Truth of D1

16.06.2008 03:49:50 / oolongtea

お礼およびご挨拶(追記あり)

目標であった25歳までにPh.D.の学位取得を果たすことができ、去る2008年6月6日、無事にコメンスメントを迎え、明日、日本に帰国することとなりました。
私たちのために行動を起こしてくださった方々、ご支援の言葉を下さった方々にはこの上ない感謝の意を表します。
全ての方にお返事できずにおりましたことをこの場を使ってお詫び申し上げます。

5年と少し前の話になるが、MITの博士課程に奨学金付で入学を許可され、当時恋人だった妻に正式にプロポーズすることが出来た。
入学前に招待を受けて、妻を婚約者として同伴し、公式に大学を訪問した際、大学のチャペルの存在を初めて知り、建築物としての美しさに感銘を受け、ここで式を挙げたいと思った。
少なくとも私にとっては、挙式は儀式というより記念としてのものでよかったこともあり、挙式も披露宴も学生生活を終えて就職してから、増えた家族とともに行うことを視野に入れていた。妻にも妻なりの考えがあって、これに同意した。
しかし、当時まだ健在だった双方の祖父母に、出席は出来なくても、写真の上だけでも晴れ姿を見てもらいたい気持ちもあって、披露宴だけは入籍後まもなくすることにした。これは結果としてよい選択だったと思っている。

卒業後に、同僚たちに囲まれて、母校のチャペルで式を挙げるという夢を持ち、その夢を現実にするために具体的な話が決まりつつあるときに、ウェディングドレスの惨状を知ることとなった。妻が、アメリカに来て良かったことのひとつに、成人式の振袖姿を見なくて済むようになった、と言っていた。今度はウェディングドレスでも同じ思いはさせたくないと心から思った。そして、この機を逃したら、今までのようなことが続き、最悪の場合、それがエスカレートしていく可能性があると判断し、妻と相談した結果、今回のような行動を取る事に決めた。

なお、余談であるが、S夫人というと、私の中では「ウーロン茶」である。
私が妻と結婚したばかりのころ、妻の家を訪れた際、たまたま帰省していたS夫人が、「ウ~~ロン茶っ」とのたまった。
どうやら、『ウーロン茶を持って来い』という意味だったらしい。
実家からS夫人の住む都内にケース売り2リットルウーロン茶を運ばせていたのは、鮮烈な記憶として残っている。
S夫人の実家の家庭内での影響力は、S夫人父を凌ぐもののように思われ、騒ぎを小さく収めるために結果として誤った対応を取らざるを得なかったのかもしれない。S夫人父は悪意に満ちた人間とは思えず、被害者の成人式の一件を考えても、S夫人が結果としてS夫人父が悪くなるような対応の原因を作り出していたとしたら、つじつまが合う気がする。

アイスランドのサーバを利用し、アメリカにて真実のみを記録したことを最後に記載することとする。
そして、何か特別にことが進展しない限り、ブログの更新も削除もしない方針であることも併記しておく。

また、何かあったときのために、私の名前を公表する。

ありがとうございました。

日沼洋陽

2008年6月15日

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2008/06/21 更新はしないと言ったが、記録として残しておく。
S夫人母から2008年6月20日20時47分付けで一連のことに関してEメールがあり、「警視庁の刑事から話を聞きたいと電話がありました」「○○(被害者)からも話しを聞きたいとの事です」と言われた。池上警察署の刑事課の担当刑事さんが不在のため、出勤後に再度電話する予定。


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03.06.2008 03:30:01 / oolongtea

留学メモ

このブログは全エントリーを著作権フリーとします。転載、引用等に制限を設けません。

このブログはトップページに15個までしかエントリーできないため、適宜、エントリーの順番変更および既存のエントリーへの追記を行うことがある。

2008/04/16 下記2行は必要に応じて予告無しに削除する。
     trustoolong@aol.com  なお、@は、実際は半角である。
     状況次第では、発信者情報をブログ上に記載の上、断固とした措置を取ることもあります。
2008/04/25 4月22日付けでアップロードした被害者夫父よりのメールを本人からの要請により削除し、趣旨のみを記載することにする。著作権が私に無い為、そのメールの文面の転載は控えていただきたい。
2008/06/15 個人的記録用(重役とは?)を(回答期限)に含める。なお、S夫婦からの連絡は一切ない。

なお、このアップデートの記録のみ必要に応じて削除するが、他の「個人的記録用」記事は一切削除しない方針である。

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今回記述することは、米国大学院留学の一般論であり、私独自の考えではないことを最初に断っておく。

基本的に、理工系の博士号を目指す課程に属する学生(以下、大学院生とする)は、修士課程の間から、TA(Teaching Assistant)もしくは
RA(Research Assistant)として学費と生活費を受け取ることが一般的である。TAの場合は、講義の手伝いをする(補習を行う、レポートおよびテストの採点を行う)ことで学科から給料を支給され、RAの場合はボス(指導教官)の研究を手伝う対価として給料が支給される。すなわち、日本と違い、大学院生は授業料を払って勉強する「お客様的立場」ではなく、TAもしくはRAとして、雇用されているようなものである。大学にもよるが、私のいる大学では、学生一人当たりに支払われる金額は、年間約$60,000になる。大学は、この金額を払う価値があると判断した者だけに入学を許可すると考えて欲しい。ちなみに、TA, RAをやらずに奨学金(TA, RAと同等額。主にアメリカ人向けで他国の大学院生がもらうことはあまりない)をもらうことも、自費で留学することも可能であるが、為替レートが悪いときに自腹を切りたいものではない。
この約$60,000という金額は、授業料、生活費を賄うことができ、配偶者と子どもを持つ大学院生も多い。むしろ、時間の余裕のある大学院生のうちに子供をもうけることを推奨する声もある。大学院生の集まりでは子ども同士で遊ぶ光景が見られ、違和感を感じるものではない。学費で借金をつくる学部生も多々いるようだが、大学院生になると親から援助を受けずに生活できるようになる。学部からの留学では、経済面に大変な負担がかかるが、大学院からの留学ではその問題が解消されるので、やる気のある人には狙い目である。もっとも、アメリカ経済の状況が変われば、留学の状況もかわるかもしれないが。

ボスの立場として、どのような学生を取りたいだろうか。一見、まじめで優秀で、自分の言うことを忠実にやる学生が都合がよいと思うかもしれない。しかし、アメリカでは、ボスは自ら研究費をかき集め、大学院生を養う必要がある。他にも理由があるが、逐次、学生に指示を細かく出し、管理する時間の余裕がない。そのため、自発的に行動し、ボスとは思いつかないようなアイディアを出し、対等に議論できる人物が必要である。年功序列を重んじ、目上の人間だからといって萎縮するようでは生活ができない。だからといって、軽視するのは論外で、敬いつつも言うべきことは言う、これが求められる条件のひとつだと感じた。さらに、自分の研究に対するリーダーシップを発揮することは求められるが、他人の意見を聞き入れず、暴走するようではボスも周りの人間も困る。また、問題を他人に丸投げするような人物は不要であるどころか有害であるといっても過言ではない。
リーダーシップの意味を履き違えない、そして、自らの行動に責任と理由を持つことを求められる。ある意味、日本で良しとされる人物に対する評価が良しとされず、むしろ役に立たないとされるかもしれない。代わりがいない人物の方が高評価なのは言うまでもない。

外資系の会社では一度の失敗が命取りとなるといううわさが流れているが、少なくとも大学院生がワンミスですぐに研究室を追い出されることはない。しかし、あまりにも悪い評価が定着すると、かなり居心地が悪くなり、自発的にドロップアウトせざるを得なくなる状況に陥ることもある。追い出されることがない理由として、すぐに追い出すような研究室では学生内の指導教官の評価が落ち、優れた学生の獲得が難しくなるためである。そのため、指導教官はその学生を改善しようと支援するが、同僚までさじを投げるような状況まで悪化してしまえば、言葉通り投げ出すしかなくなる。時間が経てば周りが忘れることもなく、その悪い評価が定着するので状況が好転することもない。しかし、ここまで不幸な状況まで陥る人はほとんどいない。(何か行動を起こした結果を予測して行動できる知性と判断力が普通の人間には備わっているからだ。)その学生自身が自らを省みて、状況を周りにも良い方向に変えようと努力するのだろう。問題がおきたときに、なあなあで済まされないことをその学生が知っているはずだからだ。(余程、論理的思考能力に欠けているなら兎も角・・・)

他にもいろいろと経験をつんだが、以上が5年間の留学期間中に感じたことであり、知ったことである。
思い出すことがあれば、追記する。
このエントリーについては、趣旨は変えないが、誤字脱字、読みにくい箇所は修正することがある。


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03.04.2008 20:51:46 / oolongtea

個人的記録用(S氏関連・再アップ)

S氏質疑応答

- S夫人のウェディングドレス泥棒、損壊の事実について。

> (結婚式の2週間後に)S夫人の親から連絡があるまで窃盗の事実を知らなかった。
  S夫人も認めており、事実のようなので、S夫人の非は認める。処分はまかせる。(謝罪はしない。)

- そもそも結婚の挨拶もなかったが?

