えました。

これからやって行きたいこと。描いてみたいお話雑誌

しかし、小学館少女漫画雑誌の一番偉い方には

「甘ったれるんじゃない!」と言われてしまったのです。

やりたいことを伝えて何が悪いんでしょう。描きたいものも描けずに

求められるものだけ描いてればいいと言うことでしょうか。

 てかさ、小学館漫画部門って、誰が編集者のメシを食わせてるという基本的なことがわかってねえような。

 基本的に買ってくれる読者がいて、コンテンツを提供してくれる作者がいるから雑誌って成り立つわけだし。そこには誰が偉いという関係はねえと思うのだが、強いて言えば全て同じぐらいに重要なわけで。

 ましてや所属の漫画家って、テメエのところの社員じゃなくて、取引先なわけで、取引先に舐めた口利くってのは社会人としてどうかと思うが、それをTopがやってるんだったら終わってるな。

 で、小学館って、漫画家に対する契約も滅茶苦茶だったようで。

漫画家小学館奴隷ではないのです。

実は小学館に専属契約というのは存在しません。

そのかわり、書類上の契約よりも強固な「暗黙の了解」という専属契約存在します。

基本的に他社で描いてはいけないのです。

これは出版社にとって便利なもので、追い出したい作家

一言で追い出せて、つなぎ止めておきたい作家は、どんな嘘やウワサや

丸め込みを使っても、つなぎ止めることが出来るわけです。

 てか、「暗黙の了解」って・・・。

 そもそも小学館に遵法意識があるのかどうか疑わしいが。

漫画家は世間知らずが多いです。社会人として働いた経験があるわたしでさえも

「他社で描くなら、今までの出版物はすべて絶版」と言われた時、

「じゃあ、ダメなのか・・・」と一度はあきらめました。

この時すでに、他社の編集部からいろんなお仕事の引き合いがあって

その方々が「そんなことは絶対にあり得ない!作品は作家のものであって

出版社がどうこうできるものじゃない!

そんなことを言う編集者が本当にいるのか?」と驚かれたので、

初めて「ああ、脅されてるのは自分なんだ」と気がつきました。

他社の編集者から驚かれたのはこれだけではありません。

小学館編集者の態度、発言、作家に対しての扱い、あらゆることが

「信じられない」と言われました。

 「小学館常識は他社の非常識」ってことですね。

小学館で育った作家は、他社の扱いを知りません。

どんなにひどいことを言われても、それが当たり前だと思っています。

以前、集英社のネームが遅れてしまって、土日に担当さんの自宅に

ファックスを送ることになったんですが、わたしは頑なに

月曜日編集部に送ります!」と言いました。

担当さんは「自宅でも受け取りますよ〜」とおっしゃってくれたのですが

以前、小学館担当に、

土日にネームのファックスを送った時に、激高して電話がかかって来て

編集者が安い給料仕事してるのは土日は何があっても休めるという

保証があるからだ!あんたたちは高い年収もらってるんだから

寝ないで仕事しようが遊ぶ時間がなかろうがかまわないけど、

こっちの休みまで奪うな!」と言われたことがあったからです。

 てか、小学館編集って何やってるのかって感じだが。

 小学館って、平均年収1000万オーバーしてると聞いたが安い給料とはこれいかに。

 http://zerogahou.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_f9c1.html

 更に言えば出版業界ではトップクラスだろ。さらにいえば漫画家仕事なけりゃ稼ぎはないわけだが編集者会社に飼われてりゃ給与もらえるわけで。甘えるのも大概にせえやって感じですが。

