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中学女性教諭 注意の生徒閉めたドアで指切断

 堺市立登美丘中学校(堺市東区、赤土寿典校長)で、遊んでいた男子生徒らを注意した保健体育科の女性教諭が、生徒の閉めたドアに指を挟まれ、切断する大けがをしていたことが19日、分かった。

 堺市教育委員会は「生徒にけがをさせようという意図はなかったが、校内で起きた大きな事故。生徒は事故を予測できたはずで、口頭で注意した」と話している。

 市教委によると、教諭は12日午後1時55分ごろ、校舎二階の非常階段の踊り場で遊んでいた男子生徒3人に、授業開始が迫っていたため教室に戻るよう注意した。

 生徒は抵抗し、教諭があきらめて非常階段のドアを開けて中に入ろうとした際、生徒の1人が「ばばあ、どっか行け」と言いながらドアを強く押して閉め、教師は右手の人さし指を挟まれた。すぐに救急車で病院に運ばれたが、指を切断しており、重傷という。

 偶然、事故を目撃したほかの生徒も精神的なショックを受けており、市教委はスクールカウンセラーを派遣して心のケアに当たっている。

[ 2008年06月19日 21:52 ]

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