> 双方の両親が連絡するよう手配した。また、両親が連絡するのが当たり前。
追記:新郎40代、新婦30代。

- S夫人の親から連絡がなかったが?

>  だったら調査するべき。祝電が来なかったので不満を感じた。
追記:S夫人が結婚を前提した交際をしていると言っていた相手が過去に4,5人いた。
   S氏とは結婚する気はなく、遊びで付き合っていると宣言していた。
   S夫人はベストパートナーはS氏以外の特定の人だと言っていた。

- S夫妻の結婚に関して何も連絡しなかったことについて。

> すべてS夫人の親と被害者(私たち)側の連絡の行き違いによることで、S夫妻には責任がない。
追記:告知義務を重視する会社なのにそれでいいの????

- 2007年9月にS夫人に対し、ウェディングドレスのお店に関するメールをS夫人の携帯電話の
メールアドレスに送ったが、S夫人から返答がなかったが?(メールは一切無視されていた)

> 2007年11月にパソコンのメールアドレス宛に届いたメールは、プロバイダーを解約済みだったため読むことができなかった。
追記:プロバイダーを解約済みなのに、なぜ2007年11月にパソコンのアドレスにメールが届いたことがわかるのだろうか??????
携帯電話のアドレスは、2007年12月末時点でも有効であった。
プロバイダーメールはそもそも知らない。

-「お金を数千万円横領しても許されるべき」
という発言をした人に対する感想は?

> 問題がない。いたってマトモで、何がおかしいかわからない。

- S夫人の親が脅迫まがいの口調(「おめぇよぉ~」とすごんだ口調)について。

> いたって冷静な口調と対応。ヒステリーを起こしている被害者をなだめているように聞こえる。

- S夫人の「悪気はなかった」というコメントに対して。

> 「悪気はなかった」という言葉には、十分すぎるほどの謝罪と反省の気持ちが伺える。
追記:S夫人はこれ以外の連絡を一切していない。S夫人の親に全対応をさせている。

- 切迫流産しかけるほどのダメージを受けたが、それについてどう思うか?

> (S夫人が)長子に学研を取ってやっているのだから、
 子供のことを十分に考えて や っ て い る。
 (流産に関してはノーコメント)
追記:S氏がいう「学研」は受講していない。該当するのはベネッセ。
   S氏への手紙の前にすでにS夫人により解約済みで、親権者によりS夫人に全額返済済み。
   解約日は、窃盗に憤慨していることを聞いた直後(2007年12月27日に、S夫人によりベネッセに解約通知が届く)。こちらでも解約の書類を送ったので、二度手間になったようだ(笑)

- 何か言いたいことは?

> 連絡しなかったのは、被害者が非常に怒っており、S夫人の親が全て責任を持って対応するから
 S氏・S夫人側から連絡をするなと言われたため。今回は回答を求められたので、やむを得ず連絡した。
追記:S夫人の親に質問したところ、「そのような事実はない」とS夫人親が断言した。


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追記:パソコンデータ移動のバックアップとして、S氏にEMSで送った手紙を一時的にここにアップ
することにする。

追記:S氏へ送ったEMSの追跡番号は、 EC930689858US である。
いつまで確認できるか不明であるが、このような手紙を送った配達証明として記載しておく。

注1:こだわりがあり、ウェディングドレスは入籍後に私たち夫婦の入籍後の財産から捻出したものであり、誰からの援助も一切受けていない。そのため、『私の所有物』と明記した。(私たちによる振込、領収書等の証拠が揃っている。私たちと店以外は金額すら知らないだろう。)
   また、この時点での私たちの生活費および学費は、全て奨学金によりまかなわれていたものであり、両親からの援助は一切うけていない。アメリカ滞在中の全学費は、自分の主義の下、双方の両親の援助を一切受けずに納付した。

注2:このメールに対する返答をしたのは、日本時間の12月27日。
   
   1月末にメールで届いたS氏からのWord文書によると、「学研(S夫人の手により12月27日付で解約済みのベネッセのこと)を取ってやってるのだから、子供のことを良く考えてやっている」のだそうだ。(笑)(全額S夫人に返済し、振込通知をこちらの手元に保管している。)

注3:S夫人メール文中の(子供)および(夫)は私たちのことである。

注4:ウェディングドレスは、現居住者(所有者)の許可、即ち口約束とはいえ契約を得て、元・自室の押入れに保管してあったものである。
   ウェディングドレス以外の私物も同様の経緯で、元・自室に保管。
   現在は、トランクルームに委託移送済みで、ウェディングドレスもその中にあると思われる。いつドレスが返却されたのかは不明だが、S夫人父から連絡があった時点(12月末)では、まだ返却していなかったように見受けられる。

注5:式の日取りは後日知らされ、誰からも公式に出席の打診を受けなかった。S夫人母から結婚したい『らしい』とは聞いていた。
   2007年9月末か10月初旬にS夫人母から「結婚が決まった」と聞いたが、これが初めてではないので、半信半疑であった。
   その日のうちにS夫人に送った携帯メールとは、『お祝いの言葉』と『お勧めのウェディングドレスのオーダー販売店について』であるが、返答は無かった。

注6:S夫人父からの脅迫まがいの暴言とは、喧嘩腰の罵り文句(単語)が主である。
   (アメリカで同様の発言により有罪判決を受けた人物がいることも明記しておく。)
   S夫人父との電話でのやりとりは、主に親族間の窃盗についてであり、「仮に、数千万単位の個人資産を親族が何度でも搾取しても文句は無いのか?」という問いかけに対し、S夫人父は「何の問題も無い」と言い切った。あまりに驚いたので、数回繰り返し聞いたが、返答は変わらなかった。S夫人父はS夫人を全面的に庇い、窃盗を肯定していた。親族間の窃盗を問題にするのが「人として不適切」なのだそうだが、窃盗を肯定する立場の人に言われるなら本望である。(笑)

 

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○○ 秀■ 様

 はじめまして。裕■■の妹の■■■■と申します。まずは、ご結婚を心よりお祝い申し上げます。平成19年12月X日の結婚披露宴には招待されなかったため出席できず、また、お名前やお仕事を含めました一切のことを姉や両親から教えてもらうこともかないませんでしたので、披露宴の出席者を経由してお義兄様のお名前を伺うこととなり、このように日が経ってからのお手紙でのご挨拶となりましたことをお詫び申し上げます。ならびに、新居のご住所を存じ上げませんので、このような私信を会社宛てにお送りしましたことを重ねてお詫びいたします。
 ところで、姉が披露宴に着用しましたウェディングドレスの件について、お義兄様のご意見をお伺いしたいと思っております。姉からすでに聞いていらっしゃるとは思いますが、あのウェディングドレスは私の所有物で、期間限定の海外居住のため、やむを得ず実家に保管しておりましたものです。しかし、お義兄様もご存知とは思いますが、私の与り知らぬところで姉の手に渡りました。
 私の披露宴当時、私の夫が学生であり、経済的な理由から披露宴のみを行い、挙式は夫の卒業および就職後に行う予定でした。そのため、ウェディングドレスを姉であっても貸すつもりは毛頭ありませんでした。しかし、私のウェディングドレスは、私の許可無く持ち出され、さらにサイズを無断で変更され、二度と着られない状態になりました。このことは、披露宴の数日後に母から聞かされました。その後、姉からは以下のようなメールが一通届いたのみです。

----------------------- Original Message -----------------------
 From:    y.************@docomo.ne.jp
 To:      ******@********
 Date:    Sun, 23 Dec 2007 07:13:04 +0900 (JST)
 Subject: ドレスのこと
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元気にしてる?
■■■(子供)、■■(夫)君も元気でいますので、仲良くしてますか?
ウェディングドレス、直して着てしまってごめんね。
悪気があったわけではなくて、■■ちゃんが結婚式に来られないのであれば、せめて同じドレスを着て、結婚式をお祝いしたかったんだよ。
成人式の着物も同じ物をきたから、人生の節目は二人で同じ衣装でお祝いしたいなぁと思ったんだよ。
ただ、説明もなしに写真を見たら、気に障るし怒るよね、ほんとにごめんね。
嫌な思いをさせて申し訳なかったけど、どうか丈夫で良い子をうんでください。

