延命策8: リフレクタ 二つのTCPコネクションを中継するだけです。 ポイントは、どちらのコネクションも、 リフレクタへ向かう方向だということ。 別の言い方をすれば、 NATの内側からリフレクタへ向かう二つのコネクションをつなげられます。 これにより、NATの内側同士で、VoIPなどのP2P的な通信が可能になります。 欠点は、遅延が若干増えることですが、IXに直結すれば ほとんど問題はないでしょう。 第一、そこまで遅延が問題になる用途って何ですか? たとえば、VoIPの場合、遅延をRTTで50ms とかに抑えれば、 それ以上は、どうでもいいんですよ。はっきりいって知覚できない。 ネットゲームでも、doomのようなFPSはともかく、 Ultima Online みたいなのでは 遅延なんてどーでもいいし。 DOOM対戦とかでは問題なのかもしれませんが、その人たちはその人たちで 勝手にIPv6に移行したらいいんじゃないでしょうか。 というか、そもそも、IPベースをやめてATMにするとか。 このほうが遅延は少ないよ。 正直、そんな特殊な趣味のために 世の中全体に移行を押し付けないでほしいのですが。 リフレクタのコストですが、 非常に低コストで可能ですし、そもそも、 心配しなくても、そのうち、会員向けにプロバイダが無料で設置してくれます。 すなわち、VoIPを想定した場合、通話する二人のどちらかのプロバイダが 無料設置してくれていれば、それをつかえば NAT越えでのVoIPが容易に可能ですし、その前提となる無料設置も、 どうせ実現するでしょう。 IPv6信者は、こういったP2P的利用のためにIPv6によるE2Eが要る、とか 叫んでますが、そんなのv4でもリフレクタで一発だって。 |