反捕鯨を訴える環境保護団体「グリーンピース」の活動家が調査捕鯨船の乗組員が自宅に送ったクジラの肉を持ち出していた問題で、青森県警と警視庁公安部は「グリーンピース」の活動家の男2人を20日、逮捕する方針です。
窃盗の疑いがもたれているのは「グリーンピース・ジャパン」の活動家の男2人です。青森県警と警視庁公安部の調べによりますと、活動家2人は今年4月、日本の調査捕鯨船「日新丸」の乗組員の男性が自宅宛に送ったクジラの肉を、青森市内にある運送会社の集配所から盗み出した疑いがもたれています。
活動家2人は調査捕鯨に反対する部門の責任者らで、記者会見で「肉は日新丸の乗組員が横領して持ち帰った物だ」などと主張。東京地検に横領事件として告発していました。
青森県警と警視庁公安部は、「グリーンピース・ジャパン」が組織的に計画し肉を盗み出したとみて、20日、2人を逮捕する方針です。(19日22:51)