--------------------- Original Message Ends --------------------

 上記メールの釈注として、私はある事情により成人式には出席しておりません。また、私は人生の節目に同じ衣装を着たいとは思っておらず、私は自分以外の人間が着ることのできないドレスが欲しくてオーダーしました。姉からの結婚の報告および結婚披露宴の招待はありませんでした。上記メールが平成19年7月以来の姉からの連絡です。お義兄様と姉が結婚することが決まったと両親から聞き、こちらからメールにより姉に連絡をしましたが、姉からは返答はありませんでした。写真は、両親とのSkype中に見せてもらいました。画質の都合ではっきりと判りませんでしたが、私のウェディングドレスではないかと母に尋ねたところ、その場では否定され、その数時間後に母からの電話により私のドレスであることが判明しました。もし説明を受けてから写真を見せられたとしても大変気に障りますし、実際にもウェディングドレスの所有者である私の意志を無視するだけではなく事前に借用の許可をとることの無かった姉の行動には激怒しました。私の妊娠と結婚披露宴の出席の有無には関係がありません。丈夫な子供を産むどころか、ショックで切迫流産するかと思いました。この他に、父からのメールでも無断借用を認めておりますので、言いがかりをつけているわけではないこともお分かりいただけると思います。
 姉からのメールの内容と後日の両親からの対応により、無断使用と損壊について、姉は反省している様子どころか罪の意識を全く持っていないと判断しました。また、一緒にお送りしましたCD-Rにありますように、父からは脅迫まがいの対応を受けました。音質が悪く、聞きづらいとは思いますが、両親と姉が今回の件についてどのように考えているかお分かりいただけると思いますので、ぜひとも一度お聞きくださいますようお願いいたします。姉妹という関係であったとしても、親を巻き込んで親による謝罪および恫喝まがいの行為をするのは、成人として到底正しい行動であるとは思えません。また、ご存知の通り、姉妹でもお互いのものを無断借用するのは、法的にも正しい行為ではありません。自分では対応せず、親任せの姉の行動も、私どもの感情を逆なでする結果となっています。

 <<中略:プライバシーに関わる問題があるため。ドレスの話は一切ありません>>

 私と夫は、この件を無かったことにするつもりはありませんし、対応次第では姉に対して法的に追及する構えです。本来ならば、私のウェディングドレスを私以外の人間が着用することの無い元の状態に戻して返却して欲しいのですが、それは叶わないことです。嘘偽りがあるはずもない場である披露宴に出席された全ての方々には、どのようにして私のウェディングドレスが姉の手に渡ったのか、即ち、ウェディングドレスが無断で持ち出され、損壊された事実を知っていただきたいと思っております。姉の無断借用および損壊行為は、悪気が無かったといっても実際には罪であることを姉に自覚してもらい、二度とこのようなことが起こらないように深く反省してもらうのが目的ですので、金銭的な解決は一切求めておりませんし、受け取るつもりもありません。私が私の披露宴に着たウェディグドレスだから意味があるのであって、同じデザインで私のサイズのものがあれば解決すると言うものではないこともご理解ください。
 私のウェディングドレスですが、姉に返すよう促しましたが、一切の返答がありません。

 <<中略:プライバシーに関わる問題があるため。ドレスの話は一切ありません>>

 1月中に何らかの形で、ご連絡くださるようお願い申し上げます。今後、姉が他人にも身内に対しても罪を犯すことのないよう妹としても願っておりますので、配偶者であるお義兄様におかれましても泣いて馬謖を斬る覚悟で適切なご対応を重ねてお願い申し上げます。

平成20年1月9日


■■ ■■

住所
電話番号
メールアドレス

配偶者氏名
メールアドレス


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29.02.2008 22:33:34 / oolongtea

ゲーム理論勉強メモ:囚人のジレンマの社会的応用

ゲーム理論といえば囚人のジレンマ、というくらい囚人のジレンマは有名なネタである。
囚人のジレンマというのは、以下のようなものである。共同で犯罪を行った疑いをかけられた被疑者AとBが別々に取調べを受けている。被疑者は罪を自白するか否認するかを選択することができるが、共犯がどのような供述をしたか知ることができない。被疑者が二人とも自白した場合二人とも懲役5年、二人とも否認した場合懲役2年、一人自白し一人否認した場合、自白した被疑者が無罪、否認した被疑者が懲役10年となる、といった話である。
ペイオフをマトリックスにまとめてみると:

   B自白  B否認
 A自白  A -5, B -5  A 0, B -10
 A否認  A -10, B 0  A -2, B -2

囚人のジレンマの設定として、相手がどのような対応をとったとしても、自分が自白したほうが刑が軽くなっている(利益が大きくなる)。よって、合理的な被疑者は必ず自白するだろう。ただし、二人に信頼関係があり、双方否認した場合、双方自白した場合より刑が軽くなる。あなたがこの被疑者なら抜け駆けするであろうか。相手への信頼感、将来にわたる関係を維持したいかによって変わるのではないか。

囚人のジレンマはいろいろな場面に応用できる。
例えば:
-携帯を持たない共働きの夫婦2人が会社帰りに買い物をするべきかどうか(買う=自白、買わない=否認)
-同僚を出し抜いて、上司の誕生日にプレゼントを贈るべきかどうか(送る=自白、送らない=否認)
-社員の不祥事に関する質問状が複数の重役に届いた場合に、重役は自己弁護の返答を送るべきかどうか(送る=自白、送らない=否認)

上記の標準的な囚人のジレンマの話は、取り調べの刑事がした刑期の話を、被疑者が完全に信じているからジレンマとして成立する。上記の囚人のジレンマでは、被疑者が両方とも「双方否認の場合の刑期が、双方自白の場合の刑期より短い」という刑事の話を信じていないと話が変わってくる。たとえば、「双方否認の場合の刑期は懲役2年ではなく、裁判官が怒って懲役8年を宣告する」という噂があったら、二人に信頼関係があったとしても、対応は変わってくるのではないか?

囚人のジレンマを社会に応用する場合には、ペイオフマトリックス(対応ごとの利益の表)が間違っている可能性をも考えるべきである。


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29.02.2008 22:30:12 / oolongtea

個人的記録用(今までの流れ、再アップ)

今までの流れ
2006年   S夫人、S氏と遊びで交際している宣言にS夫人の父親がマジ切れ。母親は当惑。
2007年6月? S夫人が結婚したいらしいとS夫人の母が言う。
2007年7月 S夫人から負け犬宣言がある。
2007年9月 S夫人がウェディングドレスを欲しがっていると聞いたが、即断る。
         (就職後に挙式する予定なので!)
しばらくS夫人の結婚について何も話が出ない。
2007年12月初旬 結婚式があったらしい。日付や相手の名前すら知らない。
2007年12月中旬 S夫人母からS夫人がウェディングドレスを窃盗したことを聞かされる。
        S夫人の責任を追及する意向をS夫人両親に通告したところ、S夫人は悪くないから
        S夫人父がドレス代を弁償すると言い出した。
        その後はS夫人父から脅迫まがいの嫌がらせを受ける。
2007年12月23日 初めてS夫人が被害者にメールで連絡を取る。被害者感情を逆なでした挙句、
        「悪気はなかった」と謝罪の言葉すら言わない。(連絡はこれだけ)
2008年1月初旬 S氏に見解を求める文書を速達で送る。
2008年1月末  メールで返答あり。
2008年2月初旬 S夫妻の披露宴の出席者にこれまでの経緯の報告とS夫人の更生を求める手紙を送る。
        主賓7名には2008年2月末日まで返答を求めた。

2008年4月18日現在、宛先不明で返送された手紙は2通。ただし、この2通は主賓宛ではない。
裏側には、それぞれ同年2月12日と18日付けの丸の内郵便局の消印が押されていた。1通は会社からの付箋に「退職」と書かれており、もう1通は付箋がはがれたのか、ちぎれたテープのみだった為、返送理由は不明。

2008年4月22日 S氏夫妻、被害者夫の両親を訪問(2008年4月20日)。その報告を被害者夫の両親より受ける。メールは近日アップする予定。

2008年4月25日 4月22日付けでアップロードした被害者夫父よりのメールを本人からの要請により削除。趣旨のみを記載する。

2008年4月25日 日本時間の4月23日付でS夫人父よりメールが届く。家族のためであっても、今回の件を世間に公表して他人に意見を求めないように要請する趣旨であった。(ブログの存在は、最近、外部から何らかの形で知らされたように見受けられた。)

2008年4月25日 22日午後5時41分(日本時間23日午前6時40分)、午後8時29分(午前9時29分)、24日午前8時6分(23日午後7時6分)、午前9時8分(午後8時8分)、午前9時48分(午後8時48分)、午後6時27分(25日午前7時27分)の計6回、日本から電話がある。そのうち3件はS夫人両親より電話をするようにとのメッセージが残っていた。

2008/05下旬 2008年1月頃、被害者側からS夫人両親に対し、「S夫人の話を持ち出さず、今回の件に関して中立を保つなら、最初期の対応を不問にしたい」という申し出をしたが、詳細は書けないが、S夫人母は合意したと確信した。今後様子を見る必要はあるが、これがS夫人両親の総意であると思いたい。



参考資料
2008年4月18日 披露宴出席者宛に送ったが、あて先不明で返送された手紙



 
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2008年4月20日、S夫妻が被害者夫両親を訪問。その報告メールをアップロードする。

