三連水車回り始める
三連水車回り始める 06/18 16:40

筑後川流域に夏の訪れを告げる福岡県朝倉市の国の史跡・三連水車が、きょうから回り始めました。

筑後川の水を引き入れる朝倉市の山田井堰では、けさ、神事に続いてゆっくりと水門が開かれ、右岸の田園地帯を潤す堀川用水に水が入りました。

そこからおよそ1.5キロ下流にある三連水車では、およそ20分後に用水路の水が増えてくると、直径4.7メートルから3.9メートルの3つの木造の輪がゆっくりと回り、水をくみ上げ始めました。

周りには近くの幼稚園の園児たちが集まり、水車の回転が次第に勢いを増してゆく様子を見守りました。

力強く回る三連水車は、「田園のSL」とも呼ばれ、筑後川流域の夏の風物詩になっています。

きょうの福岡県内は各地で気温が30度を超え、まさに真夏の暑さになっています。