また、現在わたしは、校了日までには何が何でも原稿を上げ、

余裕をもって作品を仕上げています。絵も納得がいくまで書き込んでいます。

それは以前、原稿がギリギリになってしまって、絵が乱れてしまった時、担当

「水は低い方へ流れるって話、知ってる?わたしのように水瓶に

水をたくさん貯めてるような人間が、あんたみたいなダメ人間の近くにいると

こっちの水瓶が減るのよ!」なんてことを言われたからです。

 てか、小学館はこれ以上会社名誉を汚す前に漫画部門の編集を全部リストラしちまったほうがいいような。

移籍しようと思ったきっかけとなった編集長の言動に対してもそうですが

あの時、一言だけでも「今までありがとう。この雑誌がどうしても

新條が欲しいと言ってるんで、これからはそっちをどうか助けてあげてほしい」

という言い方をされていたら、もっとがんばれたかもしれない。

小学館を離れて、いままでとは違うものを描いたら売れなくなる」

「大人しく今まで通りの漫画小学館で描いていればいいのに」

などとも散々言われましたが

もうここに至ってはお金ではないのです。

 そこら辺って、確かにそうだよなあ。

 小学館漫画編集自体人対人としての接し方に問題がある人が多いと思う。

雷句先生ブログを拝見しましたが、言いたいことは非常にわかります。

同じ作家として、行間に隠された憤りや悔しさを感じ取ることが出来ました。

ただ、私同様、あれがすべてじゃないはずです。

新條も、上で書いたことがすべてではありません。

もっといろんなことが書ききれないほどありました。

 そりゃ確かに雷句さんに共感するわなあ。

これは新條の勝手な憶測ですが、原稿を失くされても、

その賠償金が低くても、誠意ある態度を感じれば、

あんな風にことを大きくなさらなかったのではないでしょうか。

例えば、長年一緒に仕事してきて、誰よりも信頼している方が原稿をなくしたとします。

その方は、自分に出来る精一杯の誠意ある態度で謝罪したのですが、

小学館の規定で、補償額は低く・・・

そんな場合、提訴なさったでしょうか。

保証金の低さが、誠意の低さに現れていると感じ取られたからではないでしょうか。

 確かにそういう面はあるとは思うな。もはや金の問題じゃないという部分はあるし。

新條も以前、なくされたことがあります。

やはり、補償として原稿料しかいただきませんでしたが、

編集者菓子おりを持って謝りに来てくれました。

原稿は戻っては来ませんがカラーもモノクロも版下というものが必ず残っているので、

新たに出版する時に描き直すことまでしなくていいのです。

その時は、編集者の誠意を感じて、こちらが「そんなわざわざ・・・」と思ったものです。

 てか、まゆたんも失くされたって・・・あまりにも紛失が多くないか?

 で、この先は必見だと個人的に思う。

一度信頼関係を失うと、何を言われても信じられなくなります。

編集者作家とそりが合わなくても、毎月多額のお給料が入ってきますが

漫画家は言ってしまえば担当編集がすべてなのです。

モチベーションを下げられ、話をねじ曲げられ、精神的に追いつめられて

絵も話もボロボロになってしまったとしても

すべて漫画家責任になってしまうのです。

それはすぐに生活にかかってきてしまいます。

 その辺がまさに漫画業界問題点だと思う。音楽業界マネージャーとの相性で良くもなり悪くもなるというのはあるが。で、漫画コケたときのリスクが、編集漫画家では雲泥の差がある。編集の場合は、社員である限り、連載がすっ転んでもせいぜい左遷程度だろうし。特に小学館のような船場吉兆顔負けのとこだったら責任漫画家押し付けてほっかむりというのもよくある話だろう。

 だけど、漫画家の場合、連載がコケたら単行本収入は入らないし、次の連載の保証はないわけで。

 ましてや専属契約結んでたら他誌への移籍もままならないわけで。

例えば、新條を育ててくれた口の悪い編集者がいるのですが

新條が新人の頃その人に、ネームを床にばらまかれ、

「こんな漫画じゃ商売にならないんだよ!」

と足で踏みつぶされました。

「お前はウジ虫みたいな漫画家なんだから、

ウジ虫はウジ虫なりにない知恵しぼって漫画描け!」

とも言われました。

「お前はどう努力しても連載作家にはなれない」

と言われて、なんの才能もないけれど、努力だけは自信があった、

でもその努力すらダメなのかと絶望して、泣いたこともありました。

でも、誰よりも新條の漫画をかってくれて、時には編集長ケンカをし

時には出世払いしろとおいしいお店に連れて行ってくれたりもしました。

なので、そんな罵倒ダメ出しも当時はなにくそ!とがんばれたし

また、その言葉の一つ一つに作家への愛情を感じとることも出来ました。

それは強固な信頼につながりました。

今ではそれらのエピソードは笑い話のネタにもなっているくらいです。

それらはすべて信頼関係があってこそ。

 確かに、罵倒だけ見たらこりゃ酷いってことだが、その後のフォローはきっちりしてて、作品に対する愛情があるし、作品通すためだったら上とも喧嘩できるから、いい編集者だとは思う。この場合。