注1:S夫人は「お詫びのメールの内容が不適切であった」と言っているが、1ヵ月後にS氏はS夫人を全面的に庇い、私どもを攻撃する内容の文書を送っている
注2:S夫人は、自分より立場の強い人間の前では反省した素振りを見せるが、直接被害にあった人、少なくとも今までの私達、には謝ったことが無い。
注3:S氏は「ウェディングドレスに関しては、裕■■さんと共に、心から謝罪したい」そうだが、大事になるまでその意図は無かったように思える。
注4:メールでのやり取りとは、S夫人の「お詫びの内容が不適切であった」メール一通とS氏のS夫人を全面的に庇うメールに添付されていたWord文書一通と思われる。一方的な内容で、こじれたとは考えられない。
注5:重ね重ね言うが、S夫人父は、S夫妻に「被害者と直接の連絡をしないように」とは言っていない
注6:横領の話は、S夫人父(横領を肯定)と被害者夫(横領を批難)との会話を録音したものを聞いた上での返答とS氏が明記している。誤解というなら、S氏が被害者側の話を軽くあしらった証拠であり、S夫人を全面的に信じて返答したと解釈している。
注7:私どもは責任を持ってブログには真実のみを書いている。誤解や大げさな表現はしていないつもりである。
注8:被害者夫父のメール文中にある「S氏は個人資産を数千万円横領することに関して違和感を何ら持っていない」とは、披露宴出席者宛に送った「特に夫・○○秀■は個人資産を数千万円横領することに関して違和感を何ら持っていないと解釈できる記述があり」のことであり、中傷の意図は一切無い。

注9:私はこれが矛を収める時機とは思っていない

注10:被害者夫父の要請により、メールを削除。趣旨のみ記載した。(2008/04/25)
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2008年4月22日付けで届いた被害者夫父からのメールの趣旨
 - 4月19日、S夫人より被害者夫父に会いたいと連絡があった
 - 4月20日、S夫妻が被害者夫父の家を訪問した
 - S夫人に誠意ある謝罪を求めるのは正しい対応である

 - S夫妻は新婚旅行帰国直後であり、S夫人は深刻度に気付かず、不適切な謝罪のメールを送った
 - S夫妻は、S夫人両親に対応を任せていたため、その後は何もしなかった
 - S夫人は被害者に直接会って謝罪をしたいと思っている
 - S夫妻は今回の件を会社上司から指摘されている
 - S氏は、被害者が誤解していると主張している
 - S氏は直接関係なく、問題があると思ったら、S氏とS氏会社の関係者に謝罪するべき

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2008年4月22日、被害者夫両親に宛てたメールをアップロードする。


最初に。
思いつくままに書いたので、文章の構成や順序が相当おかしくなっていると思いますが、ご容赦ください。

ウェディングドレスの一件を巻き込みたくなかったのですが、結果的にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします。
お父さんのおっしゃることは、理解できないわけではないのですが、裕■■さんが今までに私どもにした仕打ちを考えると、今回のお父さんたちへの謝罪の仲介の依頼も詭弁にすぎないと考えています。
裕■■さんとS氏は、私どものことを、ネット上で「人として不適切」、「金喰い蟲」「子持ちのチュプ(主婦を侮蔑する言葉)」などという言葉のほかに、様々な文章で中傷しているようです。(特徴があるのでわかり易いのです。)
19日朝時点でも書いていたようです。

さらに、僕たちに対し、「ただでは済まされると思うなよ」と警告がありましたので、何があってもおかしくないと思っています。
僕達家族の身の安全が保証されることが最低条件で、今後、私達に一切の迷惑をかけない事、関わりを持たない事、今回の一件をS家側の披露宴出席者親族全員に知らせない限り、和解は成立しないと思います。
さらに、お父さんたちを巻き込んで、自らの代わりに謝罪の意を伝えさせる行為に大変な不満を覚えています。
逃げも隠れもしない私どもに直接連絡しないのは何故でしょうか。

N家(S夫人実家)の父に確認しましたところ、S夫婦に対し私どもに直接の連絡をするなとは言ってはおらず(数度にわたり確認済み)、いつものように、自己責任を逃れるための言い訳にすぎないと考えています。
本当にN家の父により連絡を取ることを禁止されていて、全てN家の父が責任を負うつもりであれば、すでにN家の父を通して和解なり謝罪なりの事態の進展があったはずですが、それもありません。
さらには、N家の母は(Nの父に連絡することを禁止されていたそうです。Nの父も認めています。)すぐに傍観の立場に周り、父は数ヵ月間に渡り、今回の件を無かったことにするように妊婦の■■さんの人格否定をしながら精神的に攻撃していましたが、「妊婦の妻をいたわる気持ちはお義父さんにもわかるだろう」と伝えたところ、現在は傍観の立場に周ることに決めたようです(しかし、事実上絶縁しました)。
ブログのことも知っており、N家の父に確認すれば、僕達に連絡をしてもよいとわかる状態でありながら、さらには住所、電話番号、メールアドレスもS夫婦は知っていながら、間接的に僕達を諌める行動を取っているのが、直接謝罪をする意思のない証拠と捉えています。

さらに、反省の意図が読み取れない理由として、裕■■さんが■■■(被害者の子供)に送っていたベネッセの教材を、裕■■さんが去年12月メールを送った直後にこっそりと解約していました。
(ベネッセより連絡があり、解約日を知りました。全教材費を返還しました。)
子供のことも一緒くたにしているので、子供を含めて何をされるかわからないと解釈しています。

ブログに関しましては、事実のみを挙げたもので虚偽は一切ありません。
ブログの文責は全て当方にありますが、2ちゃんねるのことは言いがかりです。
僕がブログを閉鎖したとしても、確実に今よりS夫婦に悪い方向に事態が進むでしょう。
2ちゃんねるを見たのであれば、一般の見識が、裕■■さんとS氏の行為を到底理解できるものではないと解釈している証拠と受け止めていただきたいと思います。

新婚旅行から帰ってきたばかりで深刻度に気付かないというのは、言い訳に過ぎないと思います。
もし裕■■さんが言う通り、疲れで深刻度に気付かなかったのでも構いませんが、裕■■さんが実際に行った行為は、窃盗・損壊が疲れの無い通常の状態で問題ないと考えた上でやったことになりますので言い訳に過ぎず、さらに深刻な事態となるでしょう。

今年に入ってから、僕達は1月9日付けで送ったS氏への手紙以外に、S夫婦にはメールは送っていません。
最初は、S氏にお知らせすることで、S氏に逃げ道を用意したつもりです。
しかし、S氏は今でも裕■■さんを庇っているならなおさら、夫婦でありますし、連帯責任があると思います。
もちろん、裕■■さんからはあの去年12月の謝罪と称する言い訳メール以外に連絡はありませんし、もしそれを裕■■さんが安易な謝罪で
後悔していると考えているならば、その1ヵ月後のS氏があのような、一切の謝罪をしない上で、私どもを攻撃する文書を送ってくるはずがありません。
メールを含めて行き違いがあったとは思えませんし、両親を伝達手段として行き違いがあったとS氏は主張していることもありましたので、このS夫婦の主張に関しては、少なくとも僕は受け止めないこととします。

S氏の横領のことは、実際にN家の父(横領を肯定)と僕(横領を理解不能と考えている)の会話にあった話で、それについてS氏に聞いたところ、全面的にN家の父を肯定し、僕の意見がおかしく、さらに■■さんを侮辱する返答まで付け加えており、誤解があったとは思っておりません。
もしS氏が誤解というならば、僕達に取った対応は、いい加減であったということになります。
S氏が横領を肯定したと解釈できる文面だったので、倫理観に疑問を持ったという僕の主張であり、中傷ではありません。
僕は25歳であり人間としてはまだ若輩者に過ぎませんが、決して短くは無いアメリカの厳しい生活の中で少なからず成長したと思います。
成人したからには全ては自己責任と考えており、手紙も責任を持って書きました。誤解は一切ありません。

■■■■(S夫妻会社)の出席者の方々に送った手紙の中に、僕達の連絡先を記載いたしました。さらに、会社もブログの存在を知っているようです。
もし、何かしら会社に不都合があるならば、僕達に連絡があるはずですが一切ありませんし、僕達は会社に迷惑をかける意図もありません。
手紙はあくまでお願いであって、ブログには送ったことの記録を載せたのみです。
したがって、S氏や■■■■(S夫妻会社)の関係者に謝罪する必要はないと思っています。

謝罪を含めて全て親任せにする人にとって、僕の行動は「イカれた(社会常識が無い)」と判断しているようです。

今回の一件を許せないという考えに対し、N家の父から非常識だと責められ、追い討ちをかけるようなS氏の文書を受け取り、つわりは既に終わっているのに嘔吐を繰り返し、日に日に衰弱する妻の様子を見て、■■さんが気丈に振舞おうとしても敏感に察知して母を案じて不安がる■■■(被害者の子供)の様子を見ても、お父さんは「矛を収めろ」と言えたのでしょうか。
窃盗を含めて裕■■さんの行為を肯定する立場の人からの意見だけではなく、一般的な見識を知りたいと思ってブログを立ち上げたのです。
それでだいぶ救われたと思っています。

