国内最古級の“水琴窟”公開
国内最古級の“水琴窟”公開 06/15 18:18

地中に埋めたかめに水滴を垂らして音を楽しむ、国内で最も古いクラスと見られる水琴窟が、福岡県久留米市の寺で見つかり、きょう一般公開されました。

涼やかな音を響かせる水琴窟。

かめの底に穴を開けて逆さにして地中に埋め、水滴を垂らして響きを楽しむものです。

久留米市の善導寺の境内では今年3月、本堂などを修復する作業の途中に、解体された書院の縁の下から水琴窟が見つかりました。

久留米市によると、埋められたかめは深さが75センチ、胴の部分の直径は50センチで、18世紀中期の江戸時代に作られた国内で最も古いクラスのものと見られています。

きょうはこの水琴窟が一般公開され、訪れた人たちが竹筒を耳に当てて、水が奏でる音色を楽しんでいました。