 で、皮肉だけど、ヒットメーカー=いい編集者ということではない。

また逆に、ヒットメーカーと呼ばれ、いろんな漫画家さんから担当してもらいたいと

思われている編集者がいましたが、わたしにとっては、「漫画家をやめたい」とまで

思わせるくらいの罵倒トラウマになるような誹謗中傷を繰り返す酷い担当でした。

 もしかして今話題の人なんだろうか。

ただ、信頼関係を築かないうちに、頭ごなしに言うことを聞かせようとしても

それは無理です。

人間言葉と言うコミュニケーションツールがあります。

そしてそれ以上に、もっと高度な言葉を超えたツールも持っているものです。

相手の表情を読んだり、ちょっとした言葉の抑揚で、気持ちの変化を察したり。

だから、同じ言葉を発しても、「自分のために怒ってくれてる」というのと

「見下されてる」という感情が生まれるわけです。

それらを駆使して、相手に合わせるということが出来るのです。

相手に合わせるという行為を省いてしまっては、

コミュニケーションもなにも、あったものじゃないです。

そのためにはまず、何回も会って、話すことです。

今はメールというものが使われるようになり、

相手の気持ちを推し量るのが困難になってきました。

もっと会って、話して、時には飲んで、どんな人で、どんな考え方かというのを

把握することから始めないといけないのではないかと思っています。

そして、お互いの気持ちに根底は必ず

お仕事をもらってる」という感謝の気持ちと

お仕事をしてくれている」という感謝の気持ちがないとダメなんです。

 確かにこれは正論というか。突っ込みどころがない。

ブログを立ち上げて雷句先生を非難されている橋口先生

雷句先生の陳述書だけを見て声を荒げずに

お二人で会ってお互いの考えを話してみることから初めてみてはいかがでしょう。

わたしは、橋口先生がおっしゃっていることも理解出来ます。

自分が信頼している担当を名指しで非難されたという文面だけ見てしまえば

お怒りになるのも当然でしょう。

しかし、担当編集が合う合わないは別にしても

原稿をなくすと言う行為自体は許されるべきことではありませんから。

 いや、あのブログは、本人かどうか結構疑わしいのだが・・・

 で、件のブログ、さらに進展があった。恐らく、雷句氏のこのエントリに反応してのことだが。

 http://88552772.at.webry.info/200806/article_3.html

あと・・・個人的連絡になるようでスミマセン。

どうやら「冠茂」氏から、酒井ようへい先生携帯に何度も連絡が来ているようです。酒井先生はその電話を受け取っていませんが、冠茂氏の記事に関しては、「雷句誠」が、掲載した物です。今回酒井先生に「話題に出してくれ」と、お願いされた物ではありません。「自分、雷句誠アシスタントが酷い目に遭ってたから自分がこう言う事例を後に作っては行けないと考えての掲載」です。用件があるなら、自分の所へ連絡をお願いします。サンデー編集部が自分の電話番号を知らないと言う事はありません。

どうぞよろしくお願いします。

 「冠茂」って。今話題のアレ編集ですよね。つーか、やり口がすげえ汚いというか。雷句氏に直接言えばいいものの何で元アシに?

 で、自称橋口氏もさらに斜め上を行ってるようで・・・てか、アレって本人なのか?色々出てくるから本人の疑いが強くなってるが。騙りだったらそれこそ逮捕もんなわけで。

 酒井君へ:橋口たかしブログ

 http://ameblo.jp/hassy19677/entry-10104394697.html

 酒井君は今、どういう気持ちなんだろう…?問題の発言に関しては言った言わないのことだし、ボクはありえないと思うだけだけど。

 ボクはかつて酒井君と冠と3人で焼肉を食べたことがあるが、あの当時は連載開始間際で、酒井君は冠のことを褒めちぎってた。自分の彼女(同じサンデーの新人)も冠に担当してほしいとまで言っていたのも酒井君だし…。

 てか、勝手に他人のカノジョ云々の話持ち出す時点で、人としての品性がどうかと思うのだが?

 そもそも、これってブログに出すべき内容なのか?雷句氏に直接言えばいいだけの話なわけで。

でも、そういう失敗を私は冠と一緒にやることで成功して、取り返せたと思ってるし、酒井君だって自分と合う編集者を新しく見つけてがんばればいいと思う。 そのために担当はかわるわけで……。

冠が逃げたなんて書いてあったけど、担当をかえるのは編集長なんだし、失敗した担当者責任とってやめさせられるのは当然なんだよね。ボクの場合は、冠と組んだことによって雷句先生に比べたら、ちっぽけな成功かもしれないけど、それでも成功と言えるわけで、さらにその上で私は冠と仕事をしたくて自ら編集長に、担当をはずさないで欲しいとお願いしてつなぎ止めていた。

それと、ボクが酒井君のことを覚えているのは、冠が今でもキミのことを心配してよく話題にするから…。

それだけは忘れないでほしい…。

 ・・・これ、橋口氏本人だったらアレだというか、何か冠マンセーの文章が目立つんで、その問題の編集が名前騙って書いてるような気になってきた・・・てか、小学館も、大事にならない前に止めたほうがいいんじゃねえのか?

 で、まゆたんブログに戻る。

そして最後に一言。

これは心底、驚いて、我が目を疑い、何度も金額を確かめたのですが

あれだけのすばらしい作品を生み出した雷句先生原稿料

ありえないくらい安いです!!!!!これ、どういうことですか?

