【北部】医師不在のため2005年4月以降、産科を休止していた県立北部病院(大久保和明院長)が、7月から産科を再開することが20日、分かった。当面は同病院の婦人科で勤務している医師2人で運営する。同病院では医師不足のため05年4月以降、産婦人科を休止。07年12月に医師2人が配置され、ことし2月から婦人科外来診療のみを再開しているが、産婦人科としての再開は3年4カ月ぶり。
産科再開に女性団体からは安堵(あんど)の声も上がるが、産婦人科で一般分娩(ぶんべん)や救急診療までを担うには通常、医師を最低でも3、4人配置しなければ勤務体制を確保できないといわれており、分娩が再開されても課題は残されたままだ。
再開される産科では、外来と一般分娩を扱う。一般分娩は365日体制で対応し、外来は、月曜から木曜日に受け付ける。夜間は医師が交代で当直に当たる。金曜から日曜日は1人が緊急連絡係となり、緊急時に産婦人科医2人が確保できれば2人で緊急手術などに対応。1人の場合は、外科から医師1人の支援を受ける。
対象となるのは、ほかの病院からの紹介妊婦と、合併症妊娠や異常妊娠など、開業医では対応が難しい妊婦。
産科再開は、北部の女性団体が20日夜、北部会館で開いた同病院医師やスタッフとの歓迎懇親会の席上、村田昌功産科部長が明らかにした。
名護市女性団体ネットワーク協議会の宮城里子会長は「再開が決まって本当にうれしい。しかし産科医不足は女性だけでなく、男性を巻き込んだ地域全体の問題だ」と語った。
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