民主党の小沢一郎代表は19日、宮崎市内で記者会見し、地元が要望する東九州自動車道について「すぐにでも造らなければならないぐらい必要な道路だ」と早期開通に理解を示した。宮崎県は党の選挙基盤が弱く、あえて「道路の必要性」を強調した発言を“リップサービス”とみる向きもある。
宮崎県は東国原英夫知事が先頭に立って道路特定財源の暫定税率廃止に反対した。「高速ができなくなる」との懸念も根強く、民主党の最大支持団体である連合の地方組織が暫定税率廃止に反対する“ねじれ現象”も生んだ。小沢氏は会見で「高速道路とガソリン税は関係ない。官僚が権益を守るために脅したのだ」と説明、理解を求めた。【渡辺創】
毎日新聞 2008年6月19日 21時53分