新條の場合は、6年前から上がるのをストップしてもらっています。

そういう方、結構いらっしゃいます。

原稿料が高いと後々使いづらい作家になるからです。

ちなみにほっとくと1年に一回、1000円ずつ上がります。

そんな新條の原稿料よりも遥かに安いってどう考えてもおかしいです!

確か、あの雑誌には1ページ10万とかの作家さんがたくさんいらっしゃるはず。

でも、連載作家は正直、原稿料が高いか安いかなんて、さほど気にしません。

アシ代でなくなってしまうものなので。

が・・・雷句先生ほどの方が・・・・これはあんまりです。

むしろ、このポイントだけでも、怒って当然です。

 これ確かにおかしいわ。小学館に銭もたらしたという部分では、まゆたん以上で、そのまゆたんより遙かに安いって・・・。てか、アシ代で原稿料がなくなっちまうという時点で、漫画家出版社契約に問題があると思うのは俺だけだろうか。ましてやガッシュの人は週刊なわけで、アシ代もまゆたんよりはかかるだろう。アシスタントに対する拘束時間が段違いなわけで。

ただ、問題のある作家には「お仕事をもらっている」という意識を持ってもらいたいし、

問題のある編集者には「お仕事をしてもらっている」という意識を持ってほしいと思ったのです。

その上でのちょっときついアドバイスも暴言も「愛情と信頼」あってこそだと

思うことが出来ると思うのです。

その意識が、小学館という出版社には圧倒的に欠けている人間

多いというだけのことなのです。

 それが小学館の問題で、その結果が今の体たらくだろうなと思う。

 ヤングサンデー休刊するし、スピリッツも売上部数下がりまくってる、そして週刊少年サンデーも・・・

 少女コミック有害指定でボロボロだし・・・今の苦境はなるべくしてなったというか。

 まさに船場吉兆だな。そういや同族企業ってもの船場吉兆と共通するか。

この一件で、今いる新人作家や、後輩作家たちが

少しでも気持ちよく、お仕事ができる状況になるよう、祈るばかりです。

現に、私に対して、誹謗中傷、暴言の数々を繰り返した編集者によって

精神的に追いつめられて、漫画が描けなくなり

声を上げることなく消えて行った、前途有望な新人をいくらでも見ています。

こんなことがあってはいけないのです。

もう、新條まゆという作家は第一線を退いているという認識があります。

だとしたら、衰退する漫画業界を背負って立つ若い方々に

100%の仕事ができるよう、力になることがあればしてあげたいと思っています。

もちろん新條まゆ自身もこれから先、自分のペースでやりたいお仕事

楽しく続けて行くことに変わりありません。

 てか、まだまだ第一線だと思うけどなあ。それにしても、フリーとはいえ、その手の発言ってハイリスクな状況で後進を考えてあえて発言した姿勢はすげえ共感するというか。

 今までネタにして申し訳ないという感じだ。

 ちなみにまゆたんは、後輩の漫画家漫画賞を受賞した際に、100本の薔薇の花束を贈ったという。

 女だけど漢や・・・。

 http://www.aokikotomi.com/blog/2008/02/post_361.html

 てか、小学館って、少女漫画トラブル多いのな。惣領冬実小学館ともめて今はモーニングで書いてるし。

 で、これって、ネット上では相当大きいニュースになっているし、もう少し火がつけば、マスコミも取り扱うだろうか。

 マスコミ的にも美味しいネタだとおもうけどね。ガッシュも有名で、まゆたんも結構一般人に顔知られてるし。

 

 で、裁判沙汰になって、ここまで火が付いたらどうなるか。小学館側の対応としては、事実確認の上、必要であれば問題の当事者編集の更迭も視野に入れるのが現実的な対応だろうなと。その上で、コンプライアンス部門を社長直属で作り漫画部門に対する監査を行ったうえで、契約内容を適法なものにする、さらにコンプライアンス部門から漫画家編集に対するアンケートを取り(無記名で)、その結果をフィードバックして所属漫画家に対するフォローを行わないと、それこそ漫画部門だけじゃなく、企業そのものも傾くのでは。いつまでも「ドラえもん」の遺産食い潰すわけにもいかないだろうし。

 その辺やらんかったらどうなるか・・・。

 まあ、他の出版社からの草刈場になるのが落ちだろう。ギャラの相場も知れ渡って、社風も知れ渡ってる状況じゃ、なかなか新人が来ないだろうし。低迷期のジャンプのように。

 まあ、DQNな所は潰れたほうが業界健全化にはなるが。

 で、前回のエントリにも書いたのだが、漫画家出版社契約は問題のあるケースが多い。特に新人漫画家についてはメジャー契約ということで舞い上がって、契約内容を確認せずに判子押しトラブルになるケースが多い。

