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ページ更新時間:2008年06月19日(木) 12時12分

硫化水素自殺、今年に入り500人超

社会3880519
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 家族や近隣住民に二次被害が及ぶなど、硫化水素を使った自殺が社会問題となっていますが、今年に入ってから硫化水素で自殺した人の数が500人を超えていることが、警察庁のまとめでわかりました。
 警察庁によりますと、硫化水素を使った自殺は、去年は27件発生、自殺者は29人でしたが、今年は5月末現在ですでに489件発生し、自殺した人の数は517人と増加しています。年代別では20代が232人と44.9%を占めています。

 先月、都内では33歳の女性が硫化水素で自殺を図り、ガスを吸った家族や警察官が病院に運ばれており、2次被害が出るケースが相次いでいます。

 警察庁は、すでに硫化水素の発生方法などを記したインターネット上の書き込みを有害情報に指定し、業界団体などを通じてプロバイダーに削除を依頼しています。

 また、去年1年間の自殺者の数は、全国で3万3093人と、統計を取り始めた78年以降、2番目に多い結果となりました。(19日11:08)

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