「離婚」
厚生省の統計資料によると、昭和25年から平成7年までの間で、既婚者における離婚率は4.6倍にも増加。バツイチという言葉も定着し、離婚経験者であることを隠す必要もなくなってきた。 AVANTIのカウンターに座る男性の中にも、「離婚しようと思っているんだ」というセリフが口癖になっている人は珍しくない。どうやら、女性を口説くためのリップサービスらしく、それで本当に離婚した人の話は聞かないのだが。 映画で、TVドラマで、小説で、そしてBarのカウンターで、大安売りされている感がある「離婚」だが、その本当の姿とはどんなものだろうか。AVANTIの常連客の中から、経験者の話に聞き耳を立ててみよう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
「離婚の学校」という学校を開いている。でも、離婚を勧めているワケじゃない。離婚をするためにも、しないためにも、必要な情報というものがある。それを伝えるという意味で、「離婚の学校」と名乗っている。
(片岡さん)
視聴者は「どこで離婚の話を聞きつけてくるんだろう?」と不思議に思うかも知れないけど、こういうお店が一番危ない。誰も聞いていないだろうと思って「今、○○さんから離婚の相談を持ちかけられているんだけどさ…」なんて言ってると、どこで聞き耳を立てている人がいるか分からない。
(増田さん)
お互いに一つ屋根の下に暮らしていて、向かい合って楽しげに食事をしながら、頭の中では別のことを考え、心の中では別の思いを持ち、それでも暮らしや食事を続けられる、それが人間。それだけは理解しておいた方が良い。
|