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修行の一環!?消費者金融回り

 大阪府岸和田市の宗教団体「天宙統一真の王国連合」に勧誘された兵庫県稲美町の女性(54)が19日までに、修行として消費者金融7社から計200万円を超す借金をさせられたなどとして、団体代表者の女性と信者3人に約1100万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。

 訴状などによると、女性は2006年9月、孫の病気に不安を感じていた際、職場の同僚だった女性信者から宗教組織とは知らされないまま、「いい話が聞ける」と声を掛けられた。団体の支部に行くと、家系図診断で「先祖が因縁で苦しんでいる」と言われ、勉強に通うよう勧誘された。

 同年10月には「先祖を解放するためには献金を」と言われ、翌11月にかけ計約540万円を献金。また修行の一環として消費者金融を回らされ、七社から計245万円を借り、団体側に渡した。団体が分割返済していたが、脱会に伴い残り約200万円を女性の家族が返したという。

 同団体は、統一教会の元信者の女性が代表となり、2000年ごろに創設したとされる。

 女性側は「不安をあおった違法な勧誘だ」と主張。団体側は「人が嫌がることをして思い煩いを除去する修行として消費者金融回りはしたが、強要していない。資金獲得とは関係ない」と反論している。

[ 2008年06月19日 19:18 ]

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