経済産業省は20日、三洋電機の子会社「三洋電機コンシューマエレクトロニクス」(鳥取市)が製造・販売したオーブンレンジでオーブン機能を使用中に発火事故が3件発生、同社が無償修理に乗り出したと発表した。けが人は出ていない。
対象は2000年6月―07年9月製造の31機種で計約88万台。三洋は対象機種のオーブン機能を使用しないよう呼び掛けている。経済産業省は、事故が原因の生活家電の修理としては異例の規模だとしている。
三洋によると、今年4―5月、東京都内などでレンジ内部の部品が燃えるなどの事故が発生。中国メーカーから調達した電源コード内に接触不良があり、発熱してコードの覆いが発火したことが分かった。(07:00)