 じゃあ、現実的な方法はないのかという点で、法務に強いエージェント漫画家出版社の橋渡しをするという方法を提唱した。前回のエントリコメント情報が寄せられたが、小説界では既にそういうところがあるという。

 http://www.boiledeggs.com/about.html

 ちなみに、ここから三浦しをん直木賞作家)や滝本竜彦万城目学などを輩出したという。

 具体的にはこんな流れで進むらしい。

・検討・登録料として3万円振り込む。(1作品単位

原稿を送る

・内容を検討し、エージェントとして契約

エージェント出版社に売り込む

エージェントが代理人として作家側の権利保護を最優先に契約書締結業務にあたる。

・更に二次使用企画等。

 漫画でいえば、多少編集寄りのこともやる感じだ。1作品あたり3万が高いか安いかは判断が分かれるし、その後の契約状況がどうなるのか見えないが、使い方によってはすげえイイ感じに働くかなと。

 漫画界に適用するにはまだ時間がかかる部分があるが・・・ちなみに海外では代理人方式が多いという。

 あとは、今でいう同人誌市場の拡大か。音楽でいえばインディーズにあたる。

 音楽の場合は、今はインディーズでもELLEGARDENのように下手なメジャーよりも売れてるところはあるが、それはインディーズでも大きいところはディストリビューションに困らないというのが大きい。まあ、Epitaphなんかめちゃくちゃ配給網でかいしなあ。漫画でこういう市場が作れたらすげえ強いと思う。

 漫画にとっては同人誌インディーズにあたるが、同人誌売ってるところって、コミケまんだらけとらのあなと言ったコアな書店しかないというのがなあ。一般書店同人誌が置ける状況になったら出版社編集者がふんぞり返るっていう状況にもなりづらいというか。

 それに対する障害はどんなのがあるだろうか。ちょっと考えてみた。

・基本的に漫画家が版元になるので、ある程度売上が見込めなければ発行部数が少なくならざるを得ない。

・その結果、1冊あたりの値段が高額になる。

漫画家ディストリビューションする必要があるので、製作に集中できない。

ディストリビューションするにしても、出版配給する会社トーハン日販の寡占状態。いずれも大手出版社のヒモ付き

・対象物が18禁の場合、一般書店流通そのものが難しい

 印刷の問題は、複数の漫画家が共同でひとつの印刷会社に共同受注することで1冊あたりの値段を下げるしか方法がないか、デジタルデータ配布にしてコストダウンを狙う。

 デジタルデータ配布形式にする場合、本屋以外の流通網も使えるのが強いかと。iStoreで同人誌CDブックを売るようなイメージかな。ディストリビューションについては、それ専門のエージェントがあると結構やりやすいかも。

 あとは、コミケの回数を会場分けて増やすとか・・・ビッグサイトで飽和状態だというしなあ。そうなると管理の問題が出るか。なかなか音楽でいうインディーズのようにはいかないなあ。

 あとはニコニコ動画をうまくプロモーションの場として使うか。

 ただ、一部の出版社に見られる編集漫画家という状況はどう見ても不健全だとは思う。編集漫画家でも問題はあるが。編集漫画家がお互いの仕事に敬意を持って接するというしか解決策はないのだろうが、それって常識以前の話だからなあ。会社としてやるべきことは、明らかに作り手に有害編集をオミットするしかない気がする。

名無しさん名無しさん 2008/06/09 03:36 このセンセーの場合は発言が終始一貫せず、妄言を集めたサイトがあるくらいだから、話半分に受け取った方がいいと思いますよ……

木村木村 2008/06/09 04:47 集英社の専属契約は、ちゃんと明文化してる分良心的だったのか。

名無し名無し 2008/06/09 08:24 新條まゆ先生にはとても優秀なウェブスタッフが派遣されておりまして、この告発文はおそらくその方の文章ではないでしょうか。先生の普段の文章と違いすぎます。新條先生はもっと語彙が少ないです。
それと、この方が来てから新條先生の行動・言動が明らかに変わりました。スタッフさんの派遣前と後では発言内容に矛盾することが多いです。露骨な非難発言も増えました(小学館に対しても、それ以外にもです)。小学館から独立したのもこのスタッフさんのおかげかもしれません。

とおりすがりとおりすがり 2008/06/09 09:05 たとえ優秀なスタッフがいるのだとしても、(企業と違って)名誉毀損を恐れなくてはならない以上は事実を摘示しないわけにいかないのだから、信用はできるでしょう。
むしろ、新條さんの発言の信憑性を貶めるような発言自体が、小学館側のネガキャンである可能性は否定できませんね。少なくとも、彼女のブログに書かれているエピソードからは十分に考えられることです。
ひょっとすると、(仮にスタッフを雇ったとしたら)理由はそういう相手に対抗するためだったのかもしれないとすら思います。