乳幼児がいることもあり、身の安全が保証されたと僕達が判断するまで、S夫婦に会うつもりはありません。
反省するなら今まで時間はいくらでもありました。
しかし、騒ぎになって初めて反省したような素振りを見せるようでは、本当に反省する意思があるかどうかも疑問ですし、それに今までにS夫婦は取るべきではない行動も取るべき行動もあったのではないでしょうか?
重ね重ね申し上げますが、僕は、お父さんにもらった名に恥じないよう、正しいと思った行動を取るよう心がけています。
どうか、今まで通り僕達の行動を信じてください。

--------------

私どもが今回の件を許せないのか、その起源になるお話をお聞きくだされば、と思います。
私が19歳当時、成人式の振袖を購入する時期が来た時まで遡るのですが、両親が、姉にどれほど高価な振袖を誂えたかを様々なところで自慢しておりました。
私にも振袖を購入する運びでしたが、鶴の一声で急に話がなくなりました。
両親が姉に対して引け目を感じているのはうすうす気付いておりましたが、私はこのことに対し、両親に大変反発いたしました。
その結果、成人の記念に父から貰ったものは、お祝いの言葉でもなく、もちろん振袖でもなく、頬に受けた数発の握り拳と顔の傷だけでした。
振袖にはそのような思い出がありましたので、思い出したくない一心で出席したかった成人式にも行くことが出来ませんでした。
そのため、親はあてにせず、花嫁衣裳は自らの手で、と決めておりました。
自分で用意するなら、誰にも侵害されることは無いだろう、と考えていたのです。
■■さんも直接ではないにしても、この話を間接的に知っておりましたので、ウェディングドレスのオーダーメイドに関しては、最初から賛成してくれておりました。
メーカーとのやりとりはおびただしい数に上り、私の思い描いた夢を現実にしたようなウェディングドレスが出来上がり、初めて手にした時、私だけが着ることのできるドレスができた、と嬉しく思ったのです。
振袖を見るたびに味わった苦い思いも一気に吹き飛ぶようでした。
しかし、披露宴前になぜか姉がドレスに袖を通し、「私(姉)のほうが似合う」と言ってのけ、それを知った■■さんの怒りが、今まで受けた姉からの嫌がらせ(主に結婚関連)に上乗せされて、お義母様にもご迷惑をおかけすることとなりました。
この点は非常に申し訳なく思っています。
せめてドレスを着た姿を披露できるのは私だけにしたい、と心から思っておりましたが、その夢もかなわなくなり、入籍当初から決めていた、卒業後に同じドレスを着て挙式する夢もなくなりました。

私の両親が、お義父様とお義母様に「■■さんは何故、出来の悪い妹を選んで、出来の良い姉を選ばなかったのか不思議だ」と申したそうですが、この言葉は半信半疑でしたが、今は本当に言ったのだろうな、と思っています。
しかし、■■さんは私と人生を共にすることを選び、今でも私と結婚て良かったと言ってくれているので、心の救いとなっています。

今まで、姉の一声や身勝手な行動で、掴んだチャンスを幾度となく逃してきました。
その度に両親から我慢を強いられ、今に至ってきたのです。
今回、また諦めてしまえば、次のハードルはもっと高くなると思います。
今が反旗の時とは思っておりませんが、これ以上、権利を侵害されたくないのです。
意固地になってでも、家族を守り、人の親として子供に顔向けできないような行為はしたくない、と強く思っているのです。
私達は自分の行動に責任を持ち、他に恥じることの無いよう、信念を持っています。
どうか、今回の行動もご理解いただけないにしても、傍観の立場でいてくださるようお願い申し上げます。



 


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29.02.2008 22:29:45 / oolongtea

個人的記録用(回答期限)

結婚式の主賓7名に
 - ウェディングドレスの窃盗、損壊について
 - S夫人の更生について
 - S氏の横領に関する倫理観
の3点について個人的にどのように考えているか、2008年2月29日までに回答を求めていた。

見解を求めたのは以下の方々である。

東京都千代田区有楽町にある相互会社本社
 - 取締役専務執行役員 麻○氏 (注:平成20年4月1日より代表取締役専務執行役員に昇格)
 - 年金推進部長    M氏
 - 特別勘定運用部長  S氏
東京都渋谷区にあるS総合支社
 - 支社長       H氏
 - 副支社長      S氏 (注:平成20年4月1日より神奈川県A支社の支社長に昇格)
 - 営業推進統括部長  F氏
神奈川県川崎市にあるK総合支社
 - 支社長       H氏

この相互会社のリスク管理の方針がわかる結果となり、にんまりと笑ってしまった。

回答期限の2月29日当日になったが、未だに主賓7名全員から何の音沙汰もない。
相互会社の役職は、リスク管理という名の下、いかなる質問にも回答しない主義だろうか?
個人的な意見も答えられないような人物が管理するような会社であるとは思いたくないが、
これでは社員(加入者)の質問に対して、どのような対応をとるのかが目に見えるようである。

どんな人物であっても職員を管理するのは会社の使命なのだろう。今回のように総合職ならなおさら、実に大変な問題である。

S氏の質疑応答を文章にまとめた記事を改めて見返してみると、S氏とは何ぞやと思った。


追記:パソコンデータ移動のバックアップとして、会社(重役以外の披露宴参加者)に送った手紙を一時的にここにアップすることにする。なお、S夫婦からは未だに謝罪の言葉も何の連絡もない。

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平成20年2月4日

関係者各位


  ○○(旧姓・■■)裕■■の■■の■■■■とその夫・■■■■と申します。平成19年12月X日の○○の披露宴にご出席くださいまして、誠にありがとうございました。本来でしたら、その席において直接皆様に御礼を申し上げるべきなのですが、○○夫婦から結婚の報告および披露宴の招待も打診も受けず、事後に知ることになりましたため、お手紙でのご挨拶になりましたことを深くお詫び申し上げます。
  今回、残念ながら、○○裕■■が披露宴で着用しましたウェディングドレスがどのような経緯で○○の手に渡ったのか、披露宴にご出席くださいました皆様に事実をお知らせする運びとなりました。あのウェディングドレスは披露宴でも紹介がありました通り、私たちの披露宴で妻・■■が着用した私たちの独自の共有財産ですが、期限付きの海外滞在のためにやむを得ず妻・■■の実家に保管してあった中、裕■■が所有者である私どもの許可なく持ち出し、サイズを小さく変更、即ち損壊して着用したものでした。私どもは、挙式だけは誰からの援助も受けず行うと入籍当初から決めていたため挙式をしておらず、学生である夫・■■の卒業を待って挙げる予定でした。その際は私どもの披露宴で祝福を受けたあのウェディングドレスを着用したいと当然のように思っておりましたが、骨格の都合上、二度と着用できなくなり、約Y年間持ち続けた夢は叶わなくなりました。
  ○○裕■■およびその夫の○○秀■は、ウェディングドレスの無断借用および損壊の事実を認めているものの、双方から謝罪の言葉もなく、反省する意思もさせる意思もない見解を明らかにした文書を私どもに送っており、その中で、自らの行為に何の落ち度もないと肯定する立場におります。上記文書で、特に夫・○○秀■は個人資産を数千万円横領することに関して違和感を何ら持っていないと解釈できる記述があり、私どもが○○秀■の倫理観を解せないため、裕■■の更生を助ける人物として適任ではないと判断しました。また、○○裕■■の両親とも、裕■■には全く非がなく、私たちが問題として取り上げているのが人間として不適応であり、○○秀■の横領に関する倫理観は社会でよく勉強した人間の持つべきものと明言しておりますので、裕■■の更生に手を貸すつもりは全くないようです。
  そこで、披露宴にご出席くださり○○夫婦の結婚にお立会いくださいました皆様に、是非とも○○裕■■が更生するようお力添えを願いたいと心から思い、身内の恥をしのんで、今回の一件を皆様にお知らせする決意をいたしました。どんな理由があるにしても、人の物を無断で持ち出して損壊するのは成人としての相応しい行為ではなかったと二人に悟らせていただき、御社および世間の利益を損ねるような行動を取らないようご指導ご鞭撻いただくことを、■■として深くお願い申し上げます。事実ではないと信じたいと思っておりますが、裕■■が住所を虚偽申告し、会社からの交通費を不正受給して損失を与えていたことを平然と話していたことがありました。親元を離れ東京で暮らしている十数年の間に歪んだ倫理観を持ってしまったのかもしれませんが、○○裕■■は本来実直な人物であると少なくとも妻・■■は信じておりますので、十分に更生できる余地があると思うのです。
  私たちの主張が虚偽ではないことを証明できる証拠の文書などを私たちは持っていますが、この手紙には敢えて添付いたしません。必要とお考えでしたら、私たちに言いつけてくだされば、いつでもお送りいたします。

敬具

 

■■ ■■
■■ ■■
(現住所)
(電話番号)

