サウジアラビアのヌアイミ石油相は15日、西部ジッダを訪れた国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、7月から原油を1日あたり20万バレル増産する計画を明らかにした。サウジは5月にも30万バレルを増産しており、7月の生産量は日量970万バレルになる見込み。AP通信などが伝えた。
潘事務総長は地元メディアに対し、「(サウジは)現在の原油価格が異常な高値であることを認識しており、正常なレベルに戻す準備ができている」と語った。
ジッダでは22日に産油国と消費国が集まり、原油価格をめぐる国際会議が開かれる予定。