名無し名無し 2008/06/09 09:25 新條先生の発言に矛盾が多いのは事実です。高校時代から漫画家になってからのエピソードは何度も正反対に変わっています。全てご本人の著作とブログの発言に拠ります。
勿論それと今回の告発内容は関係はありませんが、新條先生自身が今回の告発のリスクを理解していらっしゃるのかどうかが怪しまれます。前言を翻すのが当たり前の状態で、今回の告発だけはそれは出来ないということはご理解なさっているのか。
スタッフの方は勿論理解していらっしゃるでしょうが、しかしスタッフは外注の派遣スタッフです。専属マネージャーではありません。
発言内容はライク先生の告発も考えると信憑性はあると思います。が、新條先生の場合はこの告発文と根が同じ問題が潜んでいるように見えるのです。利用されて捨てられる漫画家という問題です。

通りすがり通りすがり 2008/06/09 10:02 たぶん、小学館は変わらないと思いますよ。

すでに経営問題にまで発展しているとは思いますが、編集側は「作家側の勘違いだ、こちらは誠心誠意対応している」と弁明するでしょう。

小学館側としては、今回の訴訟はレアケース、通常はそんなことが起こるわけもないし、そんな対応はしていない、で逃げ切ると思います。

だから今回の訴訟によって小学館が変わる、ということはおそらくほぼありえない、と思っています。全力で雷句氏を潰しにかかり、二度とこのような反抗をさせないように作家連中をさらに洗脳するようにも思います。

出版業界事態も、小学館を他山の石とするか、レアケースにするのか、個人的には興味深いですが、今回の訴訟で変わることはなく、衰退消滅するその日まで、何もほとんど変わらないのではないかな、と思っています。

それとは別に、個人的には、新條氏、雷句氏、他作家先生たちは応援します。作家側にも多少なりとも問題はあるのかもしれませんが、やはりそれを差し引いても、編集側に問題がありすぎるし、上層部の経営陣も、意識が古すぎる。

ともあれ雷句氏にはがんばってほしいです。

なまえなまえ 2008/06/09 14:27 あの会社は、社長が自分の会社の主事業は
不動産業だといってるぐらいですから。
出版は趣味でしょう。(事実、神保町近辺の大地主)

さらにとても労働組合が強い。
だから編集が好き勝手やれます。
経営陣に力はないし、そもそも出版に興味がない

昼出勤、夜がえりで残業代を稼ぐ風習
昔はタクシーまで使えたはず。

夜明かりがついている建物のなかで
働いているのは、業務委託契約という名で
請負派遣のように使われているフリー編集者
たちだけです

矢崎武史矢崎武史 2008/06/09 14:50 漫画家と出版社・編集者、フリーランスのSEと仲介会社・担当営業、似てるなぁと思いながら読んでました。
途中から頭の中で固有名詞全部置き換えて、自分のことだと思って読んでましたがそれでも違和感なかったです。
我々もヘボい担当営業やキチガイプロパに当たると悲惨ですよね。

これで小学館や漫画業界が改善されるか、については私も悲観的なのですが、それでもマクドナルドやセブンイレブンが残業代を払うようになったように、変わっていったらいいなと思ってます。

それよりも今は、同業他社や他漫画家が名前を売るチャンスですね。新條まゆたん然り。

矢崎武史矢崎武史 2008/06/09 15:03 http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091312471
「小学館フラワーコミックススペシャル バカでも描けるまんが教室:新條まゆ/飯塚裕之」
によると、「快感フレーズ」みたいなキバツなエロ漫画は他漫画家との差別化のため、売るために描いてたみたいで、別にああいうのが大好きで描いてたわけではないようです。
新條的エロ漫画が一般化してしまった今はまた新しい路線を開拓しないといけない、と思ってるそうな。

