輸血に伴う医療事故が06、07年の2年間で死亡1件を含め10件起きていたことが、医療事故情報を収集している財団法人「日本医療機能評価機構」の調査で分かった。
輸血事故10件の内訳は▽製剤取り違え4件▽患者取り違え2件▽手順の誤りなど4件。死亡は、感染しやすい状態にあった患者にブドウ球菌に汚染された血小板を投与したケース。障害が残る可能性がある事故も7件あった。同機構は「輸血の事故は、検査段階から結果判定まで、さまざまな局面で起きていた。医療機関に改めて注意喚起する」としている。
毎日新聞 2008年6月19日 東京朝刊