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追記:会社に手紙が届いた際、S夫人父より連絡があり、「このままただで済まされると思うなよ」との報告を受ける。(録音済み)


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29.02.2008 22:29:25 / oolongtea

個人的記録用(S夫人関連、再アップ)

S夫人の言い分

 - 何の説明もなしに(ドレスを着ている)写真を見たら気に障るし怒るかもしれない。
  しかし悪気はない。
 - 人生の節目に同じものを着てきたので、ウェディングドレスも同じものを着たかった。
  追記:人生の節目(七五三や成人式と思われる)に同じものを着た事実はない。
 -  私は美人だから、ブサイクとボランティアでデートしてあげてる。
  追記:  一般的に美人女優、かわいいアイドルと言われている人達にはのきなみブスという評価をつけている。一般人について、綺麗だといったことは一度もない。自分以外は認められないのかもしれない。
 

S夫人の所業

 - 千代田区の会社に通うのに、地下鉄160円区間に住んでいるのに北関東からJRで通勤している
  ことにして定期代を着服している。(差額は1ヶ月定期で計算して約25,000円)
  着服した交通費で海外旅行をしている。(数年間)

 - 母名義で楽天証券に株取引口座を持っている。(名義貸借)
  会社では株取引は禁止されているらしいが、短期売買で利益を出している。

 - 会社が残業代を出さないのはおかしい。労働関連法規違反だ。
  その分、就業時間にサボることにしていた。

 - 披露宴前の他人のウェディングドレスを着込み、鏡に映した自分の姿を見て
   「うん、わたしのほうが似合う」と宣言。 だが、サイズは全く合っていない。

- 2004年1月にオーランドプレミアムアウトレットでS夫人へのお土産として購入したコーチの時計が、就活生向け会社案内のパンフレットにおけるS夫人の記事内で写真付で紹介されていた。正しい文面は忘れたが、「時計はこだわりのアイテムで、人生の節目の記念に『自ら』購入したもの」という趣旨の説明書きがあった。
(両端が白で縁取りされているように見える赤の皮製ベルトで、長方形のフェイスの時計である。)
なお、コーチは1998年に初めて時計のコレクションを発表した。

追記:上記所業はS夫人本人談である。


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29.02.2008 14:41:21 / oolongtea

ゲーム理論勉強メモ:女性から見た理想の結婚相手

仮にどんな男性とでも結婚できるような凄腕の20代後半の女性がいたとする。
その女性が相手に求めているものは、専業主婦で優雅なセレブ暮らし、即ち"金"である。

彼女の前に次の3人の男性が現れたとする。
(1) 終身雇用で平均より若干上の給料をもらう同年代(20代後半)の男性。年収約700万円。
(2) 外資系企業で平均よりも高い給料をもらうが、不安定な雇用の同年代(20代後半)の男性。年収約800万円。
(3) 終身雇用で平均より若干上の給料をもらう一回り以上年上(40歳前後)の男性。年収約1200万円。

目先のことを考えれば、(3)が一番彼女の理にかなった相手であろう。

これらの生涯年収を考える。
(1)の場合、3億円もらえば上等であろう。結婚後に稼ぐ給料は、このうちほぼ全てだろう。
(2)の場合、生涯15年働いたと仮定して、やはり3億円くらい。まさか40歳ちょっとで引退する奴はいないだろうから、これよりも高い給料を稼ぎ、結婚後の共有資産は確実に(1)を抜くであろう。
(3)の場合、(1)同様、3億円くらいだろうが、すでに生涯年収の半分近くをもらっているため、共有資産は(1)、(2)の比ではない。

結婚後の生活を考える。
(1)の場合、結婚当初は贅沢はできないだろう。しかし、家族を増やし、堅実な生活を求める女性には十分であろう。残念ながら、金には困らないがセレブ暮らしとは一生無縁なものとなる。
(2)の場合、結婚当初からまあまあな暮らしができるだろうが、いざ(リストラなど)というときのために貯金を欠かすことはできないだろう。うまく勤めあげることができたら、一番のリターンを期待することができるだろう。うまくいけばプチセレブ、うまくいかなくてもそこそこの生活ができるだろう。
(3)の場合、男性が独身貴族を満喫して贅沢な暮らしをしていたら、貯金額も少なく、しばらくしたら贅沢とは無縁な生活になるだろう。(億単位の貯金があれば話は別だが・・・。)そして、子育てを考えると、20年後には男性は定年退職しており、生活は女性か年金が支えることになるだろう。20年先を考えると、見たくない結果を見てしまうことになるだろう。どんどん落ちぶれていく生活が、一番惨めなのではないだろうか。

(1),(2)に共通していることだが、相手および自分が若ければ、子をもうけるときのリスクは低い。金銭面はもちろんのこと、子への影響もある。女性が若くても男性が高齢になるほど、精神障害のリスクが増えるとの報告があがっている。(リスクが高くなるだけで、もちろん健常な子供が生まれることの方が多く、ただの確率論の問題である。)

20代後半~30代の特に女性が美しい時期に、優雅で贅沢な暮らしがしたいならば、結婚前に自分で金をためておき、(1)、できれば(2)の男性を選ぶことができれば賢い女性と言えるだろう。
目先の利益だけで(3)を選ぶのは、長い目で見るととてもおろかなことだろう。(3)にしか相手にしてもらえなければ、話は別だが。


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29.02.2008 13:47:53 / oolongtea

ゲーム理論勉強メモ:社員不正と年収

日系企業は、社員の年収を抑えすぎているため、優秀な人が入社しない、社員が不正に手を染める、などの不利益を被っている。

仮に僕はどんな企業でも希望すれば入社できる、エリート学生だったとしよう。僕にとって理想的な業務内容の企業が、以下の2つだったとする。
(1) 初年度の年収400万、3年後の年収500万、10年後の年収800万、20年後の年収1200万、30年後の年収1500万の日系企業。出向の可能性があるが、就業不可な病気になるか、刑務所に行く羽目になるくらいの大きい不祥事を起こさない限りこの収入レベルで雇用は保障される。
(2) 初年度の年収500万、3年後の年収1000万、10年後の年収5000~8000万、20年後以降の年収1億以上の外資系企業。一般論として、3年後まで会社に残れる確率50%、10年後まで残れる確率20%。解雇された場合、再就職斡旋はしてくれるが、給料は数十%ダウン。横領など不正行為がバレたら即懲戒解雇。

僕の目標は生涯年収を最大化することだが、どっちの会社に就職すべきか。(簡単のために、将来もらえる給料はここの表示されている現在価値からインフレ調整されているものとする。例えば、10年後の物価が今の2倍だった場合、ここで表示される給料の倍額もらえるものとする。)

まず気づくことだが、(2)の外資系企業に就職すると、十数年勤め上げれば(1)の日系企業の生涯年収を越えてしまうことができる。万が一リストラを食らっても、二十年ほど勤めれば日系企業の生涯年収を超えることができる。せめて子供が小さいうちは同じ会社に勤めたい、という無意味な(?)こだわりがなければ、生涯年収を最大化するため可能な限り(2)の企業に就職するのが合理的である。

しかし、これには条件がある。僕は企業(2)で不正行為をしてはならないのである。
不正をしてしまうと、今後企業(2)でもらえる収入を放棄しなければならない。何年も一億/年もらえる可能性を放棄するだけの価値のある不正行為はどのようなものか、まず存在しない。
僕が不正好きならば、企業(1)に就職するのが正解である。給料が安い分、不正行為をやって帳尻を合わせればよい。

・・・こういう理由で、不正行為をやろうと思う、また不正行為をやることに抵抗感のない、優秀な人はあえて企業(1)に就職する。不正行為に抵抗感がない人が集まっているため、不正行為があっても揉み消され、なかったことにされてしまう。こういう企業体質は、給与構造を変化させて悪徳社員を逆選択しないようにするか、企業がつぶれない限り、なくならないのである。


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28.02.2008 22:59:07 / oolongtea

個人的記録用(ウェディングドレスと資本主義)

(少なくとも)アメリカでは、結婚時にBride(花嫁)はSomething Fourを身に着けるそうだ。
順番は知らないが、Something New, Old, Blue, Borrowedである。
アメリカ人の知人に聞いたところ、Newはウェディングドレスで、Oldは母親などから受け継いだもの、Blueはアクセサリーや下着や花などらしく、Borrowedは友達などからのアクセサリーなどの借り物らしい。

Brideは日本と違って、ウェディングドレスは新調するもので、Ann Taylorなどのどこにでもある店のオンラインショップで販売しているし、安価なアパレルショップH&Mでも一時期販売していた。日本の式場でレンタルされているドレスと同じメーカーのドレスが、アメリカでは200ドルくらいから販売されているくらいなので、誰でも新調できる価格帯でも売っているのだろう。
レンタルタキシードと違って、レンタルドレスというものには滅多にお目にかかれないものだ。
日本では"Something Borrowed"はウェディングドレスということにしているのかもしれないが、必ず元の形に直せるものがBorrowedであり、元に戻せないもの(戻すつもりのないもの)は、"Something Stolen"であるので、縁起物ではなくなるのでろくな結果にならないでしょう。

