宇都宮放送局

2008年6月19日 16時43分更新

交安協職員830万円着服


栃木県交通安全協会の女性職員が、さくら市にある支所の運営費からあわせておよそ830万円を着服したとして懲戒解雇されました。

懲戒解雇されたのは栃木県さくら市の県交通安全協会さくら支所に勤務する29歳の女性職員です。県交通安全協会によりますと、この職員は、さくら市などのドライバーから会費として集めた昨年度の運営費のうち、繰越金と積立金、あわせておよそ830万円を着服していたということです。
この職員は、さくら警察署の窓口で運転免許の事務などを担当し、協会の運営費の帳簿や銀行口座なども1人で管理していましたが、今月4日から行われた協会の監査で不審な点が見つかり、事情を聞いたところ、着服を認めたということです。
県交通安全協会はこの職員を懲戒解雇にし、今後、事実関係をくわしく調べた上で、業務上横領の疑いで警察に告訴する方針です。
県交通安全協会は「このようなことになってしまい申し訳ない。
今後2度と起こらないよう職員の指導をしていきたい」と話しています。