確かまゆたんブログ、「ガンダムOO」放映開始早々に「ダブルオーつまんねー」とか書いてすぐ引っ込めてたような。確かにダブルオーはわざと売れないように作ってたのかって感じでした。

alpalp 2008/06/09 20:07 はじめまして。いつも興味深い話ありがとうございます。今回の件で橋口氏の文章に凄く違和感を覚えました。というかおかしいです。何故橋口氏は冠氏を「冠」と呼び捨てなのでしょうか。これは同じ組織に属するならわかるのですが、そうでない場合明らかにおかしい。「冠氏」もしくは「冠さん」とするのが社会人としての常識でしょう。まあ、この文章を書いてる人物が冠氏と同じ組織に属してるなら自然なのですが。

alpalp 2008/06/09 20:17 追加。本人も自分に「氏」とか「さん」はつけませんね。

なまえなまえ 2008/06/09 21:19 >追加。本人も自分に「氏」とか「さん」はつけませんね。
あんたいいこと言うねえ。

muffdivingmuffdiving 2008/06/09 23:36 >名無しさん
さすがに今回は自分のメシの種にかかわることだからなあ。ある程度信憑性は高いんじゃないかと。
>木村
小学館よりはマシという程度だとは思う。
そもそも契約という観点で考えると集英社も集英社で問題あると思うが・・・
>名無し
事実そのものは信憑性はあるとは思う。あの年でフリーやってるんだったら流石に自分の商売に関わる告発のリスクは知ってるだろうと。俺よか年上なぐらいだし。
>とおりすがり
基本的に同感っすね。
>通りすがり
小学館自体が同族企業だからなあ。多分、外圧によってしか変わらないような気がする。もっとも尋常じゃないぐらい売上下がってる状況でこの体たらくだからなあ。外資ならTop更迭レベルの業績悪化だし。
>なまえ
出版は趣味か・・・確かにそれだったら出版が傾いても焦らんわな。
それで組合が強いというのが意外というか。同族企業って組合が有名無実というイメージがあるからなあ。てか、よく潰れないなあ。
>矢崎武史
確かにうちらの業界と似通ってるところはあるな。
>alp
確かに橋口氏の文章には違和感を感じた。

arupuarupu 2008/06/10 01:45 >>えーと、出版社側が、勝手に絶版ってできるのか?そもそも版権の引き上げって漫画家側ができるのでは?

本の出版にあたっては、契約で、
基本的にそのコンテンツに関しての販売権は出版社が有することになります。
何部するのか、増刷するのか、絶版するのかは出版社が決める権利があります。
印刷にかかる原価は出版社持ちですから当たり前です。

もちろん作家が望めば協議の末、
版権を引き上げることもできますが、版権と販売権は別物ですし、
絶版=版権返還ということでもないです。どこで出すかを決める権利は作家にあっても、どう売るかは出版社の権利です。

従って、絶版にするぞ、という脅しは
権利的には実効的な意味合いがあると思われます。
どんな理由であれ、絶版が不当だという訴えはたぶん通りません。

ただし、現実的には編集部の一存で絶版にはできません。
当然ですが、部数や増刷などの市場在庫のコントールは販売部の仕事なので、
編集個人の癇癪で、売り上げがそれなりに順調なものを絶版などにはできません。

というか、本は作家のものであると同時に
出版社の商品であるはずなわけで、それを絶版するぞ、って
ずいぶん非常識な話ですね。出てった恋人に、より戻さないと自殺するぞって手首にナイフあてがってみせるのと同義ですから。

ただ、私は漫画家のブログだけを事実としてその子細を鵜呑みにするのは
いただけないと思ってます。小学館の編集者たちのムードがあまり健全でないというのは、雑誌売り上げの結果を見れば一目瞭然ですから、確かに問題はあるんでしょう。でも誰が何を言った言わないという細かな話を一方的に暴露するのはフェアじゃないと思う。なぜなら彼らには反論の機会がないから。
 どんな人間でもちょっとした言葉尻をとらえて悪い印象をつけて書けば極悪人に見えます。ましてそういう「悪役キャラを立てる」プロですよ、漫画家は。細かいディティールに関しては話半分にしとくのが、賢い情報の裁き方だと思います。

名無し名無し 2008/06/10 03:25 通りすがりにおじゃまします。小学館の少女誌で仕事してました。新條さんの出て行く経緯を編集サイドから聞いたりしていたので編集側の言い分も聞いていますしブログに出てくる編集者が誰なのかもわかります。あぁ言われたな…言うなって。その辺の経緯については置いといて。話半分…賢いかもしれませんが私は日常的に言われてました。作家性は要らないといわれましたし…編集者のOKが出なきゃ載らない編集者のプッシュがなければ売れないのが現実。頑張りますと言って嫌な顔をされる(押す気がない作家に頑張られても迷惑)のも現実。もちろん全ての編集さんではありませんが。今まで作家は黙って辞めていった…今回の事が作家にとっても編集にとっても少しでもいい流れになる事を祈らずにはおれません。

ペンネペンネ 2008/06/10 10:14 はじめまして、大変面白く、また興味深く読ませていただきました。

ここではあまり関係ない話ですが、
出版社が勝手に絶版できるか?や、著作権は誰のもの?にかかわるんですが、ライトノベルの新人賞とかだと応募要項に
「受賞作品の著作権(出版権、副次商品化権を含む)は、 株式会社××××に帰属します。」
ってなかんじに堂々と「作品は会社のものです、文句があるやつは売り出しません」って、書いてあるんですよね……。
このためか、ちょっと前までライトノベルで複数のレーベルから(同時に)出せる作家ってあんまりいなかったんですよね。

作品って……だれが作るんだっけ?

