オンブズ側敗訴確定 東北大寄付金米沢訴訟 

 東北大医学部の医師派遣をめぐり、米沢市立病院が医学部に提供した寄付金を大学に返還させるよう、市民オンブズマン山形県会議が安部三十郎市長に求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は19日までに、オンブズマン側の上告不受理を決定し、返還請求を棄却した仙台高裁判決が確定した。

 高裁判決によると、米沢市立病院は2002年度、医学部の関連財団を通じ、研究助成金名目で医学部脳神経外科に計120万円を寄付した。

 一審の山形地裁は「医局は任意団体で、大学への寄付と同一視できない」として訴えを棄却。仙台高裁は「法抵触の疑いはぬぐえない」としながらも「明確に違法性を認識していたわけではなかった」と控訴を棄却し、オンブズマン側が上告していた。
2008年06月20日金曜日

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