日本のニュースでも話題になるFilene's Basementのウェディングドレスセールに行ったことがあるが(例年の会場が現在改装中のため、今年はコンベンションセンターで行われたようだ)、最初にドレスを手に取れるだけ、もしくはハンガーラックごと確保し、サイズが違うなどの要らないドレス(商品)は他の人と交換し、徐々に選んでいくようだ。手持ちのドレスがない人は、試着もさせてもらえないどころか、相手にもしてもらえないという過酷な資本主義の現状を見せ付けられた気がする。
結婚前にBrideはGroom(新郎)にウェディングドレス姿を見せると幸運が逃げるそうなので(笑)、男性の姿はほぼ皆無で、まさに女の戦場である。ドレスはその場で試着し、テレビ放映されているのに半裸の女性がカメラを横目に失踪している有様である。
あんなBrideの醜い姿を見たら幻滅するから、かえって都合が良いのかもしれない。


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28.02.2008 22:29:47 / oolongtea

個人的記録用(在外日本人が日本で犯罪に巻き込まれた場合)

在外日本人が、日本で起きた親告罪(窃盗・器物損壊・名誉毀損)に巻き込まれた場合の対処法だが、告訴期限の時効の期限内および犯人を知った日から6ヶ月以内に、日本に一定期間でも一時帰国できる状況ではない限り、残念ながら泣き寝入りしかなさそうだ。
というのも、告訴状を提出できる代理人(弁護士・司法書士・行政書士で、基本的に行政書士の仕事らしい)が、海外在住であることを理由に、依頼を受けたがらない場合が多い。
また、依頼できた場合でも、取調べに応じることができない限り、警察が動かない可能性があるとの見解をこれら専門家の主な見解であった。

被害届を代理で提出するのに、告訴状と同料金(30,000円前後)を取ろうとした行政書士がいた。告訴状が必要な犯罪(今回のような親告罪)では、被害届だけでは警察が動けないのに、だ。

海外に住んでいて日本の犯罪に巻き込まれるケースは稀であるかもしれないが、海外に住む日本人の数は増加するだろうから、今後のためにも被害者が泣き寝入りしないで済むように改革が必要だろう。インターネットの普及が進んでいるのだから、取調べもSkypeなどを経由してできるようになれば、在外日本人も人権も守られることだろう。


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28.02.2008 11:32:10 / oolongtea

金融勉強メモ:株価のオリジナル指標を開発してみた

株で儲けるにはどうすればいいか。
手数料が高く、大金を動かさない個人だと、年単位でポジションを持つことを考えた長期売買で、配当・優待狙いがおすすめだろう。手数料がほぼゼロで、大金を動かす証券会社だと、マーケットインパクトで利益が飛ばない程度の短期、おそらく数日~数週間単位で大きなポジションを組み立て/解消することになるだろう。ここに記録として記すのは、一週間~数ヶ月単位で、それなりに取引が行われている銘柄でポジションを持ちたい人向けの指標である。この株式指標は、日経平均、TOPIXなどのインデックスで本領を発揮すると思われる。

この指標(ウーロンサイクルとでも仮に名づけておく)は、事前予測した株価がどう変化するかによって、株価のトレンドの変化をいち早く察知するものである。
今日(t=0)よりN取引日前(t=N-1)までの代表的株価P_tを元に、株価の推移を重みw^tを付けて二次曲線(放物線)で近似する。近似関数をQ_t = a*t^2 + b*t + c とおくと、これはエラー
E = Σ[w^t * (Q_t - P_t)^2]
(和はt=0 からN-1まで取る)を最小化することと同値である。すなわち、a,b,cを三元一次連立方程式∂E/∂a = 0、∂E/∂b = 0、∂E/∂c = 0から求めるわけである。N = 10、w = 0.5くらいが妥当かと思われる。

N,t,wを一度決定すると、定数C0=Σ[w^t * t^0]、C1=Σ[w^t * t^1]、C2=Σ[w^t * t^2]、C3=Σ[w^t * t^3]、C4=Σ[w^t * t^4]を用いて、
C4*a + C3*b + C2*c = Σ[w^t * t^2 * P_t]
C3*a + C2*b + C1*c = Σ[w^t * t^1 * P_t]
C2*a + C1*b + C0*c = Σ[w^t * t^0 * P_t]
という綺麗な形の連立方程式で係数a,b,cは表現できる。(a,b,cの具体的表記は長くなるためこのエントリーでは省略)

この株価の近似関数を用いて、一取引日後、二取引日後、三取引日後の株価の予想値 Q_-1、Q_-2、Q_-3を求めておく作業を毎取引日にやっておくと。翌取引日の予測株価として3つの数値があるはずである。(2日前の3日後の予測株価、1日前の2日後の予測株価、今日の1日後の予測株価) この3つの数値の大小で、株価のトレンドの変化を察知する。

(以下2008年3月21日の取引開始前の書き込み)

実際にウーロンサイクルを使用してみる。ウーロンサイクルは予測系の指標であるため、株価のトレンドを察知するのに適しているが、実際の株価データを用いてみる。
データとしてはヤフー提供の2008年3月19日から2007年3月14日までの250営業日における、
大証の日経225平均終値を用いる(図上)。
横軸は2008年3月19日が-1、2007年3月14日が-250である。
上記期間における日経平均の、N = 10, w = 0.5のウーロンサイクルを図下に示す。



ウーロンサイクルを図示するとき、以下の数値を用いた棒グラフを用いると便利であり、このエントリーでも用いることにする。

株価の高低にはは以下の6つの可能性がある(高・中・低は(1日前、2日前、3日前)に予測した株価の高低関係を示す)
株価下降フェーズ
高中低 (安定下降)-1
低高中 (強反騰) -2
中高低 (弱反騰) -3
株価上昇フェーズ
低中高 (安定上昇) 1
高低中 (強反落) 2
中低高 (弱反落) 3
カッコ内はウーロンサイクルの株価的意味である。

ウーロンサイクルの特徴は以下のとおりである。
・同じ状態が数回続くのは安定上昇・安定下降のみである。
・安定状態が解消するとき、安定下降からは弱反騰・強反騰、安定上昇からは弱反落・強反落にしか移行しない。
・反○状態が出た場合、次に来る状態は異なるフェーズの状態である。
例:弱反落および強反落の次に来るのは安定下降、弱反騰、強反騰のいずれかのみ。

図を見ると日付-195から-180あたり(2007年6月)は比較的株価のトレンドが安定していたが、日付-30前後(2008年1月末~2月初頭)および-15前後(2008年2月末)は弱反騰と弱反落を繰り返す不安定な時期だったことが理解できる。-60前後(2007年末)の株価暴落期には、ウーロンサイクルは一貫して安定下降を示している。

2008年3月21日のウーロンサイクルは安定下降、その前は17日安定上昇、18日安定上昇、19日強反落だった。果たして株価はどうなるのだろうか。

(以下2008年3月21日の取引開始後の書き込み)

・・・2008年3月21日の株価は実際には前日比220円ほど上昇しました。株価の予測はやはり難しいものですね。だから十年持つトレーダーは1%いるかいないかの世界なのでしょう。金融ギャンブルに手を染めるより、まじめな仕事についたほうがよいのでしょう。


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28.02.2008 11:00:50 / oolongtea

金融勉強メモ:クオンツへの道

クオンツとは?
外資金融はとてつもない高給取りなので(場合によっては三十代前半で年収数千万円も夢ではない!)、プチセレブ暮らしを将来してみたい場合一度は検討すべき道である。誰もが得れるはずない高収入を得るためには、おそらく以下の条件のうちひとつ以上を満たしているはずである。
1) すごく運がいい(宝くじなどで大当たり)
2) 高いリスクをとって成功した(株、FX、起業などで)
3) 長時間の労働をした
4) 特殊技能/資格を持っている
外資金融は「総合職」といった枠で人を取らず、部門別採用をするのが一般的である。外資金融の投資銀行部門は特殊技能を必要としないため人気がある(とてもつまらない作業を毎日のように朝2時くらいまで行うのが仕事の上、すぐクビになるリスクがあるが)。さて、あまり知られていないが、外資金融・ヘッジファンドではquantitative financeという分野がある。この業種の人はクオンツと呼ばれるが、統計学などの数学、およびプログラミングの高度な知識を必要とするため、学部卒程度のレベルではまず無理。基本的に欧米のトップスクールのPh.D.は最低条件かと。日本人はまずいない。

クオンツに必要な知識として、数学(とくに確率、統計、確率過程 stocastic calculus、偏微分方程式を含む微積)およびプログラミング(C++はほぼ必須)があげられる。結果として、数学専攻よりも物理(理論分野)、コンピューターサイエンス、電気工学(信号理論)専攻出身のクオンツが多くなる。中にはNASA出身の人もいるようだ。数学専攻でも、腕に自身があるならば、アクチュアリーになるよりもクオンツになったほうが金銭面ではよいのだろう。

