N日本新聞より。
■筑前町・中2自殺 「学校信じられぬ」 無記名調査 生徒の多数回答
男子生徒(13歳)がいじめを苦にしたとする遺書を残して自ら命を絶った福岡県筑前町の三輪中学校で、学校側が全校生徒を対象に実施したアンケートの内容が10/18、明らかになった。それによると、多数の生徒が「学校は信じられない」などと回答。事件後、学校側の調査で元担任教諭(47歳)が生徒間のいじめを誘発するような不適切な発言をしていたことが分かっているが、以前から、学校や一部教師への不信感がまん延していたことが浮き彫りになった。
事件後、学校側は、いじめの実態などを調べるため、12日に記名式で1回、16日に無記名式で2回のアンケートを実施した。複数の関係者によると、このうち無記名式アンケートの「学校や先生に何を期待しますか」という設問に「先生の好き嫌いで生徒を差別している」「体罰がある」といった内容の回答が多数を占めたという。
アンケートや生徒の証言などで、元担任教諭が、男子生徒の母親から受けた私生活上の相談内容をクラスでばらし、男子生徒が差別的な「あだ名」で呼ばれるようになったことや、イチゴになぞらえて、成績順に「(高価な)あまおう」「出荷できないイチゴ」などと生徒らを呼んだりしていたことも分かった。
事件の真相解明と再発防止策が急務となっているが「学校には何も期待できない」という声も多数あり、たまっていた不満が事件で増幅された格好になっている。
一方、このアンケートをめぐって、調査内容が不完全だとする遺族に対し、学校側が再度調査して報告することを約束したが、18日までに報告はないという。このため、保護者や学校関係者らから「現状のままでは学校不信が増すばかり。1日も早く真相を究明してほしい」という切実な声が上がっている。
■文科省に解明要請 自殺中2の父担当者と面談
福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる事件で、生徒の父親(40歳)が18日、同県教委で文部科学省の担当者らと面談し、真相解明に向けた現地調査や全国で発生しているいじめの実態把握などを要請した。
面談に先立ち、同省初等中等教育局の宮崎活志視学官ら3人は、県教委や筑前町教委から事実関係などを聴取。宮崎視学官は「程度や状況は調査中だが、教師による不適切な言動や、ほかの生徒からのからかいがあった」とし、19日に東京都内で開く都道府県・政令市教委担当者会議で調査結果を報告することを明らかにした。
面談では、2005年度までの7年間でいじめによる自殺者がゼロとする同省の統計について、父親は子どもの自殺者は年間100人を超えており、実態と隔たりがあるのではないかと指摘。同省は「調査方法に問題があれば改善しなければならない」と答えた。
また父親は、生徒が学校や教諭を選べるような仕組みの創設など、学校教育の見直しも要望。宮崎視学官は「(父親の)強い気持ちをどう教育に生かすか、課題として受け止めたい」と話した。
父親は県教委とも面談した後、記者会見し「文科省が福岡県に来て話ができたのは真相解明に向けた前進。今後、現地に入り、被害者と加害者の両方の意見を聞いて調査結果をきちんと報告してほしい」と述べた。また、父親は、いじめを誘発した男性教諭が入院していると学校側から報告を受けたことを明らかにした。
■筑前・いじめ自殺から1週間 悩む生徒、地域 欠席続出、祭り中止 住民有志が公開討議へ
福岡県筑前町の三輪中学校2年の男子生徒(13歳)が、11日にいじめを苦に自殺したとみられる事件から約一週間。同級生による悪質ないじめや、元担任教諭によるいじめを誘発する言動が明らかになる中、学校では精神的ストレスから学校を休んだり、体の不調を訴えたりする生徒が相次いでいる。ここにきて情報を公表しなくなった学校側に住民も不信感を募らせるなど、波紋が広がっている。
「3年生は高校受験を控えている。勉強しやすい環境を整えなきゃいけない時期なのに…」。同校に通う娘を持つ母親は声を落とした。
同校ではショックから体の不調を訴える生徒が続出。多い日で約20人、平均でも十数人が連日欠席している。現在、県教委から派遣された4人のスクールカウンセラーが全校生徒(425人)を対象にカウンセリングを実施しているが、面談の途中で突然泣きだしたり、「眠れない」と訴えたりする生徒も少なくなく、継続的なカウンセリングが必要という。
学校や町教委には全国から電話やメールが殺到。「なぜ学校はひどくなるまで気づかなかったのか」など大半が怒りや抗議という。同町では来月、恒例の「どーんとかがし祭」の開催が予定されていたが、町などでつくる実行委員会は「事件で町の一体感が失われている今、祭を楽しむ雰囲気にない」と中止を決めた。
