資生堂は18日、ブティック「ザ・ギンザ」の21店舗のうち18店舗を08年度中に閉店すると発表した。欧米のデザイナーズブランドの衣類やオリジナル商品を販売してきたが、主力の化粧品事業に集中するため撤退を決めた。残す3店舗も、扱う商品を化粧品だけにする。
閉店するのは、横浜、名古屋、大阪、京都、金沢、富山、広島などの18店舗。銀座の本店は、09年1月に閉めて近くに移転。同時に化粧品以外の扱いはやめる。いまも化粧品だけ販売している帝国ホテル(東京都)や成田空港(千葉県)の店も残す。
資生堂はザ・ギンザのブティック事業を75年に始めた。事業としては黒字だったが、欧米のデザイナーズブランドが自ら出店するようになり、差をつけづらくなっていた。