「精神」と「療養」の患者数が増加
統合失調症など精神疾患を持つ患者が入院する「精神病床」と、慢性疾患の高齢者らが入院する「療養病床」の一日当たりの平均患者数が、昨年12月から今年1月にかけて共に増加したことが、6月20日までの厚生労働省のまとめで分かった。一方、「結核病床」「一般病床」「介護療養病床」では減少している。
【関連記事】
平均在院日数が微増
約9千の介護型療養病床、医療型などに転換
診療科の収支、10年改定で反映か
全国の病院の管理者から毎月提出される報告を集計した厚労省の「病院報告」(1月分概数)によると、「精神病床」の平均患者数は31万5395人で、前月の31万5010人から385人増加。「療養病床」は31万482人で、前月の31万180人から302人増加した。
全国の病院の「外来患者数」は、前月の144万6267人から9万人近く減少して135万8479人となっている。
「平均在院日数」は、すべての病床で増加している。「精神病床」は339.0日で、前月(331.6日)から7.4日増加。「療養病床」は187.1日で、前月(178.2日)から8.9日増加した。
詳しくは厚生労働省のホームページで。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/byouin/m08/01.html
更新:2008/06/20 20:54 キャリアブレイン
新着記事
「精神」と「療養」の患者数が増加(2008/06/20 20:54)
「採血器具問題」で厚労省が対応に苦慮(2008/06/20 16:46)
緊急課題に医師不足対策など―国民会議分科会(2008/06/19 22:49)
過去の記事を検索
キャリアブレイン会員になると?
専任コンサルタントが転職活動を徹底サポート
医療機関からスカウトされる匿名メッセージ機能
独自記者の最新の医療ニュースが手に入る!
【第16回】 医系技官文部科学省スポーツ青少年局学校健康教育課専門官・高山研さん 「医系技官」と呼ばれる医師免許を持った行政官をご存じだろうか。厚生労働省を中心とした国内外の多くの機関で、医学知識を生かしながら国の医療政策などにかかわる。医療安全の推進や臨床研修の推進などの「医療制度分野」のほか、感 ...
患者に寄り添う看護に重点医療法人社団昌栄会「相武台病院」(神奈川県座間市)24時間保育でママさん支援 厳しい労働実態から離職率が12.3%に達するなど、看護師の確保・定着が看護現場の重要な課題になっている。こうした中、神奈川県座間市の医療法人社団昌栄会相武台病院では、組織を挙げて働きやすい職場づくり ...
Weekly アクセスランキング
※集計:6/14〜6/19
医療セミナー情報