生徒や保護者への過熱取材を懸念し、同中父母教師会は報道各社に取材自粛の要請を出したり、全校生徒に取材拒否カードを配布したりしたが、逆に「真実が覆い隠されるのでは」(住民)との懸念も広がり始めている。「包み隠さず真実を明らかにしたい」として学校が始めた記者会見も数日、中断したままだけに、「取材に応じないことがかえって混乱に拍車をかけている」(別の住民)との批判もある。
こうした状況の中、住民の間では事件に向き合おうという動きも。同世代の子どもを持つ母親など住民有志でつくる「ちくぜん子どもネット」は、21日に町民が事件について考える公開フォーラムを同町女性センターで開催する。稲永正子代表(47歳)は「子どもたちの不安は今ピークに達している。自分たち大人に今、何ができるのか考えたい」と話している。
なんかネットでは教師だけを責めるのはどうかとか、教師だけの責任にする父親はおかしいなんて意見が色々出ているけど、この教師など生徒や父兄から資質が問題となっている教師の体質やどういう経緯で採用されたのかを公表すべきだって意見はあんまりないんですねえ。
だいたいねえ、熊本県でも公務員の不祥事が次々起きているけど、横領したくせにお金さえ返れば刑事処分なしでまかり通っているような待遇に公立教員がいる事を問題視すべきなんです。
でも、自分は教員を「自由競争」させる事は大反対です。
この場合、気に入らない意見を言う人間を集団で縁故採用した連中が潰す可能性が高いからです。
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■筑前町・中2自殺 「学校信じられぬ」 無記名調査 生徒の多数回答
男子生徒(13歳)がいじめを苦にしたとする遺書を残して自ら命を絶った福岡県筑前町の三輪中学校で、学校側が全校生徒を対象に実施したアンケートの内容が10/18、明らかになった。それによると、多数の生徒が「学校は信じられない」などと回答。事件後、学校側の調査で元担任教諭(47歳)が生徒間のいじめを誘発するような不適切な発言をしていたことが分かっているが、以前から、学校や一部教師への不信感がまん延していたことが浮き彫りになった。
事件後、学校側は、いじめの実態などを調べるため、12日に記名式で1回、16日に無記名式で2回のアンケートを実施した。複数の関係者によると、このうち無記名式アンケートの「学校や先生に何を期待しますか」という設問に「先生の好き嫌いで生徒を差別している」「体罰がある」といった内容の回答が多数を占めたという。
アンケートや生徒の証言などで、元担任教諭が、男子生徒の母親から受けた私生活上の相談内容をクラスでばらし、男子生徒が差別的な「あだ名」で呼ばれるようになったことや、イチゴになぞらえて、成績順に「(高価な)あまおう」「出荷できないイチゴ」などと生徒らを呼んだりしていたことも分かった。
事件の真相解明と再発防止策が急務となっているが「学校には何も期待できない」という声も多数あり、たまっていた不満が事件で増幅された格好になっている。
一方、このアンケートをめぐって、調査内容が不完全だとする遺族に対し、学校側が再度調査して報告することを約束したが、18日までに報告はないという。このため、保護者や学校関係者らから「現状のままでは学校不信が増すばかり。1日も早く真相を究明してほしい」という切実な声が上がっている。
■文科省に解明要請 自殺中2の父担当者と面談
福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる事件で、生徒の父親(40歳)が18日、同県教委で文部科学省の担当者らと面談し、真相解明に向けた現地調査や全国で発生しているいじめの実態把握などを要請した。
面談に先立ち、同省初等中等教育局の宮崎活志視学官ら3人は、県教委や筑前町教委から事実関係などを聴取。宮崎視学官は「程度や状況は調査中だが、教師による不適切な言動や、ほかの生徒からのからかいがあった」とし、19日に東京都内で開く都道府県・政令市教委担当者会議で調査結果を報告することを明らかにした。
面談では、2005年度までの7年間でいじめによる自殺者がゼロとする同省の統計について、父親は子どもの自殺者は年間100人を超えており、実態と隔たりがあるのではないかと指摘。同省は「調査方法に問題があれば改善しなければならない」と答えた。
また父親は、生徒が学校や教諭を選べるような仕組みの創設など、学校教育の見直しも要望。宮崎視学官は「(父親の)強い気持ちをどう教育に生かすか、課題として受け止めたい」と話した。