木村木村 2008/06/10 15:58 >ペンネさん
作品を絶版にすることは可能でしょう。
ただし作者が版権を引き上げるのも自由だし、別会社で出版するのも自由。
小林よしのりとか前例はいくらでもありますよ。

AAAA 2008/06/11 09:23 >作品って……だれが作るんだっけ?
作品を作るのは会社ですよ
作家だけでも編集だけでも出版社だけでも出来ません

小学館の意識として漫画部門は落ち武者が流される所的なものがあるので
漫画編集はヤル気減に拍車がかかると

傍観者傍観者 2008/06/11 17:58 >だから今回の訴訟によって小学館が変わる、ということはおそらくほぼありえない、と思っています。全力で雷句氏を潰しにかかり、二度とこのような反抗をさせないように作家連中をさらに洗脳するようにも思います。
普段ならそうだと思うんだけど、今回みたいにここまで世間一般からも注目を集めてるとなると、小学館側も下手な動きはしずらいんじゃないかな。だからこそ、この作家も敢えてブログに書いて、(問題提起と言う面もあるけも知れないけど)表沙汰にしたんだろうし。

muffdivingmuffdiving 2008/06/12 02:16 >arupu
なるほど。版権と販売権は別か。
確かに話半分に聞いてたほうがいいよなあ。
>名無し
>>編集者のOKが出なきゃ載らない編集者のプッシュがなければ売れないのが現実。
>>頑張りますと言って嫌な顔をされる(押す気がない作家に頑張られても迷惑)のも現実。
確かになあ。売るのに編集者ありきという部分はあるからなあ。
個人的には売る、編集する、描くをそれぞれ独立した存在にしてそのうえでリレーション取ったほうがいいようになるかなと。海外の出版業界が確かそういう感じだ。

>ペンネ
著作者人格権は創作者の権利で譲渡できないけど、著作権は譲渡可能。
ただ、著作権はめちゃ範囲が広いんで、著作権、著作隣接権が出版社に全て帰属する契約のケースだと絶版されたら終わりという部分は確かにある。

その辺は著作権法の整備が必要だと思うが。後でその辺についてエントリを書く予定。

>木村
多分、この辺は契約の方法によっても違うかも。

>AA
>>小学館の意識として漫画部門は落ち武者が流される所的なものがあるので
漫画編集はヤル気減に拍車がかかると

これも救われないよなあ。

>傍観者
これがまた、小学館も斜め上の動きしてるからなあ。

余談ですが余談ですが 2008/06/12 22:46 パロディでない創作同人誌を扱うコミティアというイベントが、ビッグサイトで年4回開催されてます(漫画だけでなく小説・音楽も参加してます)。
毎度商業漫画編集部の持ち込みコーナーが開設されていて、業界的にスカウトの場として認識されてきてるようです。

さいとーさいとー 2008/06/13 00:12 マンガとかアニメのことはよく知らないので、このことそのものは触れないけど、

そういえば、小学館のポストもフライデーも川田亜子さんの事件を必死になって消そうとしてたな。「ネットの陰謀説は、亜子さんへの冒涜だ」みたいな感じで(もっとも露骨に酷いところは他にあるが)。最近はどっちもあからさまに芸能事務所の広報誌みたいになっているけど、あぁ事務所と出版社の立ち位置を逆にしたのがこんなもんなのかな、と得心した。このマンガ関係の一連のやりとりを見たら、そりゃ川田さんに関係する事案も「陰口」の方が全く正しい、としか思えない。
竹熊先生のも読んだ上の感想でしかないけど、マンガにせよ写真誌にせよ、週刊誌的なビジネスモデルがテレビ以上のスピードで崩壊しつつあるのかも。

muffdivingmuffdiving 2008/06/13 00:31 >余談ですが
コミティアってのがあるのか。しかも小説、音楽も参加してるってのはいいな。一応物書き志望なんで興味はある。
>さいとー
>>マンガにせよ写真誌にせよ、週刊誌的なビジネスモデルがテレビ以上のスピードで崩壊しつつあるのかも。
それは確かにあるかもしれん。情報が占有しづらくなってるってのも大きいのかもな。

余談ですが余談ですが 2008/06/14 16:18 つttp://www.comitia.co.jp/

muffdivingmuffdiving 2008/06/16 20:47 後でチェックしよう。

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