20×50 |
検察修習・弁護修習では,それぞれ訴訟の一方の視点で事件を見てきましたが,いよいよ今日からは,満を持して裁判修習のスタートです。高松の裁判修習は,とにかく忙しいという評判。あの怒濤の検察修習よりも忙しいそうですから,どうなることやら・・・。
高松修習生は全部で8人ですが,これを4人ずつに班分けし,1班が民事部,2班が刑事部で,3ヶ月間修習します。4月から今度は逆に入れ替わって,また3ヶ月間修習するわけですね。自分は1班なので,民事→刑事の順です。(・・・ちなみに,修習生の間では,刑事→民事という順序の方が人気ですね。なぜなら,後期修習の直前に要件事実を勉強したほうが,後期修習や二回試験で負担が軽くてすむから,だそうです。ほんとかどうかは知りませんが。)
さて,初日の今日は,裁判修習のオリエンテーションが行われました。裁判所内の部屋配置図を渡されたので,さっそく民事裁判官室を見てみると・・・。おや? なぜか修習生の座席が載ってません。刑事裁判官室にはちゃんと修習生の座席が載ってるんですが・・・。それで,おかしいなぁと思っていると,この後,説明の人の口から衝撃の事実が明らかになりました。実は,今年から高松の民事裁判官が増えたため,裁判官室には修習生が座る場所が無い,と。そのため,民事部の修習生は,なんと刑事部のラウンドテーブルで修習してくれと言うのです。・・・おいおい,そりゃないよ,と民事部の修習生4人は心の中でツッコんだことでしょう。フロアーはおろか,部署まで別の場所って・・・(汗)。
しかし,弁護修習を経た高松修習生は,すっかりたくましく,というか,すっかりずうずうしくなってました(笑)。4人とも,指示されたラウンドテーブルをほとんど使うことなく,民事裁判官室の中に居座って,裁判官のデスクのはじっこを少し片づけていただき,その小さな空間でずっと記録を読んでいたのでした。・・・この20cm×50cmという超機能的省スペース型修習生専用マルチデスクで,高松修習生1班の熱い冬が始まります。
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Date: 2003/01/08 |
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