ヘッジファンドに応募してみた
クオンツになるにはどうしたらいいか。欧米トップスクールにいると、大手金融会社が会社説明会および選考会の宣伝を、学校内にビラを張ったり、学科のメーリングリストで宣伝したりして行っている。会社説明会はタダ飯を食わせてくれるので、暇なら行っとくべきものである。普通は私服でOKだし。ただ、マイナーな金融会社やヘッジファンドの求人はインターネットフォーラムの宣伝、または人材紹介エージェント(ヘッドハンター)経由でないと空きが見つからないだろう。

エージェント経由で実際にヘッジファンドに応募してみる場合、履歴書をエージェントにメールで送ると、エージェントが電話で勤務先の希望、スキルなどを聞いてくる。エージェントに気に入られると、何社かエージェントが応募してくれる。書類選考に通った場合、選考の次の段階は電話面接である。エージェントが事前に傾向を教えてくれ、至れり尽くせりである(雇用契約成立の場合、初年度の年収の3~4分の1が会社から手数料としてもらえるからだが)。電話面接といっても実際は口頭試問であり、「ビルゲイツの面接試験」の世界である(志望動機なども少し聞かれるし、会社への質問も用意しなければならないが)。よく聞かれる問題として、確率や論理パズル系のもの、あとブラックショールズ方程式、オプションなどFinance関連、(できる人は)C++の知識があげられる。Heard on the Streetという本が参考になるであろう。

電話面接を通った場合、会社での面接となる。実際にニューヨークのポートオーソリティーバスターミナルから徒歩圏内にある某ヘッジファンドに面接で行ってきた体験を記録として残しておく。近くに本屋があり、公衆トイレもあるので時間調整に便利であった。面接官はこの業界に十数年いた、40才くらいの猛者2人。ヘッジファンドは「禿鷹ファンド」、略して「禿」と呼ばれることもあるが、まさにそのとおりの見た目で吹きそうになる。この人たちは米国株の取引を全自動で行うシステムを構築・調整したいらしく、金儲けのアイディアを持つ人が欲しいらしい。バックグラウンド(学歴、大学院での研究内容、持っているスキル)をチェックされた後、金儲けの方法に関するディスカッション(どういうアイディアを持っているか?)を合計1時間強ほど行った。結果的に選考から落ちたが、卒業までの期間が長いことと成功しなかったとき(すぐクビになる!)のリスクの許容度が主な理由と考えられる。実際に使い物にならないと判断されたのかもしれないが。


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28.02.2008 03:26:07 / oolongtea

業界勉強メモ:相互会社について

相互会社というのは生保会社のみに認められる特殊な形態である。生保加入者全員が社員として、平等に一人一票、会社の経営者として口を出せるシステムである。相互会社の大手生保は、社員一千万人近い、日本最大級の会社といえるだろう。尤も、「社員」全員の意見をいちいち聞いて会社の意思決定を行うことは非効率的であるため、「社員代表」として「総代」を選出し、総代の意見を社員の意見とみなすことができるらしい。大株主一人が会社を牛耳ることができる株式会社とは全く違うシステムである。
一行でまとめると:
会社の出資者は相互会社では加入者(一人一票)、株式会社では株主(原則として一株一票)

このような相互会社において、普通の会社で言うところのいわゆる社員が横領を行った場合、誰に対する犯罪になるのか?会社の金というのは出資者の金であり、会社の金の不正使用、すなわち横領は出資者に対する犯罪である。相互会社における横領というのは、数百万人にもわたる保険加入者に対する犯罪になってしまう!しかも、契約額に関わらず一人一票の発言権があるため、どんな少額加入者でも会社に説明責任を求めることが可能になるのではないか。

2008年2月8日に、保険金未払い事件を起こしていた明治安田生命保険(相互会社)が、株式会社化を断念したとの記事が、読売新聞で出ていた。「契約者に対する利益保護」というのが理由らしいが、経営者=社員=出資者に対する背任を働いたくせに、会社に対する発言権を奪うのは言語道断だ、ということだろう。

2002年の春にオーストリーはザルツブルグで水害があった。ザルツブルグにあるモーツァルト記念館に、某相互会社は支援を行っている。水害被害調査の名目で、その相互会社の重役が、飛行機のアッパークラスを使い、家族連れでザルツブルグ入りしていたとS夫人はキレていた。相互会社に勤めているS夫人が怒るのであれば、加入者はもっと憤慨するだろう。


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28.02.2008 02:50:51 / oolongtea

金融勉強メモ:変わったインサイダーの手口

インサイダー取引といえば、一般に公開される前の、株価に変動を与えると思われる情報を元に、株などの取引を行い利益を得る方法がよく知れらている。しかし、株価に変動を与えると思われるかもしれない不確定な情報より、確実な株価の動向の情報を用いたほうが効率よく儲かるだろう。投資銀行および保険会社などの、自己売買部門、および大手顧客の資金運用のアドバイスを行う部署では株取引が禁じられている。株式売買の大口注文には、マーケットインパクトが必ずある。大口の買い注文が入れば、株価に強烈な上昇圧力がかかるし、売り注文なら下降圧力がかかる。自己売買部門の連中ならマーケットインパクトの怖さはよくわかっているため、注文を調節するだろうが(投資銀行・ヘッジファンド等においては、マーケットインパクトは株取引手数料より利益を削る要因である)、例えば年金の運用のために今割安な某株をXX万株買うといいですよ、と生保会社に勧められたら一般企業の年金運用担当はマーケットインパクトを無視して指定された株を買ってしまうのではないか。普通の日系企業なら、担当はむしろ生保会社の指示に従わないと上司に怒られるだろう。強烈なマーケットインパクトを安定して発生させることができるのは、大手顧客向け資金運用アドバイザーだけである。ヘッジファンドでわざと大きいマーケットインパクトを発生させる取引を行ったら、上司にきつく説教されるだろう。さて、マーケットインパクトを利用するにはどうすればいいか。大手顧客の注文より遥かに少ない(最大でも10%くらいか?)株を仕込んどけばいいわけである。例えば、大口売りの直前に買い、大口売りの直後に売ればいいわけである。こういう不正ができるため、投資銀行・保険会社の一部の社員は株取引を制限、もしくは禁止されるわけである。


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某所で、「インサイダー取引に関して勉強不足だ」と怒られたので、少し調べてみることにした。(オフィシャルには引用できないが)Wikipediaの情報を載せてみる。

(以下引用)

日本において、金融商品取引法(昭和23年法律第25号、金商法)により規制されている(上記2.の意味での)内部者取引とは、証券取引所に上場され、または店頭売買有価証券市場(現在は存在しない)に登録されている会社の関係者が、会社の重要情報(つまり、当該会社の株価の騰落を左右しうるなど、一般の投資家の投資判断に著しい影響を及ぼしうる情報。会社の意思決定に基づく情報か否かは問わない)を知った者により、その情報の公表前(下記註参照)に行われる株式等の取引のことをいう。

実質的な根拠としては、「偏在情報の不公平利用の禁止」「有価証券市場に対する信認」および「情報の不正流用の禁止」に求められるとされる。

具体的には、以下の者による取引が、内部者取引の規制対象となっている(第166条)。

1. 会社の役員その他の従業員で、重要事実を知った者
2. 会社の帳簿を閲覧できる株主で、重要事実を知った者
3. 当該会社の親会社の役員その他の従業員で、重要事実を知った者
4. 法令上会社の内部情報を知ることが認められている者(内部情報照会権限をもつ公認会計士や弁護士など)で、権限行使に伴い重要事実を知った者
5. 会社と契約を締結し又は締結しようとしている者(または法人の従業員)で、重要事実を知った者
6. 1.~5.に掲げた地位を退いてから1年以内の者で、重要事実を知った者
7. 1.~6.に掲げた者から重要事実の伝達を受けた者

(以上引用)

ざっくりとまとめてると、「自分の勤めている会社の株価が上下しそうな情報」を「事前に」「知った者・知らされた者」がその情報を元に株取引を行うとアウトなようである。逆にいうと、「自分の勤務していない会社の株価が上下しそうな情報」を元にした取引は現行法では裁けないようである。つまり、日本では「A社はB社の株を3%取得する」という、A者の社員がもたらした未公開情報に基づき、A社の株を売買するとアウトになる可能性はあるが、B社の株を売買する事に関してはセーフなようである。これは法の不備であると思われるが、倫理上ほめられた行動ではないだろう。この情報を(A社を通して)知ったC者の社員が、B社の株式を事前に購入し、A社の購入後B者の株式を売却すると、(僅かながら)A社の株式購入額を押し上げたことになり、A社に不利益をもたらしたと考えることができる。この場合、Conflict of Interest (利益相反)ということで、社内規定違反に問うことはできるのではないだろうか。私がA社の社長ならば、このような取引をC社が頻繁に行っていたと知った場合、C社との取引は即座に停止するだろう。



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