最終更新:2008/06/21 02:34

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宮崎・東国原 英夫知事、「愛のむち条例」制定に意欲見せる

宮崎県の東国原 英夫知事が「愛のむち条例」という条例の制定に意欲を見せた。
東国原知事は、「『愛のむち条例』、『愛げんこつ条例』というのができないのかなと。愛を持って、愛のむちであるという範囲内で、その条例化を宮崎県はできないかということをちょっと考えたんですけれども。ちょっと検討に値するかもしれませんね」と述べた。
きっかけは、18日に行われた宮崎県議会での自民党議員の発言だった。
自民党の萩原耕三県議は「憎しみでたたくと、これは『怒る』ですよ。教え育てるというなら、これは『しかる』ですよ」と話した。
東国原知事は、萩原県議のこの発言を真剣な表情で聞いていた。
議会終了後、地元記者から「重要だと思った議題は?」という問いに答えたのが、この「愛のむち条例」だった。
東国原知事は「体罰というのは『愛のむち』といいますか、昔はげんこつで教えられた。われわれもそうだったんですけどね。そういったものが、最近はできなくなってきている中で、教師という位置づけをどうするかと」と述べた。
この東国原知事のアイデアに、法務省のトップ・鳩山法相は「気持ちとしては、よくわかる。日本人が骨なしのクラゲみたいに、ふにゃふにゃしてるわけだから。ぴしっとさせるという気持ちはわかるけど、直接体に圧迫は加えない方がいいんじゃないかな」と述べた。
東京の銀座と巣鴨の2カ所で、あわせて50人に「愛のむち条例」の是非を聞いてみると、銀座では、「賛成です。子どもたちが今、先生をばかにしてるっていうか」、「いけないことをちゃんと教えるというのは、言葉だけでは無理なところもやっぱりあるじゃないですか」、「反対です。愛のむちというのが言い訳に聞こえてますね。どこからが愛なのみたいな」といった意見が聞かれ、25人中、実に20人が東国原知事の意見に賛同した。
また巣鴨では、「たたかれたことに対する憎しみというか恨みというか、それが先に出ちゃう」、「わたしたちが育った時代は、周りからそれこそ、むちっぽいものを受けて育ったじゃないですか。今はそれが案外ないような気がする」といった声が聞かれ、19人が賛成し、こちらでも体罰を容認すべきという意見が大多数を占めた。
現在1歳半の男の子の母であるプロレスラー・ジャガー横田さんは「あくまでも愛のむちですから、必要だと思います。いたずらしたのこの手だといったら、このお手々『ペン』ってやるわけですし。自分が腹立ったから『バン』とぶったりとか怒鳴ったりは、基本的にはやりたくないって思ってますね」と話した。

(06/19 18:06 テレビ宮崎)


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