父親は県教委とも面談した後、記者会見し「文科省が福岡県に来て話ができたのは真相解明に向けた前進。今後、現地に入り、被害者と加害者の両方の意見を聞いて調査結果をきちんと報告してほしい」と述べた。また、父親は、いじめを誘発した男性教諭が入院していると学校側から報告を受けたことを明らかにした。
■筑前・いじめ自殺から1週間 悩む生徒、地域 欠席続出、祭り中止 住民有志が公開討議へ
福岡県筑前町の三輪中学校2年の男子生徒(13歳)が、11日にいじめを苦に自殺したとみられる事件から約一週間。同級生による悪質ないじめや、元担任教諭によるいじめを誘発する言動が明らかになる中、学校では精神的ストレスから学校を休んだり、体の不調を訴えたりする生徒が相次いでいる。ここにきて情報を公表しなくなった学校側に住民も不信感を募らせるなど、波紋が広がっている。
「3年生は高校受験を控えている。勉強しやすい環境を整えなきゃいけない時期なのに…」。同校に通う娘を持つ母親は声を落とした。
同校ではショックから体の不調を訴える生徒が続出。多い日で約20人、平均でも十数人が連日欠席している。現在、県教委から派遣された4人のスクールカウンセラーが全校生徒(425人)を対象にカウンセリングを実施しているが、面談の途中で突然泣きだしたり、「眠れない」と訴えたりする生徒も少なくなく、継続的なカウンセリングが必要という。
学校や町教委には全国から電話やメールが殺到。「なぜ学校はひどくなるまで気づかなかったのか」など大半が怒りや抗議という。同町では来月、恒例の「どーんとかがし祭」の開催が予定されていたが、町などでつくる実行委員会は「事件で町の一体感が失われている今、祭を楽しむ雰囲気にない」と中止を決めた。
生徒や保護者への過熱取材を懸念し、同中父母教師会は報道各社に取材自粛の要請を出したり、全校生徒に取材拒否カードを配布したりしたが、逆に「真実が覆い隠されるのでは」(住民)との懸念も広がり始めている。「包み隠さず真実を明らかにしたい」として学校が始めた記者会見も数日、中断したままだけに、「取材に応じないことがかえって混乱に拍車をかけている」(別の住民)との批判もある。
こうした状況の中、住民の間では事件に向き合おうという動きも。同世代の子どもを持つ母親など住民有志でつくる「ちくぜん子どもネット」は、21日に町民が事件について考える公開フォーラムを同町女性センターで開催する。稲永正子代表(47歳)は「子どもたちの不安は今ピークに達している。自分たち大人に今、何ができるのか考えたい」と話している。
なんかネットでは教師だけを責めるのはどうかとか、教師だけの責任にする父親はおかしいなんて意見が色々出ているけど、この教師など生徒や父兄から資質が問題となっている教師の体質やどういう経緯で採用されたのかを公表すべきだって意見はあんまりないんですねえ。
だいたいねえ、熊本県でも公務員の不祥事が次々起きているけど、横領したくせにお金さえ返れば刑事処分なしでまかり通っているような待遇に公立教員がいる事を問題視すべきなんです。
でも、自分は教員を「自由競争」させる事は大反対です。
この場合、気に入らない意見を言う人間を集団で縁故採用した連中が潰す可能性が高いからです。
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この記事へのコメント
教師は教示からきた言葉とも言われています。教え示すことが何のことかをわかっていないサラリーマン教師が多いですね。勉強だけ教えていればいいのなら塾だけで十分なのに。人生訓を教え示す教師は今何処(いずこ)といったところですね。生徒は腐ったミカンじゃないという名言がありましたが、教師が腐ったタマネギではクラスの生徒どころか学校全体が腐って悪臭が漂うだけです。採用に関する件では公務員の採用試験だけでなく他の就職試験でも基準が何かを一定量示すことが必要だと思います。さもないと組織が弱体化してしまいます。主流がいてアンチがいて初めて活性化するのが組織ではないでしょうか。なあなあの組織は確実に滅びます。それが今の教育現場てますね。
2006/10/22(日) 10:42 | URL | 暇工作 #9SX4IME2[ 編集]
今でこそマスメディアでバッシングされますけど、自分らの前の世代は今より酷かったようですね。
自分が9割以上悪くて生徒を大怪我させても、謝罪する教師は殆ど居なかったようですし・・・。
その頃と社会が違う事を分かってない教師は辞めた方が良いです。
自分が9割以上悪くて生徒を大怪我させても、謝罪する教師は殆ど居なかったようですし・・・。
その頃と社会が違う事を分かってない教師は辞めた方が良いです。
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