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元運転手に猶予付き判決/阿部典史さん死亡事故
川崎市川崎区の市道で昨年十月、人気二輪ロードレーサーの阿部典史さん=当時(32)=がトラックにはねられ死亡した事故で、自動車運転過失致死罪で在宅起訴された元運転手の男性(52)の判決公判が十九日、横浜地裁川崎支部であり、加登屋健治裁判官は禁固一年四月、執行猶予三年(求刑・禁固一年四月)を言い渡した。
判決は「転回禁止標識に気付かずUターンしたこと自体にも問題がある」と指摘。「三十二歳の若さで絶命した被害者の無念さは筆舌に尽くしがたく、ファンの悲しみや落胆が相当大きいのは容易に推察できる」とした。一方で「自ら五百万円の賠償金を支払うなど遺族に対し誠意を示している」と情状を酌んだ。
判決によると、元運転手は昨年十月七日午後六時二十分ごろ、同区大島一丁目の転回禁止の市道でトラックをUターンさせ、後ろから大型オートバイで走ってきた阿部さんをはねて胸部大動脈損傷で死亡させた。
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